Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

活き活き横たわる五月鰈

2008-05-25 | 生活
前日のVDPプファルツの支部長のお話に続き、VDP会長の案内でワイン地所を散策する。午後三時に醸造所を三十人ぐらいで出発して、カペレンベルク・マンデルガルテン・ビエンガルテンを通ってイーディックへと一時間以上かけて到達。そこの茶室跡でピクニックとして、四種類の軽食に古いグランクリュワインなど七種類のワインを会長の酌と進行で試飲する。

食事と参加料金ならびに醸造所へ帰還後の購入などで批判も聞かれたが、その案内内容とワインでは賞賛するしかない。その内容については多岐に渡るので改めて書き記さなければいけないが、会長自らの意志と意欲が大変伝わったことだけでも明記しておかなければいけない。

その前に個人的に日本でのドイツワイン体験報告をした際、日本人が求めるようなお役所依存型の甘えた市民社会の封建体質と諸外国の政府機関の取り組みとドイツ連邦共和国におけるそれの比較において、「本当は自ら団体自身が十分にやらなければいけない課題なのだが」とする考えを聞き出せたのは大変有意義であり我が意を得たりの心境である。具体的には、なかなか難しい問題が横たわっていることは周知であるが、ドイツワインを代表する立場として自由主義社会の団体としての覇気を示してもらいたいものである。

その後、五月の鰈を食して、五月の試飲も日曜日の最終日を残すのみとなった。一向に腸の調子は悪く、帰宅後トイレに駆け込むのは変わらない。シャワーを浴びて出てくると電話が鳴った。東北から友人がワルシャワでの学会を訪れた帰りにフランクフルトに寄ったので、「先日、神戸から東北への電話のお返し」と電話をしてくれた。

「一体何処に墓を作るのだ」といつもの調子で縁起でもないことを言うので、

「墓などは残された家族のもので、自分のものではないから」と少し近況を話しておいた。

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2 コメント

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お大事に (緑家)
2008-05-29 01:21:02
いいですねー、ピクニックと会長の酌での試飲ですか。
これは今年だからの特別なイベントなのですか?来年もないのでしょうか?是非参加したいです。
それにしてもお腹の具合はいかがですか?完全に飲み過ぎですね(笑)。お大事にー。
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来年以降も可能性はあります (pfaelzerwein)
2008-05-29 01:34:34
今年の評判が良かったので来年以降も可能性はあります。ただ、料金の25ユーロ相当の食事が出ていなかったので、不満の声が聞こえます。まさか弁護士料金を採った訳ではないと思うのですが。

あそこのレストランの評判は悪いです。それでもまだ潰れそうにはないですからね。何故でしょう?

お腹はインフルエンザのようです。基本的には治りましたが、結構厳しかったです。
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