駅の高架を上がってショッピングビルに入る。
晩御飯はやっぱり、「8番らーめん」「餃子」
少し日本でタイ料理に慣れておくべきであった。
屋台飯がどうしても食べられない。
そして、ミスタードーナツもどきでドーナツ。
ホテル前の路地に入った。
おや?今日は王冠ハサミ将棋をやっていない。
親父二人は上機嫌だ。
「なんだ!今日はやっていないのか?」
「ハーイ、日本人。今日は飲んだ」
「飲んだら中止か?」
今日はなんか陽気だ。
ママさんも陽気だ。
儲かったのか?
お札を扇にして僕を扇いでくれた。
翌朝は10時のカトマンズ行き
8時ごろホテルを出た。
いつもいかつい顔で店番している親父と目があった。
「今日帰る」
「そうか、また来い。そしてうちでなんか買え」とは言わないが。
「気を付けて」と云っていた。
徒歩で7分ほどで空港直行の電車が出る駅に行ける。
好立地のヴィクトリーモニュメントのホテル。
駅のホームからビル越しに黄色い15階建てのホテルが見えた。
一人で来るときの定宿になる。
いつも同じホテルに泊まるとその町内(路地)の住人になった雰囲気になる。
(会社の契約ホテルが勝鬨にある。20年もそこを利用すると、喫茶店でも、ラーメン屋でも
蕎麦屋でも知り合いだ。でも20年も経つと道路拡張や地上げでみんな居なくなってしまった。)
(喫茶愛のオムレツ、味噌の女王ラーメン、焼き鳥とそばどこへ行っちゃた?)
ようやくカトマンズへ。