Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ヨーロピアンテーストとは

2013-08-07 | 文化一般
コルティナ・ダムベッツィオで再びTシャツを購入した。K2を初登攀したリノ・ロケデリのお店K2でである。丁度改装移転の前セールのようで日曜日も賑わっていた。二回に亘って登攀後にキャムプ場へ帰る前に立ち寄った。日本語でもショーウィンドーにセールスが謳われているように日本からの観光客も来店していて、人気のある観光地のようである。グリンデルヴァルトやツェルマット、シャモニは日本でも有名であるが、コルティナも人気があるようだ。その証拠にあまり人気のなさそうなキャムプ場にもドイツからの日本人若夫婦が泊まっていたようである。

さて、御目当ては先ずはTシャツで、御土産代わりになにかを探すのであるが、結局それほど変わったものは見つからない。但し、定価そのものがシャモニよりも安く、更に在庫一掃で三割引なので、漁った。結局、ポーランド製の反中共産「ストップザツャイナ」を謳っているプロロックと称するコンセプトブランドのそれを購入した。前回のMサイズとは異なってLしかなかったのはフランス人よりもイタリア人の方が痩せているということだろうか?兎に角、ゴム引きが殆ど面にはなっていなくて心地が良く、生地がよいので自宅で寛ぐのに良い。Lであると更に寛げる。

要するに素材やデザインに拘ることにもなるので、まさしくポーランド製でありながらもヨーロッパ感覚を楽しめるのがよい。その主張のフリーチベットの源流にあるようなヒッピー感覚が更に進化するとスローフード感覚となり、最終的にはリベラルでナチュラル感覚のヨーロピアンテーストとなるということであろう。

二回目の訪問の時には靴が半額になっているので探した。ファイヴテンのブランコと称する昨年使っていたヴェルデの改良版を試してみたが、先鋭的になっている割には踵がぐずぐずした感じであまり好印象をもてなかった。半額で80ユーロは高過ぎる。爪先で垂壁を登るためにソールを補強してあって立てるようになっているようだが、もはや小さな穴に立つにしても普通に立って手掛かりを探して立ち上がるという古典的な登り方にはもはや執着していないので、自由自在な荷重が出来ないことには興味が失せてきている。特にイヴォルヴなどを履いてしまうと、次に必要なのはオヴァーハング向けの靴だけとなる。

店内には、ラ・スポルティヴァ社の靴もあったが、履いてみてもピンと来るものがなく、結局購入には至らなかった。今回十五ピッチを越えるような壁は、古い「刀」を持ち出したが、やはりパワフルな登り方は出来なかった。ポンテスIIでも直射日光が強くあたらなければ、爪先が腫れるようなことにはならなかったのも経験できた。靴がよくないと持てる技術を総動員できないので、比較的容易な場所でも体力的にも不利だと感じた。



参照:
コマネチカットショーツ 2013-06-06 | アウトドーア・環境
膿が出来らない限りは 2013-05-17 | 生活

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