音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

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連載4《op.110》 ベートーヴェンの「subito p(スビト・ピアノ)」

2006年09月08日 | 《31番op.110》
ベートーヴェン《ピアノソナタ31番op.110》I楽章、
ここ4小節目は、

楽譜を見てみますと、
なんだか色々とややこしいことになっております。


何がややこしいのかを具体的に掻い摘んでみますと、
●前の3小節目にてクレッシェンドした音は、
ここ4小節目冒頭にて急激に「p」に戻ります。

これは、
ベートーヴェンの大きな特徴のひとつです。

せっかく盛り上がったクレッシェンドが、突如「p」に戻る、
「subito p」と解釈できるこの手法は、
ベートーヴェンのあらゆる楽曲に見つけることができる
大きな特徴のひとつです。(これもベートーヴェンを楽しむ
「ポイント」のひとつ!?かもしれません)


湧き上がる想いがひとつ頂点に達すると共に・・・・・!!!!
・・・はぁ~~~・・・・とため息が出るような感覚でしょうか。


あっっっっついお風呂に漬かって、最初はその熱さに我慢しながら、
ついに肩までお湯に漬かると
・・・・っっっぁああ~~~。
って声に出てしまうような!?
(・・・ちょっと違うか・・・)


山や海に行って、都会では味わえない大自然の美味しい空気を
胸いっぱいに吸い込んで・・・・・!!!!!
・・・はぁ~~~・・・・と吐き出すような!?
(こちらの方がまだましか・・・)


率直に
「湧き上がる想い」として置くのが一番いいのかもしれません。
(下手な例ばかり挙げてごめんなさい)
つづく


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