Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

アベノミクスの責任回避

2015-04-03 | マスメディア批評
いつまで経っても日経平均が思うように伸びないのにいらいらしているのは私だけではないだろう。今伸びなければやはり構造的な問題があるとしか思われないからである。アベノミクスの頓挫の落としどころの話が新聞に載っている。日銀が説明するように、原油価格や個人消費の停滞で思うように物価上昇率が達成できずに、数値的には売上税の上昇分ですべて食われてしまうということ以上に面白い見解が書かれている。もっとも経済成長にブレーキを掛けているのが高齢化による人口の減少があるとされているが、実際には90年代には合衆国並みの経済成長をしていたので、2008年のリーマンショックを除けば、それを打ち消していたというのだ。

そこで安部政権は女性の社会進出を掲げているが、それは短期的には成果を挙げても、結局は少子化を推し進めるめることになるとしている。一方ではようやく輸出企業を中心にデフレ気分を抜き出そうとしているが、現在の財政出動政策なしで自動的にデフレ脱却へとの弾みがつく事態になるかは疑わしいとされている。

そのようなことを警戒して黒田日銀は、政権が構造改革のアベノミクスの第三の矢が不十分とした条件をつけることで、つまり企業の経営状況が好転したところで投資へと向かうことでこそ初めて構造改革の必要がより理解されるとすることで、既に責任回避を準備していると書かれている。金融市場の動向に左右されたアベノミクスへの失望は大きい。

台所のゴミ袋を見ると何かが歩いている、とても小さなカタツムリである。どこについていたかは分からないが、ルッコラの中に隠れていたのかもしれない。だから普通以上に色の変わりが早かったのだろうか、それとも昨晩のほうれん草だろうか?兎に角、接写で写してみた。なかなか上手くいかない。調べてみるとISOが最大限下げられていた。なるほど先日バーデン・バーデンの劇場で撮影したときに暈けた感じになって拡大に耐えられなかったはずだ。シャッター速度が一秒とか八分の一になっているではないか。ブレをソフトで押さえているだけなので当然のことながら細部は暈ける。

このソニーのサイバーショットはとても面白いカメラだと初めて分かった。絞りとシャッター速度はISOの設定で可也思う通りになることが分かったからだ。壊れたキャノンのIXYよりも遥かに自由度が高いコムパクトカメラである。なるほどばかちょんカメラとして期待して購入すると勝手が全く異なるので期待外れも多い筈だ。スナップカメラとしては明らかにキャノンの方が使いやすいかもしれないが、写したいものを写したいように撮影できる可能性はソニーがとても高そうである。ズームレンズの焦点の問題があるが、様々な機能を上手く組み合わせると面白い写真が写せそうで、徐々に使いこなせるようになると楽しみである。可也プロフェッショナルな腕がないと使えこなせないような感じである。



参照:
玉に瑕のメードインチャイナでも 2015-01-24 | テクニック
税引き後のインフレを実感 2014-11-26 | 歴史・時事
民主主義の品格の欠乏 2014-11-18 | 歴史・時事
Geldschwemme ohne Gegenleistung, Petrick Welter, FAZ vom 1.1.2025

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 嵐過ぎ去って、その後 | トップ | 花冷えにPWRの白い天蓋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿