ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

レンブラント(7) 「ヨセフの夢」

2017年07月16日 |  ∟ドイツの美術館

 ※ ドイツ/ゲマルデ・ギャラリー編 (25) ‐ 中欧美術館絵画名作選 (77)

 42年、最愛の妻サスキアを見送った辺りから、黄金時代と称された栄光に翳が差し始めたとされるレンブラント・ファン・レイン(1606-1669)。

 その頃、「<天使のいる聖家族>」(1645年/エルミタージュ美術館蔵)など、イエスの誕生や幼少時代を数多く描いているが、作品にはサスキアの忘れ形見<ティトゥス>の姿が投影されているようだ。

 その彼の小さな作品 「ヨセフの夢」(1645年/20x27cm)が今回の作品。

 イエスの養父ナザレのヨセフのもとに四度 “ 主の使が夢に現れた ” と福音書記官マタイは記している(第1‐2章)。

 最初は、許嫁のマリアが<身籠った>と知った時 “ その胎内に宿っているものは聖霊による ” と告げられている。

 二度目では、星に導かれた<東方三博士>が幼子を訪ねた後、ヘロデ王の<幼児虐殺>から逃れるため “ 幼子と母を連れて<エジプト>に逃げなさい ” と命じられている。

 エジプトの地に留まるヨセフに “ イスラエルの地に行け、幼子の命を狙っていた人々は死んだ ” と告げられたのが三度目。

 ものの、ヘロデの息子がユダヤを治めていることを聞き恐れたヨセフ、四度目のみ告げを受け “ ガリラヤの地方に退き<ナザレ>という町に行って住んだ ” とある。

 本作に戻ろう、牛小屋で眠る幼子と聖母、傍らで眠りこけるヨセフの肩を天使がそっと叩く、彼は今、どんな夢を見ているのだろうか? ( 画面が暗いので拡大してご覧下さい。)
 この時期のレンブラント、聖書世界を描いた作品からは画家の温かく優しい眼差しが見て取れる。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1345

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