Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

嵐の中での中身の熟成

2012-07-15 | 
昨日は木曜日の太陽の活動から2003年以来の大きな磁気嵐が押し寄せたようである。北極圏ではオーロラが盛大に観測されたはずである。同様に北極圏を飛行する航空機の管制や携帯電話、GPSなどに影響が出たのだろう。前回は日本の衛星「ミドリ二号」が失われたので有名なようだ。北イタリアなどでも紫外線量が増大していたので、野外にはあまり出ないようにした。

ここ暫く気温が下がって雨がちとなっていて、強風も吹き荒れた。それでも水曜日と金曜日にはいくらか登れた。木曜日は天候が悪く断念したが、水曜日は石切り場で新たに難しいところ試した。そのお陰で肩から右肘までがとても調子が割るかったので雨交じりの中を走りに行った。

八キロコースを走るのは久しぶりだが、川沿いを11分でこなした。前半は押さえていたのだが後半のややのぼり気味のところでとても腕が振れるようになって、ジョギングペースではなくしっかりと走れるようになったのはとても嬉しい。矢張り日頃坂登りを練習してきた成果だろう。その後の山登りは歩いて19分。これもなぜか前日の倒木を越えながらも早かった。そして一気に駐車場まで走るが、山道を走るときの身体のバランスがとても良くなって、本格的に走れるようになってきた。

殆ど二年ほど掛けて漸く重いトレイルランニングシューズでも走れるようになってきたようだ。目標としている体幹が徐々に鍛えられてきている証拠であろう。腕が強く振れるというのは横腹の筋が鍛えられて来たに違いない。駐車場まで全行程48分、6300歩は悪くない。これで良くも悪くも肩から肘に掛けての故障に影響を与えてくれると嬉しい。

週末までに2009年リースリングシリーズ二段として、ビュルクリン・ヴォルフ醸造所ランゲンモルゲンを開けた。甘みが落ちて酸が表に出てきたのも嬉しかったが、その独特のミネラルの上に浮かび上がる果実はザンドドルンと呼ばれるリコラの咽喉飴で有名な味がするのだ。これには驚いた。漸く二年瓶熟成で果実が開いたことになる。翌日以降になると独特のミネラル成分の苦味が増して、酸が引っ込んでいくので重くなる傾向はこの土壌の特徴であるが、半額の価格でグランクリュ並みのミネラルを楽しめる価値は変わらない。



参照:
距離の伸びそうな冬模様 2011-10-25 | 料理
予想してガスを注入する前に 2011-05-16 | 生活
重くなく軽やかにいきたい 2012-07-04 | 試飲百景
ヴァイル御一行様のご相伴 2010-10-01 | 試飲百景
二年目の真価を示すとき 2012-07-13 | ワイン

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 徹底的に打破する市民の声 | トップ | 壁があるから登るんだ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿