"魔法のカメラ"

知れば知るほどカメラは魔法のように面白く、すごい力を秘めています。

晴れた日には"写ルンです"を持って

2017年04月26日 | 写ルンです

今月14日、NHK名古屋放送局制作の"ほっとイブニング"で、私が紹介した大学生のグループを含めた、”写ルンです"のトピックスが放送されました。

録画していたので、すべてを見るのが遅くなってしまったのですが、楽しいだけではなく、メーカーへの取材も含め、社会現象としての捉え方もあり、とてもよくまとまった内容でした。

ディレクターの方からは「写ルンですを通して現代が見えてきて楽しい取材でした」というコメントもいただきました。

このブログの記事からの問い合わせということもあり、私もメディアに関われたことをうれしく思いました。

"写ルンです”には、ISO1600のフィルムを入れた1600Hi Speedという製品があり、私はこれを使っています。

フィルムの楽しさは、番組で学生の皆さんも言っていましたが「写した時にはどんな風に写っているかわからない」という魅力ですが、

おすすめは、晴れた日に空を入れて撮る、ということでしょうか。

フィルム写真とは不思議なもので、そのまま写真屋さんで現像してもらうと、ごく普通の写真です。

"写ルンです"でも、同じFUJIFILMの"ナチュラクラシカ"でも似たような結果です。

ですから、プリントにする場合でもCDに焼いてもらう場合でも「少し明るめに」と指定をすると、期待していたような写真に近くなります。

前回の投稿の電車の写真の空と比べると、空の描写の違いがわかっていただけると思います。

空気の色のようなものが写っている、と感じるのです。

フィルムカメラはハードルが高いと思う方は多いと思いますが、"写ルンです"ならバッグに放り込んでも負担にはなりません。

写真は近くの公園(フラワーパーク江南)で撮影したものです。

基本的に広角レンズで、最短撮影距離が80センチということで、背景がボケることはありませんから、ポートレートには向きません。

そういうカメラの特性(ワイド描写)を生かして、気長に27回のシャッターチャンスを見つけて使い切るのもいいですね。

 

 

 

 

 

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空の色〜azzurro

2017年04月20日 | 旅の風景

私が、photoshopのような編集ソフトを使う一番の目的は、空の青をどう表現するか、に腐心するためと言っても言い過ぎではありません。

イタリア語で、青は"verde"だそうですが、空の青には別の言葉があり"azzurro"というそうです。

それくらい、空の色は特別で、映像全体のイメージを変えてしまいます。

カメラに慣れてくると、最初の頃面白くて色々試していたアートフィルターをあまり使わなくなりますが、

宍道湖の日没で、自分のイメージする”azzurro”がどうしても出せなくて、苦し紛れにアートフィルターのブラケット(一度のシャッターですべてのアートフィルターで撮り分ける機能)を使ってみたところ、これ(”デイドリーム”)が思っていた”azzurro”に一番近いと思いました。

OLYMPUSのアートフィルターは12種類あります。ブラケットモードで撮影すると、12種類のアートフィルターで同じシーンを撮り分けます。

RAWで撮影すると容量が突然重くなるので、その場でいらない画像は消去する必要がありますが。

松江市、宍道湖の夕暮れ

OLYMPUS OM-D E-M10 ZUIKO25mm(35mm換算で50mm) F1.8

こちらはPhotoshopのRAW現像で、「青」の色相をほんのわずかだけ変えています。

松江しんじ湖温泉駅発の一畑電車(映画「RAILWAYS」の舞台となった)沿線は、北に田畑が、南に宍道湖が広がるのどかな風景が続きます。

昼間はほぼ1時間に1本のダイヤなので、電車の時刻表をしっかり確かめて途中下車。

終点は出雲大社駅です。

 

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桜のある風景

2017年04月16日 | 

今日は各地で夏日とも言える暑さだったようですが、一雨ごとに春が来る、という言葉は真実だと実感します。

昨日の近江八幡。

午前の雨とともにたくさんの花びらが散っていきましたが、午後からは思いがけず青空が広がりました。

 

今日も魔法のカメラに来てくださってありがとうございます。

日本人でいることを誰もが良かったと思うのが、桜のある風景の中にいることでしょうか。

 

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光と空間

2017年04月16日 | 受講生の方たちの作品

よく「これは普通の写真です」という言葉を聞きます。

謙遜で言われているのかなとは思いますが、どうも本当にそう思われているらしい。

では、「普通の写真」と「そうではない写真」の違いとは何だろうと考えてみました。

特別な場所、例えば絶景と言われるようなところで撮影した写真なら普通の写真にならないのでしょうか

 

いえ、そんなことではないようです。

普通の場所で撮った写真でも特別に見える。

その一つは「光」または「影」が感じられること。

もう一つは「空間」があること。

他にもいくつか理由はありますが、この二つがまず挙げられるでしょう。

写真のセンスというものがもしあるとすれば、この二つを自在に操れる力があるということかもしれません。

受講生のMikikoさんが1年の受講を通して、身に付けつつあるのが「光」です。

 

いつも前向きに写真に取り組んでいらっしゃる。

声掛けもとても自然で、人物写真にも積極的です。

空間を作るには、写真の中に余分なものを詰め込みすぎないこと。

まずはマクロ撮影からですが、そのあと、標準、広角と世界を広げていくと、写真がさらに楽しくなると思います。

 

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"写ルンです"とインスタグラム

2017年04月13日 | お知らせ

明日4/14(金)午後6時10分頃より、東海三県の夕方の報道番組「ほっとイブニング」今どきの「写ルンです」の楽しみ方の紹介があります。

取材を受けた大学生グループの中の一人"87rina_"さんことリナさんは、インスタグラムで私をフォローしてくださっている方。

 
先月、NHK報道部のディレクターから「"写ルンです"を上手に使っている若い人たちを取材したいのですが、と問い合わせがあった時、真っ先に思い浮かんだのが、リナさん。

カメラ歴がまだ浅いのに、人を撮るのが上手、光の使い方が上手、人柄も良い感じ。フィルムカメラも好き。お会いしたことがないのに好感を抱いていました。

DMで「リナさん、もしかして"写ルンです"使ってない?」
「使ってます!グループもあります」

ご紹介からトントン拍子で、先週収録も無事終了しました。

放送は東海三県のみなのが残念ですが、もし「写ルンです」に興味のある方はぜひオンエアをご覧ください。

”写ルンです”はレトロなイメージが若い人に人気ですが、その縁をつないだのがインスタグラムだったというのが、いかにも今風ですね。
 
 
写真は投稿とは無関係です。
 
SONYα7ii 50mmm F1.4 
上野公園
 
今日も魔法のカメラに来てくださってありがとうございます。
 
写真に人と人をつなぐ力があるとしたら、とてもうれしいです。
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桜のある風景

2017年04月09日 | 岐阜の風景

へそ曲がりなのでしょうか。

真っ向勝負の桜じゃなくて、スパイスのような存在の桜を見つけたいと思っているのですが、ここは別格でした。

日曜日なのに誰もいないのは、ここがサイクリングロードなので、車が入ってこれないからです。

しかもちょうどコースの真ん中あたりでした。

それまでは時折、自転車に乗った人やウォーキングの人たちに出会って挨拶を交わしたくらい。

でも、サイクリングロードの入り口では何台も自転車を止めて、女の子たちがスマホを片手に賑やか。

Chineseかと思ったらベトナムの女の子たちでした。近くの町で働いているそうです。

カメラ女子にもたまに出会いました。

それでも、いわゆる桜の名所の賑やかさとは縁遠く、本当にほっとしながら自転車を漕いでいました。

写真を撮るよりも、心のフィルムに焼き付ける、という言葉があります。

そんな例えにぴったりの場所。

今日も魔法のカメラに来てくださってありがとうございます。

今年も桜に翻弄されています。

岐阜県山県市

SONYα7ii F1.4 50mm

 

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写真家 星野道夫の「旅をする木」

2017年04月05日 | 50mm
写真家「星野道夫」が亡くなって20年。

これまで私には「クマに襲われて亡くなった悲劇の動物写真家」というイメージしかありませんでした。

ところが、つい最近、彼が残した「旅をする木」というエッセイを読んで初めて、彼が、写真家という枠を超えて、素晴らしい詩人でもあったことを知りました。

今になって、それを知ったことを悔やむ思いと、たまたま立ち寄った書店が平積みしてくれていたことに感謝する思いと。

星野道夫は、人を強く突き動かすものはお金でも欲望でもなく、とてつもない想像力と好奇心であることを教えてくれます。
私もずっとそうだと思っていたことを確信させてくれました。

一つ一つのエピソードの全てが心に残るものばかりですが、中でも、彼がマッキンレー山のベースキャンプからルース氷河へスキーで下った時、雪原の中を山の方から氷河の彼方へと一筋に続くオオカミの足跡を発見した時のこと。

「なぜこんな氷河地帯にオオカミの足跡があるのかどうしてもわからなかった。あの4000メートル〜6000メートルもあるマッキンレーの稜線を越えて旅をしてきたのか。」

「ぼくは日々の町の暮らしの中で、ふとルース氷河のことを思い出すたび、あの一本のオオカミの足跡の記憶が蘇ってくるのです。あの岩と氷の無機質な世界を、一頭のオオカミが旅をしていた夜がたしかにあった。そのことをじっと考えていると、なぜかそこがとても神聖な場所に思えてならないのです。」

彼はその夜のオオカミに自分自身を静かに重ねてみたのです。

つまり私たちがここでこうしている時にも、どこかの国で、どこか遠い空の下で、人が、生き物が、花が、大地が、海が、それぞれの時間を営んでいる。

遠く耳を澄ませてその気配を感じること。
 
星野道夫の好奇心と行動力にはとても追いつけませんが、私を旅に誘う形のないものの正体は間違いなくそれに近いもの。


「旅をする木」は文春文庫に入っています。まだ読んでいない方、ぜひ旅をする時に持っていくことをお勧めします。
 
明るい空の下、桜咲く公園のベンチに坐って「旅する木」を読み終えた時、もっと彼のことを知りたいと強く思いました。

生きている彼に会いたかった。


 何年ぶりかでガーンと心を心地よくブローされたような気持ちでいます。
 
新たな気持ちでまた前に進む力をもらった感じ。
 
SONYα7ii F1.4 50mm
 
今日も魔法のカメラを読んでくださって感謝しています。
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楽しくなければ続かない

2017年04月01日 | 50mm

せっかくの旅なのに、カメラのファインダーを覗くだけで終わってしまい、何をしに行ったのかわからない。

旅を楽しむのがメインか、写真がメインなのか。

「旅」というところを「桜」に置き換えてもいいです。

そういう声を聞くことがあります。

もし写真を撮ることがストレスになって、目的がわからなくなってしまったら・・・

私もそう思った時がありました。

その時は思うように写真が撮れない頃でした。

そう思ったら、カメラを置いて出かけても良いと思います。

楽しくないことは続きませんから。

そして、やめることは簡単です。

だから迷った時は

「長く続けていくためにはどうしよう」

そう考えることがベストだと思います。

長く続けるには、少し休もうか、

それもあり。

たぶん欲が出てしまうと楽しさが引っ込んでしまうのでしょう。

その時に何か一つ楽しいことがあれば、きっと好きなことなら続けていけると思います。

EOS5DMarkiii EF50mm F1.4

江南市 木曽川堤

今日も魔法のカメラに来てくださってありがとうございます。

今日は5年前のカナダの写真を見ていました。

旅は楽しめていましたが、型にはまった見方が多かったと反省。

スタイルは自ら作る、というよりも結局は後から付いてくるもの。

いつも革新的に考えていた方が写真は楽しいと思います。

 

 

 

 

 

 

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カラー写真

2017年03月27日 | 50mm

50mmの試し撮り。

最近はイエローとブルーを見つけるのが楽しい。

ハクモクレンのピントを外してみると雪のよう。

 

大根を出荷する作業をしていたお家の軒先。

大根のステージにしてはシュールでした。

今日も魔法のカメラに来てくださってありがとうございます。

「何を見つける」か決めて撮るのもスナップの面白さ。

SONY α7ii  使用レンズはまだ秘密です。

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コロンブスのレンズとカメラ

2017年03月23日 | 50mm

初めて本格的なミラーレスカメラを買いました。

SONYα7llです。

ミラーレスですが重いです。開放値の明るいレンズをつけると一眼レフとほぼ重さが変わらなくて、ただ嵩張らないだけという気がします。

このカメラ(フルサイズ)でも50mmを中心に撮っていこうと思います。

何が何でも50mmを勧めるとかということではなく、その人それぞれに好きな画角というものがあると思うし、でもやっぱり単焦点の明るいレンズというのはそれだけで魅力的だと思うわけです。

新しいカメラを買う時、私が一番気にするのはカメラのデザインです。

長く使うものだから。

デジタルカメラの中には好きなデザインのカメラがないので、これまでなかなか新しく買う気が起こらなかった(手軽に撮れるということでオリンパスペンライトなどは良いカメラだと思います)のですが、50mmという画角にこだわると、良いレンズを使いたくなりまして・・・

カメラが先かレンズが先か・・・

悩みますよね。

今日の夜、マウントアダプターが到着したばかりなので、新しいカメラの写真はまた今度に。

今日も魔法のカメラに来てくださってありがとうございます。

今撮ってみたいものは、ドアだけ、とか、椅子だけ、とか、ブルーだけ、とか同じもの。

同じものを撮り集めて、そこから見えてくるものを楽しみたいと考えています。

最近かなり写真が保守的になっていると感じるので、新しいカメラでもっと思い切って殻を破ってみたい。

もちろん一眼レフも使っていきます。

EOS5DMarklll EF50mm F1.4

中央区月島にて

 

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