ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

台南の安平路を歩く

2017-01-14 11:46:36 | 台湾

台南の安平路は台湾に初めて町ができたところ。

17世紀のころオランダが台湾を植民地にして、安平路にお城を築きました。その後、鄭成功がオランダを追い出して台湾に華人の国を作った。

鄭成功は長崎の平戸の生まれ、母が日本人で今で言うハーフです。幼いころに福建省に渡り父の手助けをした。商船隊のまとめ役だけど海賊みたいなこともしたのかも。

だから、台湾の成り立ちにハーフだけど日本人のかかわりが若干あった。

台南の地図です

台南駅は右端で安平路街は左端にあります。

正月明け1月6日だったが気温は28℃で、日差しが強く湿気があるので体感では30℃だった。

夏はさぞかし暑くなるでしょう。

 

私は暑いのも寒いのも大好きだが、台南では日差しを避けて日陰を歩いていた。

首から下げているのは、ニコンD5300で小さくて私には充分な写りです。

旅には軽快に撮れる方がいい。

 バスで安平路のドンつきだろう所で適当に下車した。

朝早かったので観光客はいなかった。

地図を頼りに歩く。

スマホが便利なのは、こんな時です。

ルーターを空港で借りたので、スマホで地図検索しながら歩けます。シムフリーだったら、それでもいいけど、ルーターを借りたらPCも使えます。

今や、スマホは観光客には無くてはならないものになりました。

オランダ統治時代の建造物もちらほら残っています。

大航海時代の植民地遺跡ですね。

南国の樹木に侵略された建物で、戦前は日本の製塩会社が使っていた。

70年の歳月で樹木にボロボロにされている。

植物は強いですねー。

動物や昆虫だって植物の寿命にはかなわない。

数千年の樹齢の木はざらにありますから、人間に見つからなければ万年も生き延びるのかもしれない。

有史どころの話じゃない!

実にかっこいい!

もくもく(木々)と自分の領域を広げていっている。

木は黙して語らずってやつだなーーー。

オランダの統治下の建造物を使って、書の展示をしていました。

台湾は漢民族に占拠されたのは17世紀の前ぐらいからで、それ以前は文字のない有史前と言った感じだったらしい。

その後オランダ、鄭一族、清、日本、国民党(中華民国)と変遷してきた。

暑いので休み休み歩きます。

安平路の商店街に行って、また一休み。

キレイでしょー。

お餅に粒あん、お餅にキナコとゴマ、煎り大豆です。

値段は忘れたが、300円以下と安いものです。

日本の京都で食べたら、、、1000円はしそうです。

台湾の人は大豆を良く食べます。

豆乳にしたり豆腐餅にしたり、キナコ自体大豆でしょー。

黒落花生は美味しいけど、これだって香ばしくてうまい。

粒あんは日本と一緒です。

茂記黒豆花店で食べました。

若い兄ちゃんだったが、盛り付けが非常にきれいだった。

人は見かけによらないのね~~~。

お店としては安平豆花店がずっと有名ですが、私はこちらの黒豆花をお勧めしますだー。

あっちのお店では皆さん氷菓を食べていた。

南の国は暑いから、腹いっぱい食べるんじゃなく、こまめに少量食べるようです。

その方が体が熱くならない。

台南名物の台南湯麵も実に少量ですからー。

南台湾となー。

ココがオランダ人が建築した完全西洋風な要塞です。

17世紀に台湾を支配していました。

赤れんがで作られていて、おそらく外装は白い漆喰でも塗られていたんじゃないかな。

大きなお城です。

でもジンギスカンに責められたらあっという間に攻め落とされそうです。

中国の明朝、次は清朝ですが北方民族でツングース族とか言われています。

きっとジンギスカンの末裔だったのでは。

大筒です。

この時間が一番暑かった。

城見物した後、街を歩いていて思わず涼しげな喫茶店に逃げ込みました。

1月にこれだったら、夏はどうなっちゃうのかー。

古城と安平天后宮は接していました。

安平路は出島のように小さな町です。

白人観光客はお城とこの宮にしか来ません。

たぶん、自分たちにゆかりのある西洋式のお城と、中国風の派手な宮にしか興味がないのだろう。

私たち日本人が、日本にゆかりのある遺産遺跡を見たがるのと一緒です。

中国のお寺はギラギラです。

ここにだけ白人観光客はいました。

「樹木の館」や「書の館」には来ません。

安平路には墓があって、沖縄の亀甲に似ています。

沖縄の墓は家族墓だけど、こちらの墓は個人墓だという。

お墓の上に、丸い故人の写真が張り付けてあるのがあった。

だけど、個人墓だったら、世の中墓だらけになっちゃうじゃない!

墓は土地をつぶすから迷惑な風習だと私は思うのだが。

墓などいらないから、骨は海に撒くか樹木葬のように土に返すのがいい。

私は親兄弟がいなくなったら、菩提寺から先祖の遺骨を盗りだし、永久供養墓のように合葬してしまおうと計画している。

これ、ないしょですよー。

この大筒はお城じゃなく、昔の海岸の岸壁にあったもの。

街中散策です。

影を選んで歩いていました。 

木々に勢いがあって、いかにも南方の感じです。 

台湾全体が古い建造物をいかしてリノベーション中です。

古いものがなくなってしまった日本はもったいないことをしたなーと思います。

古いと言っても300年も前のじゃなくても、50年前でも100年前のでも残してリノベーションがかっこいいのです。

新しい新築建築だけがいいなんて、何とも情けないど田舎センスです。

リノベーションやリフォームは新築より制約があるので難しいのだ。

だからこそいいんじゃないかーーー。

台南の安平路の路地裏です。

生活の匂いがしています。

おっとこれは、、、日本家屋じゃないですか。

キレイに手入れしています。

この小さな家屋に昭和天皇の皇太子時代にお泊りになったと書いてありました。

皇族がこんな小さい家に泊まったの―ーー!

白人はここには絶対に来ません。

やはり、自分たちの民族とかかわりのある史跡に行くんですね。

私だって、日本統治時代の遺跡を見つけると嬉しくなります。

台湾の樹木は天を突くような大木になります。

しかも気根がだらだら下がって、それが地面に着くと木になっちゃうのだから。

お城の前が門前町のように屋台がズラーと並んでいた。

面白い三輪車を見つけたので写真を撮った。

どこが面白いかと言うと、おそらく50年ほど前のカワサキの125cc前部をいかして造ったもの。

エンジンを横向きに乗せ換えてシャフトを付けて後輪駆動している。

台湾の街ではカワサキの、このカワサキ125b1をちらほら見かけました。

私が高校生の時にあこがれていたバイクなんですよー。

2サイクルエンジンなのでモクモクと排気ガスを出すんだろうー。

カワサキのb1は実用車だったけど、これを改造したモトクロッサーの赤タンクは日本のモータースポーツの黎明期に活躍しました。

チャンバーの理論が確立していない頃だったので、野口チャンバーのヤマハがナゼ速いのかわからなかった。その時期に米国のレースで活躍したのがポップ・吉村です。ポップ吉村さんも懐かしいなー。鈴鹿サーキットでよく見かけたものです。

懐かしものに出会った!

安平老街は台湾初の街です。

安平路自体が台湾の発祥地で、その初めての街が安平老街です。

狭い路地に怪しげなものを売っている。

海老、牡蠣、海産物の宝庫でもあります。

路地裏もリノベーションし始めています。

スクーターが多いでしょ。

案内もおしゃれ。

吉祥(きっしょう)は仏教の吉祥天に由来するのかな?

吉祥天は菩薩だから美人だけど、、、これは刀をくわえたゾンビじゃないか。

吉祥寺は吉祥に関係あるのかな?

古いまちが観光地になっています。

 

台南は台湾文化発祥の地なので17世紀の見所が点在しています。

暖かくて物価が安いし南国の果物はあるし暮らしやすそうですよ、台南は! 

台南の中心街を歩く

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/222b45f68f7d9d14df2761894b69ec37

台湾新幹線で台南に行く

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ce98ba4d368c8919b895656daa0ce693

台湾入国ホテルに着く

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/85c456bba403c1125aac628d7d316387

台南の旧市街の安平路

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/824afefed9d6deb4cb4c6c517720293a

台北の初ランステ森林跑站を発見

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/6f5bf2fd87ae5eea6e36688eb2234611

迪化街で黒落花生をゲット

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0b665ca44b479990adb948f06f31ad43

前年、平渓線の旅

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/035614ba761bf9fc5ac8f58b6d22e38f

前年、台湾旅行記5、九份から瑞芳の美食街へ

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/1e86112e4b2e2b6b4fed56cb450b6d6d

前年、台湾旅行記4、故宮博物館から台鉄で九份へ

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/eb9458ad6d0fef0a907e5b3c41b68d45

前年、台湾旅行記3、黒落花生

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/77cab75c159796d1b6593681f7b98642

前年、台湾旅行記2、象山トレッキング&臨江街観光夜市

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/f5e9ff944588121bc91b58b833aa8442

前年、台湾旅行記1、出国から鼎泰豊の小籠包、神旺ホテル

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24d0f38a6ce8f2c25eb92c12681773c

*台湾の嘉儀から阿里山へ、そして台中へ

2018年 ⑰台中文学館、日本統治時代の建物を保存

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/39121cac7b4ad3dd39d9d76571763aec

2018年 ⑯台中・無為草堂(茶屋)後半

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c8b1fe86e8a71d4347b0a20ec47f6393

2018年 ⑯台中・無為草堂(茶屋)前半

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/bce7c918248c288acdc8f1636c449c8d

2018年 ⑮台中・宮原眼科、お洒落なスイーツやさん

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/01a991ec6304bbe576045011187398e5

2018年 ⑭台湾の鉄道のあれこれに乗る

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/32dd8d81d51cec516b816bccaba9d346

2018年 ⑬台中・藍天飯店(ブルースカイホテル)リノベーションは宮原眼科と同じ

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2236a400281321104c912b7524990b

2018年 ⑫台湾のインスタントラーメン

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/c0f4b20cebb0156081d63c53453529ac

2018年 ⑪台中・国家歌劇院 モダーンなインテリアは必見

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/79b098cd33079bcba05a27972598d350 

2018年 ⑩台鉄弁当の八角弁当を食べた

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a0d97d1ccb06372509efcee5339a78a8 

2018年 ⑨嘉義・皇爵大飯店、台湾のホテルは安くてキレイ 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/00adcf1f3996718244253e94a9fb9c7e

2018年 ⑧嘉義・しゃれたカフェ、老院子1951

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/206356f0e06d5b68efb76c3929e238a9 

2018年 ⑦阿里山から嘉義へバスで下りる。車窓が雄大だった。 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/4056856bc0a39776b2a246d71374621b 

2018年 ⑥阿里山の神木の森を散策、スピリチェアルを感じました 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9dd6e6577becc25269bcf3e81b3e2105 

2018年 ⑤阿里山森林鉄道に乗り祝山へ向かう 、大雨のなか出発

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/493259cf567fd8b5d71043958fb6dcfd 

2018年 ④奮起湖の阿里山森林鉄道、阿里山へバスで行く  

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b476fa15c132c89bc441df33946cb51c 

2018年 ③嘉義から阿里山森林鉄道にのる、奮起湖まで 弥次喜多道中

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/6207696744ab454f2378baca5430e3c4 

2018年 ②彰化・扇形車庫を見に行く 蒸気機関車時代の車両回転台です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/e16d0160442d86fb1dfa095f72c8158f 

2018年 ①嘉義へ黒落花生を買い出しに  台湾では黒金剛と呼びます

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ef25be279d48a635f9c2a23fd841e1dc

2018年 ⓪台湾人は敬老精神 博愛席に強制的に座らさられた

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/318c87962bd42f1ba3f81f9b4192cbda


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 台湾新幹線に乗って台南にいく | トップ | 台湾、台南の中心部を歩く »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

台湾」カテゴリの最新記事