Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

フランススーパー売りのワイン

2012-10-09 | ワイン
先日フランスのスーパーで購入したワインをご当地チーズに合わせながら二種類開けた。一種類はアルザスのリースリングでなんと登ろうとしていた花崗岩質を謳っているではないか。価格はスーパーで8ユーロ超えていたので、ドイツでのオルツリースリングクラスである。

要するにその上のテロワーを強く出したVDP傘下の醸造所のものはその価格では買えないが、これのようにスーパー売りならばVDP非加入醸造所のもので探せばあるかもしれない。

さてそのアルザスの醸造所はルネ・スパーと名乗り、コルマーの北隣のズゴルスハイムにあり、いつも馴染みの土地である。カイザースベルクヘの登り口にある。2009年産のもので判断するには申し分ない。

印象からするとステンレスでのもしかすると天然酵母醸造かもしれない。アルコール13%はあまり感じさせなかったが、土壌は重い方で肝心の花崗岩の土壌は感じられたが、造りが若干雑な感じで繊細な味わいにまで導かれていない。残糖感をあまり感じさせないのは技術であるが、同じように丸い酸の感じはまさしくフランスの熟れた白ワイン造りの典型である。

なるほど、二十年ほど前ならば、ドイツでこうしたテロワーを出そうとしているリースリングは殆ど無かったわけで、アルザスまで行って買い付けにいく価値さえあったのだ。上のリースリングもアルザスの品評会「リースリングデュモンド」で2012年4月に金メダルを獲得している。

しかし、もはやその質はドイツの農業大臣賞の金賞リースリングと同じで、この価格ならばVDPでもっとイカスリースリングは探せば幾らでも入手できる。ただし2009年産に拘らず十分な力を保持しているのは、フランスのワイン醸造の手練手管の確かさを感じさせる。ドイツのリースリングでの安定感はそこまでに至ってない。

もう一種類は二種類購入した単純なブルゴーニュのピノノワールACもので5ユーロしないので興味を持った。あまり期待していなかったが、やはりACブルゴーニュはこの程度であろう。黒チェリー風味の2010年産で、決して良くない年であるのでまともな評価は出来ないが、同じ価格帯のドイツのシュペートブルグンダーよりは少しはマシなぐらいだろうか。ほとんどボージョレーヌーボーともかわらないような線で、これならば態々ピノノワールを飲まないでも良いだろうと感じた。

因みに銘柄は、フランソワ・マルテノというネゴシアンの扱ったボーヌ周辺の葡萄のようである。



参照:
ホップステップ蛙飛び 2012-04-14 | 料理
仏ピッザ・フラムクーヘン 2005-09-27 | 料理
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2 コメント

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アルザスのグランクリュを飲む方が... (ラブワイン)
2012-10-10 14:20:17
ブルゴーニュの村名ワイン飲むよりもずっと得るところが多いのに価格は似たようなものですから...
やはりACブルゴーニュってのは最も得るところのない格なのかもしれません(笑)。
最近こっちのワイン雑誌でこの秋に飲むべきワインとして、リースリングとピノノワールが特集されていました。
標高の高い清涼地のものを特に薦めています。
ドイツ以外のリースリングに興味を持ったことはないのですが、そうした畑を選べば、
新世界、オーストリア、アルザスなんかを比較のみすることは結構勉強になるのかもしれませんね~。
高さで代表される朝晩の冷えや軽い土壌 (pfaelzerwein)
2012-10-10 17:51:03
同じ棚にヴォーヌ・ロマネーとエシェゾーのピノがありましたが2010年産なので止めました。2011年産が出たら買ってみる心算です。価格も33と18ユーロなので、良い年ならばその価値はあると期待しているのですが。

新世界の問題点はなによりも何でもありの栽培・醸造法です。オーストリアの問題点は土壌でしょう。アルザスは、完成してしまっていてここ十年の進歩が無いことでしょうか。

標高の高さで代表される朝晩の冷えや軽い土壌は高級ワインには絶対必要ですね。特に酸が命のリースリングでは。

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