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地震・噴火・気象災害への対応 文学・文化論攷、副題( 森鴎外と福沢諭吉、三田文学における その後 ・・・ )

[読書]上原兼善著「近世琉球貿易史の研究」対薩摩、対中国の全体像

2017年05月06日 | 歴史書
[読書]上原兼善著「近世琉球貿易史の研究」対薩摩、対中国の全体像

 本書はこれまで積み上げられてきた近世琉球をめぐる琉日、琉中関係研究の成果や新出史料(中国清代の档案(とうあん)・尚家文書)を活用し、中琉日関係の中で展開した琉球貿易の全体像に迫った労作である。(序章・終章を除き)全13章からなるが、その内の10章は新たに書き下ろされたもので、既発表の3章も大幅に修筆されており、ほぼ新稿と言ってよい。昨年11月に第59回日経・経済図書文化賞を受賞している。

本書の論点は多岐にわたるが、特に旧著(『鎖国と藩貿易』八重岳書房、1981年)で迫った琉球貿易と薩摩藩の関係を再考し、19世紀以降に薩摩藩が行った琉球産のウコン・砂糖、輸入唐物(薬種など多岐)への売買統制、幕府と交渉し長崎での販売拡大や権益追求がなされた点を論じている。

 詳細は省くが、薩摩藩が琉球を管轄、または日本市場への商品を専売する立場を利用し、自藩に有利な条件を幕府から引き出し、藩利追求に突き進んだ姿が描かれている。対する琉球も対中交易・外交の最前線を担う立場を逆手にとって、薩摩藩へのさまざまな抵抗や主張を試みていたことが取り上げられ、琉薩間の重厚な交渉過程を浮かび上がらせることに成功している。

 評者が本書で得た最大の収穫は、琉薩関係の研究者として名高い著者が琉中関係研究の成果と史料を組み込み、まさしく近世琉球貿易の全体像とそこに横たわる構造的な問題を明らかにした点にあると考える。あえて言えば近年の研究の深化は琉中、琉日の各関係内に収斂(しゅうれん)する研究のタコツボ化を招き、中琉日間の往還の中で生起した琉球貿易・経済の全体像に迫る作業や視点は低調であった。その意味で著者の意欲的な挑戦と本書が切り拓(ひら)いた地平の広さに心の底から敬意を表したい。

 その上で本書が示す薩摩側の強圧的な琉球貿易への介入と統制の展開が薩摩に従属せざるを得ない琉球を招来していたとする議論と評価(「内国植民地」の感があるとも記す)を重く受け止めたい。本書は近世琉球の世界を捉える多くの示唆に富む議論と地平を我々に提供してくれている。(山田浩世・沖縄国際大学非常勤講師) ・・・ 平成29年4月1日(土)、沖縄タイムス  10:00 配信より

私のコメント : 上原兼善著「近世琉球貿易史の研究」対薩摩、対中国の全体像 における 著書紹介が、 平成29年4月1日(土)、沖縄タイムス には、紹介されている。

平成28年12月22日(木)、山口県庁 山口県観光スポーツ文化部 県史編さん室 大村勇主幹と私との対応があり、山口県 萩市 総務企画部 総務課 秘書室 三好亮二秘書係長より、萩市役所にて、萩市の立場について、その説明と解釈を私は、聞いた。島根県 津和野町へ私は、行き、島根県 津和野町 商工観光課 職員と私は、津和野における観光に関する面談もし、その後、津和野町 教育委員会 文化財係 主任主事と今まで、山口県 萩市 ・ 島根県 津和野町 間に亘る経緯に関する文化財保護に関する課題 等も説明を申し上げ、津和野町 教育委員会 文化財係 主任主事からの助言を得た。

平成28年12月21日(水)、山口県知事 村岡嗣政殿よりの 平28県史編さん第84号 平成28年12月20日付を貴殿より、私は、拝受したが、「その調査記録 等については、条例第11条第2号該当するといわれる」内容について、「その法的な具体的な根拠と証拠を私に、呈示し、説明せよ」と 私は、山口県庁 山口県観光スポーツ文化部 県史編さん室 大村勇主幹へ申し述べた。


「  大君の ためにはなにか 惜しからむ 薩摩の瀬戸に 身は沈むとも  」 月照


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