ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

レンブラント 「長老たちに脅かされるスザンナ」

2017年05月17日 |  ∟ドイツの美術館

 ※ ドイツ/ゲマルデ・ギャラリー編 (13) ‐ 中欧美術館絵画名作選 (65)

 ゲマルデ・ギャラリー、入口の円形ホールに続き柱が並ぶ大フロアがあって、それを展示室が囲んでいると初回に書いた。
 その大フロアの突き当りに八角形の第Ⅹ展示室、通称 「レンブラントの部屋」に、彼の工房作品も含め十点ほどが並び圧倒される。

 17世紀のオランダ絵画黄金期に活躍した光と影の魔術師レンブラント・ファン・レイン(1606-1669)。

 今回の作品は、その彼の宗教画 「長老たちに脅かされるスザンナ」(1647年/76×91cm)、小編、<再登場>である。

 主題は、旧約聖書のダニエル書補遺からで、裕福なユダヤ人ヨヤキムの妻スザンナの水浴をふたりの長老が覗き見をする場面、重複を避けてその後日を短く書く。

 予てから下心があった男ふたり、水浴び姿に色呆けの紐がほどけ、関係を迫ったものの拒まれると、庭の樹の下で姦通していた、死罪を与えよ、と告発したというから性質が悪い。

 告発に疑いを持ったダニエルが、別々に件の樹の種類を尋ねるとしどろもどろになって、ひとりは乳香樹、もうひとりは柏の木と異なる場所を答えたので嘘が露見したというからお粗末。
 預言者ダニエルはBC6世紀の人とされているが、昔も今も助平男はいるものと呆れるやら感心するやら。

 とはいえ、甘美で官能的な姿態、脱ぎ捨てられた赤い衣服と靴、覗き見した挙句に不埒な考えに捉われたおっさんの気持ち分からなくも・・・と、書けば顰蹙を買う? それもレンブラントの力量なせる技なンだけど。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1312

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