Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

21の太陽王と9ユーロのゴロー

2010-12-03 | 生活
シュシュとCDを注文した。先月下旬に続いて再び送料無料サーヴィスである。クリスマスプレゼントにも売れ行き不振なのであろう。例年ならばそうした商売に集中しているので、我々のような落穂拾いのマニアには用がない。状況が変わってきている証拠である。

本年の最後の四半期に自動車クラブの割引を使っていないことを確認して、六ユーロを捨てるのは惜しいので兎に角注文する。何よりも先日から目に付いていたのが、ブーレーズ指揮の旧盤であるドビュシー作曲メーテルリンク作「ペレアスとメリザンド」で、新しい方はVIDEOに収録した覚えがあるが、ケント・ナガノの実演や録音などとも混同していてあまり定かではない。

この指揮者のアナログ録音時代の演奏はなかなか捨てがたいものがあり、必ずしも新盤のデジタル録音の方が良いとは限らない。LPの「モーゼとアローン」なども素晴らしいが、さてこの古い録音はどうだろうか。通常は買わないアナログ録音CDでも、三枚組みで9ユーロを下回るとなると、このオペラの録音を他には持っていないことであり即断で購入した。ブレンデルの旧シューベルト全集に続く、敢えてのアナログCDの購入である。

唾をつけておいたCDボックスの方は、五枚組みで22ユーロ弱なのだが、これがまた一枚は既に手許にあり重なっている。要するに四枚で22ユーロとなるが、あわせて30ユーロを越えてはじめて自動車クラブの割引が利くので、これで手を打った。その一枚は重複するカムプラのレクイエムなので、季節を問わず人にプレゼントするには相応しくない。五枚組みは全てヴェルサイユ宮殿のための宗教曲集である。未だにそこの宮殿もチャペルを訪れてこともないのだが、所謂ヴェルサイユ楽派の舞台音楽には大変興味を持って録音等を収集していても、大クープランの宗教声楽曲の音の資料が手許に欠けている。あとのCD四枚は、クープランのそれが中心なので嬉しい。

いづれにしても、これでCD全八枚が25ユーロ以内で明日にでも入手出来る。

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