Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

購入したDMM社PIVOT

2017-04-02 | アウトドーア・環境
夕方ボルダーに出かけた。気温は高いが週末にかけて湿度も上がって来た。身体が動きやすくなっているので、少しでもこの条件を見逃すことはないだろう。買物を済まして、その足で向かうと、二輪車などは多かったが、ハイキング客などはまだ見かけない。不思議なものである。

車も停まっていなかったので、先ずは前々回に手も足も出なかったトラヴァース課題のアレックスに向かった。その前に真新しいチュークがついているアクセルシュヴァイスを試みようとしたが到底駄目だった。先ずはその横の目的の課題を試していると、若い兄さんが降りてきた。チョークの主だったようで、水曜日に試したというから、私が奥の課題をやっていた時にいた車の主だったようだ。各々、黙々と課題に向かい合っていて、ちらちらと覗くとアクセルシュヴァイスの上ののエッジにまで手を伸ばしながら断念した。そこで話しとなった。刺青をいれたお兄さんだが、中々引き締まっていても愛嬌のある顔立ちをしていて、黙々とやっている姿や喋り口調がとても真面だった。

結局自分自身も切り切りには課題が通るのだが続けて出来ないというような話をした。大分課題が通るようになったが、湿気の為に水曜日よりも条件が悪いというのはお兄さんのいう通りだった。繋がりの一カ所で力を使い過ぎてよくない。彼に言わせると手掛かりの入れ替えで解決するというのだが、なかなか難しく苦手だという。彼の中堅の実力でそういうなら、私が簡単に出来なくても仕方がない。それでも長い時間靴を履いていても、爪先を押し付けられるようになったのはとても助かる。この靴をもう一つ、次は半サイズ大きめを購入しても良いなと感じた。それでも結構登れそうだ。同じところを今年最初に試したときに比較すると大分数を試したが体の調子はその時ほどにダメージが無い。

懸案のアクセルシュヴァイスの登り方をお兄さんに教えてもらった。自分自身の最後の詰めはやはりその足場からでは右手が次の手掛かりに届かない。やはり違う方法を考えなければ駄目で、彼らが使わない途中の足場を使うしかないだろう。そして彼が言うには、その時の手掛かりの更新が最も難しいというから私が苦労しているのは当然だろう。そのあと、右の手掛かりをとってから右足を膝の上に上げるのも高いので厳しいという。つまり私が途中の足場に立って、右手が取れれば左の足場の位置次第では上手くその上の立てる筈だ。まだ身体の芯が定まらない感じがあるのでこの先の見通しは余りたたない。

確保・下降器を注文した。昨年九月にアルゴイの岩壁から愛用していたブラックダイヤモンド社のATCガイドを落としてしまったからだ。終了点近くの尾根に近いところだったので最後の日の最後の確保に近かった。手でもて弄んで踊って下に落としてしまったのだが、ザイルを入れる穴が小さく入れにくいことや時間が掛かったりする、そのようになる可能性は何度も思っていたので ― 実際フランスでパートナーのものを落としたこともあった、何時かはとは思っていたが気の緩みと思い、よい反省材料だった。そこで同じものを再購入する気はなかった。最もヒット商品であるATCに対抗する商品は各社から出ていて、選択の為にネットで色々と読んだ。結果、重量も88gに対して72gと軽く、大振り乍ら、好ましいDMM社製からのピヴォットを試してみることにしたのである。価格は、チャイナ製に対してウェールズ製と五割高であるが、送料とも33ユーロならば文句はない。色は三色あるが、人気のブルーは高所では寒そうなので、赤にした。

手にとるとATCよりもしっくりときてとてもおさまりが良い。またジョーカーの9ミリ強のザイルを入れてみても滑りが良い。これならもたつく心配はあまりない。あとは懸垂下降や後続の確保などで実際に試してみないと分からないが、以前のものと比較して欠点などはあまり考えられない。第一印象はすこぶる良い。



参照:
収支決算をしてみる 2016-09-08 | 生活
収容所送りとなる人たち 2011-04-04 | 雑感
保湿状態などで変わる出来 2014-09-10 | 暦

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