menuet piano lessons   

名古屋/千種区・名東区のピアノ教室。
レッスン・ピアノ・音楽のことはもちろん、
日々感じたことを綴ります。

ペーター・レーゼル ピアノリサイタル

2015-12-19 10:11:53 | 楽器
連続ではありましたが、17日のペーター・レーゼル聴いて来ました。
宗次ホールです。
すごーく良かったです。
正直言うと、ツィメルマンより良かった・・・。

レーゼルはとにかく音がきれいです。
たぶん、リハーサルでホールが響きすぎるのを知り、調整したのだと思います。
それにしても、una cordaペダルをなんと自由自在に自然に操るんでしょう。
そして深い精神性と完璧なテクニック。
最初のハイドン、第1楽章の出だしは少し硬さがあったものの、その後どんどん気持ちが
乗ってきているのがよく分かりました。
やはり、ピアノリサイタルは大きなホールよりも宗次ホールくらいの規模が良いですね。
ツィメルマンがもし(あり得ないけど)宗次で弾いたなら、どんなふうに聴こえるのかな?

宗次は雰囲気がとてもアットホームなので、アンコールはきっとあるだろうなと思っていたら、
なんともセンスの良い2曲が演奏されました。
レーゼルさんの説明で、「今日は、ベートーベンもシューベルトも最後のソナタなので、
アンコールもモーツァルトの最後のソナタの終楽章を弾くよ」とおっしゃいました。
そして感激きわまる聴衆の拍手に答え、もう1曲はバッハの「主よ人の望みの喜びを」でした。

そして終了後はやはりミーハーのわたくし、休憩時間に購入しておいたCDを手にサイン会の列に並んだのです。
大曲を弾いたにもかかわらず、軽い足取りでレーゼルさんが登場しました。
ドイツ人なので、けっこう上背もあります。 
70歳のレーゼルさん、スタイルもよくお若いです。
演奏中のきびしい表情とは打って変わり、穏やかそうでチャーミングな方です。
そして、サインは私の番。
「サンキュウ!」とお礼を述べると、「ヤッ」とにこやかに答えてくださいました。
帰り道は、キリッと冷たい夜風が気持ちよかったです。
素敵な夜でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ツィメルマンを聴いて | トップ | menuet 通信 vol.26 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

楽器」カテゴリの最新記事