サビ猫くぅにゃん♪

思いがけず一緒に暮らすことになった野良ネコたちのお話

ユメの思い出写真③

2015-11-18 11:31:13 | ゆめ

ユメは、6歳近くになって、初めて赤ちゃんを産んだ。猫にしては、超高齢出産になるのかも?
・・・認識不足だったなぁ

昔は、犬にしても猫にしても、「一度、産ませてから、避妊」という考え方が普通だったのか、
ばあちゃんたちが、そう言っていたことを鵜呑みにしてしまっていた

ユメは、なかなか子どもができなくて、2005年の春、ようやくお腹が大きくなった。
私も、ユメにそっくりな子猫が産まれてくるのかも っと、期待しながら、
自分の部屋の押し入れに産室を用意。以前、野良ネコのマメが、出産をした場所だ。

4月14日、午前2時ごろ。ユメの様子が変わってきた。
そわそわしはじめて、小さい声で鳴いている。いよいよ、出産かと、起きて部屋の電気をつけた。
すると、ユメは布団の中にもぐりこんできた。あれ? まだかな? 
じゃあ、一緒に寝よう!! と、電気を消してしばらくすると、ひんやり・・・手に冷たい布の感触が。破水した?
再び、電気をつけてみると、ユメのために敷いておいたタオルが濡れていた。
それから、人間の出産さながら、声をかけて、お腹をさすり、出産を待ったけど、
2時間経っても3時間経っても産まれてこない・・・。
これは、尋常じゃないな、どうしよう・・・。難産だ。

まだ、明け方の5時過ぎ。かかりつけの病院は、もちろん開いていない。
でも、ユメが辛さを訴えるような鳴き方をする・・・。

6時を過ぎるのを待って、無理を承知で動物病院に電話する。留守番電話だ。緊急メッセージを残す。
折り返しの電話を待ちながら、服を着替えてユメを病院に連れて行く準備を始める。
その日は、よりによって、どうしても仕事が休めない日。もし、休んだら、
すごく大勢の人に迷惑がかかってしまう・・・休めない。仕事は8時30分から!! ユメも絶対に助ける!! 

・・・電話がこない。院長、お願いします!! 起きてください!! 時間外だけど、ユメを診てください!!
院長には、迷惑かけちゃうけど、どうしても苦しんでいるユメを助けてほしいんです!! お願いします!!・・・祈るしかない。

6時45分ごろ、玄関にユメを残して、仕事用の鞄と服を車に乗せておこうと外に出ると、
ユメが、今までに聞いたことがないような悲痛な声で鳴いた。「おいていかないで~」って。
多分、いつも仕事にいくときみたいに、置いていかれると思ったんだと思う。
私は、今でも、この時の不安げなユメの顔が忘れられない・・・。
「大丈夫、置いてかないよ!!」 と言いながら、そのまま抱きかかえ、車に乗せて病院に連れて行った。
まだ、電話がきてないけど もう、待てない。

7時5分ぐらいだったかなぁ ピンポン ピンポン ピ~ンポン

いきなり押しかけて、院長を起こしちゃった 本当に、ごめんなさい

すぐにレントゲンで診てもらうと、産道に2匹の子猫が一緒に下りてきて、詰まっていることがわかった。
これ以上、放置しておいたら、ユメの体力がもたない。すぐに帝王切開が必要だった。
院長は、9時30分の開院まえに、緊急手術をしてくれた・・・本当に、ありがたい!! 感謝感激!!
こんな言葉では、言い尽くせないけど!! 

仕事にも間に合った!! 院長の好意で、電話でユメの容態を教えてもらうことにして、預けてきた。
昼休みに、電話でユメの手術の成功を聞いた。よかった~ ありがとうございます
子猫は4匹で、オス3匹にメス1匹。オスの一匹は未熟児で、メスは産道でもう一匹の足が首にかかっていて、チアノーゼ状態だったとのこと。
でも、正直、この時は、ユメが助かれば、それでいいと思った・・・。
こんなに大変なら、もっと早くに避妊手術につれていけばよかったと後悔もした・・・。

夕方、仕事を早めに切り上げて迎えにいくと、ちょっと疲れた様子のユメと、
小さいダンボール箱に入れられた、かわいい子猫4匹がいた ユメ、頑張ったね~
ありゃ・・・ユメが一匹もいない。みんな父親似? ブチに黒2つに、トラ。 でも、いいか~ 可愛~い
 
未熟児だったトラは、残念なことに3日後に息をしなくなった・・・。
ユメが一番気にしていた子だった。他の子に比べて、極端に体重が少なかったから、
内臓が十分に育っていないかもしれないって言われてた子だ。
泣いた泣いた!! めちゃくちゃ、泣いた!! ああすればよかった、こうすればよかった、と、いろいろ考えた。
  トラちゃんの分も、他の子たちに生きてもらいたいと思えるようになるまでに、
少し時間がかかっってしまった。ユメも、そうだったのかな 
ユメは、お腹が痛いだろうに、一生懸命お乳をやって、子猫たちを育てた。立派だと思う。そして、優しいお母さんの顔になっていた。
帝王切開だと、自分の子どもにお乳をやらないこともあるって聞いたけど、全く心配なかった。

この時の、ユメのことから、多少、辛いことがあっても、頑張らねばっと思うようになった。
私自身も、この年の夏に腹腔鏡手術を受けたけど、ユメのおかげで、痛さや辛さに耐えることができた
ユメが頑張っているのに、これくらいのことで人間の私が頑張らないでどうするんだ ってね。
ユメは、これからも、ずっと私の心の支えになっているだろうな。

昨日の帝王切開の話を聞いて、ユメのことを思い出してしまい、また、長々と綴ってしまいました 
昨日は、ワンちゃんだったけど、みんな無事に産まれたそうで、私まで嬉しくなりました。よかったね

ユメの子、メメ、チョコ、クッキー 病気や怪我・・・結構、いろいろあったけど、今日も元気です




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4 コメント

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こんにちは☆ (Norico)
2015-11-18 12:25:09
ハラハラしながら読ませていただきました…!
ユメちゃん、無事に出産できて本当に良かったですね(涙)
本当にがんばりましたね!
当然ですが猫にも難産があるんですね…
しみじみと命のありがたさを感じました。
出勤前の迅速で最適なご判断と行動をされたくぅにゃん♪さん、本当に頼もしいです!
先生も起きて出てきてくださって、ちゃんと手術もしてくださって、本当に良かったですね

くぅにゃん♪さんも今年の夏に手術をされていたのですね…!
経過は大丈夫なのでしょうか…?

今日は拝読して、ユメちゃんとくぅにゃん♪さんとの強い絆を感じました
わぁ、ごめんなさい!! (くぅにゃん♪)
2015-11-18 18:30:17
こんにちは、Noricoさん! いつも読んでくださって、ありがとうございます
ブローチ作りは、順調でしょうか♪ 秘かに出来上がりを楽しみにしていたりします・・・

ユメは、ちょっと不思議な猫でした。
私が調子悪くなると、必ずと言ってよいほど、ユメも調子を崩したり・・・
人の話している言葉が、全部解ってるんじゃないかと思えるような行動をしたり・・・
甘え過ぎず、離れ過ぎず、いつも一緒にいてくれた親友のような家族だったなぁと思います。

Noricoさんのお家のとらくんと、ユメの子どもたちは同い年ですね♪ これも、我が家と似ているなぁと思ったことの一つでした。
私には、とらくんはNoricoさんが大好きで、懸命にNoricoさんのことを目で追って、気持ちを理解しようとしているように見えます。
命を助けられたことを、ちゃんと解っているんでしょうね。とらくん、みんな、よかったね 優しい人に出会えて

うちの子たちがお世話になっている獣医さんも、とても良心的で思いやりがあり、出会えたことに本当に感謝しています。
この院長に出会う前は、お世話になっておいて言うのも何ですが、何度かひどい目にあったことも・・・。また、機会があれば、書きたいです。

それから・・・ごめんなさい!! 分かりづらかったと思いますが、私が手術をしたのも、10年前のことです。
それなのに、心配してくださって、ありがとうございます。 猫たちのために、自分の体調管理もしっかりしないといけませんね 

つい、長々と書いてしまいました。すみません。
ユメのことになると、話が尽きないかも・・・
おはようございます☆ (Norico)
2015-11-19 10:59:13
くぅにゃん♪さんが手術をされたのは10年前のことなのですね!
文章をもう一度読み返せば、確かにそうですね、お恥ずかしいです~(^^;)

ユメちゃんとくぅにゃん♪はシンクロするくらいお互いを想い合っていたのですね

ユメちゃんの子供ととらが同い年とのことで、とらのお母さんはどんな猫だったのかなぁなんて気持ちになりました。
とらが私を目で追い続けてくるのは、私の気持ちを理解しようとしている…そういわれると、確かにそんな気がします
言葉が通じないから、私のことを知ろうととらは必死なのかもしれませんね
とらの愛情や信頼を裏切らないように、私もとら達のことを想い続けたいです

病院選びは本当に重要ですよね…
またぜひ機会があればお話しきかせてくださいね
今の獣医さんは、とても良いみたいで本当に良かったですね

ブローチ作りまで気にかけてくださって、ありがとうございます(*^^*)
もうすぐ仕上がりそうですので、またご報告いたしますね☆

ユメちゃんのお話、これからもいくらでもお聞きしたいです
ありがとうございます!! (くぅにゃん♪)
2015-11-20 21:45:50
嬉しいお言葉を、ありがとうございます♪
また、ユメたちの話を読んでやってください

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