Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

葡萄の園の観天望気

2008-10-16 | 
野外でなにかをしようと思うと、天気が気になる。我々の都合は、お遊びだから、少々一日の計画に左右するだけで殆ど罪がない。それでも、気になるから、ネットの天気予報を頭において、気圧配置を想像しながら、オンタイムに近いサテライト写真や雨レーダーの写真を観察する。

しかし、農業関係者となると、誇張すれば死活問題であり、我々以上にハイテク情報を駆使しているのだろう。中長期の情報のみならず局地的でオンタイムの情報を持っているに違いない。だから彼らの動きも観天望気の参考になる。

先日から残されていた農協の葡萄が気になっていたのだが、驚いたことに収穫車がかなりの速度で上下している。

驚いたのは、てっきり手摘みと思っていた、あの白黴が生えたあの葡萄がなんと十把一絡げに機械で収穫されるて総て一緒くた絞られるのである。あの葡萄はセレクションで特別に選定されると思っていたのだが、やはり農協のワインはその程度だろう。

結構上手く結実していると思ったのだが、黴臭さがあれば脱臭され、甘みが強調されてつまらないワインになるのであろう。

こうした大きな大衆市場と高級市場は別けられて棲み別けされているのだが、目の前で見せられると少々情ない。二週間ほど前に点検の人と挨拶を交わしたのであるが、結局白黴が生えかけていたので、方針を変更したのかもしれない。事情はなんとも判らない。

大急ぎで動く収穫車の横には鳥があらぬほうから急いで飛んでくるかと思えば、暫らくすると遠くへの視界が失せて行く。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 頭を腐らせない判断 | トップ | 男なら運転前に一寸一杯 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿