Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

溢れ出す太陽エネルギー

2011-08-24 | アウトドーア・環境
太陽光を使ったソーラー発電率は連邦共和国では二パーセントである。主に南部のバーデン・ヴュルテムブルクやバイエルンで盛んに発電されている。それに相応した低・中送電網が施設されているからである。

今年の国内発電は、2010年分を超えて既に700MWに達している。それは、ソーラーシステムの低価格化が後押しした敷設面積の急増と、買取料金の低下にも拘らず、数年以内での黒字化の保証とそれにともなう貸付による。

しかし、その反面急激に敷設率が向上して市場が自然に膨らんでいくような状況には無いといわれる。それは、最大発電時には発電が出来過ぎて、上のような送電網では十分に電力を送電できないエネルギー量になっていることで、経済的な観念からも電気貯蓄の技術的問題へと収斂されて来るからである。

世界のあらゆる業界や先端技術の研究所はこうした余り過ぎる電力の貯蓄に邁進しているのだが、その決定的な方法と商品は未だに市場には見つからない。合理的な方法を用いても、一軒のファミリーハウスが一日に使う電気量をためるには其れ相当の蓄電池が必要になるのである。

電気自動車や様々な方法を組み合わせることで、もはや供給される送電線が無くとも個別の発電などのシステムで家庭が電気を賄えるような可能性も皆無とはいえない。

最も単純な方法は、揚水式の貯蓄システムのようであるが、これも通常の使用方法では三割以上のエネルギー喪失が知られていて、東京電力をはじめとする電力会社がこれを出来るだけ使いたくない理由は尤もなのである。

今日は、最低気温二十度、三十度に至る真夏日が予想されていたが、午前中は雲が湧いて日差しが無く、雷が鳴った。午後は降らないものだから予想以上に暑苦しい。今年初めて、ワークステーションが全開で風を吹いている。

雷鳴と共に目にしたのは、ライン河上に竜巻のように吹き上げる上昇気流である。フィリップスブルクの原発でどれほど暖められたかは分らないが、こうした気象条件では雷雲の水蒸気を作るには十分なエネルギー量だろう。このような光景を認めたのは初めてだが、こうした雷雨には打たれたくないものである。



参照:
Ökostrom auf Vorrat, Georg Küffner, FAZ vom 16.8.2011
7月の発電積算346kWh、自給率111% (ハイ・エコ・ポン)
原発廃止後のエネルギー貯蓄 2011-04-10 | テクニック

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