Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

とても単純なことを思う

2011-12-28 | 雑感
パンを取りに行って、谷沿いの道を走った。往路7分、復路8分で、15分掛かった。いつものようにウォーミングアップ無しといっても2.5KMほどの距離であるから、12分で走りたいのだ。それでも帰ってくると足がふらふらになり、腕も振りで病める。余計に肩が凝った。

郵便桶を覘くとザルツブルクからお知らせが来ていた。来年のプログラムである。大分ご無沙汰しているので、体制が変わったのか何が変わったのかは知らないが、そのプログラムをパラパラと見ると特に何らかの芸術性を感じなかった。ベルント・アロイス・ツィンマーマン作曲のディ・ゾルダーテンをヴィーナーフィルハモニカーが演奏しても特別な価値は無いと思うのだ。

ザルツブルクは遠く、同じような内容のものがバーデン・バーデンでベルリンの管弦楽団がオペラを演奏してくれればそれで十分である。一杯ビールを引っ掛けて帰ってこればよいのだ。

その意味では、ルツェルンは近いのだが、交響楽団を聞くならば価値はあるだろう。少なくともフェスティヴァル期間ならばフランクフルトとは異なる内容である。夜中飛ばせば、二時間半ぐらいで通える。

2013年にはバイロイトに行く予定にしているので、オペラなどにも少しづつ通おうとは思っているのだが、碌な芸術活動が歌芝居でなかなか経験できる訳ではなく、劇場空間の意味を改めて考えさせられるのである。

クリスマス二日目は、フォンバッサーマン・ヨルダン醸造所の2008年ホーヘンモルゲンを開けた。クリスマスらしい名前である。全開なのであるが、ステンレスらしさがあってデキャンタしても柵を超えてもう一つ広がらない。苦味のような後味は、まるでパイナップルに蔕がついているような趣である。内向きの2008年のペッヒシュタインの方が高級ワインとしては上質であったかもしれない。しかし、これはこれで、おおらかさとジューシーさがあるので、多くの皆さんが満足するだろう。それに簡単に残糖感などが出て崩れそうに無い。後二年ほどして完熟すれば谷も無いだろう。しかし大化けをすることも無いのである。経済的に余裕のある人は日本で一万円弱らしいので試してみても悪くは無いだろう。しかし、我々のようにそれ以上の付加価値を求める強欲な者からするとまだまだ物足りない。並々たる親方諸君を叱咤激励していくのが引き続きこれからの務めと思っている。グローセスゲヴェックスの間違いなく上の部類である。後を引く旨さである。苦旨である。

パンに切ったシュヴァールテンマーゲンを挟んで食べた。久しぶりに食すると美味い。やはり一汗流した後の朝食が美味いのである。とても単純なことなのである。



参照:
旨くない途轍もない将来性 2009-09-03 | 暦
自主避難の自主判断基準 2011-08-14 | マスメディア批評
自分へのご褒美にこのPfalzの名門の高品質の辛口Rieslingを購入しました。 (saarweineのワインなどに関してあれこれ)

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