さんざ節の第3弾です、気候風土の厳しい土佐の地にあって政治やスキャンダルなど揶揄したり面白く歌ったりするのは、所謂ストレスのはけ口だったのかもしれません。
恋という字が 浮世になくば
美男葛は みな焚き木
たかでたまるか やちがない
美男葛は実際の植物で赤い実がなるのですが、この樹液で髪を整えたことからこの名前となったようです。
たとえ巣山の カラスが啼こが
はなしゃせぬぞえ たもと石
たかでたまるか やちがない
袂(たもと)に石を入れられたらなかなか動けませんね、それほどに女性から思われたことがないので羨ましいかぎりですが…