日々の心の記録

私の日々の心のつぶやきを気の向くままに綴っていきます。

お天気がいいこんな日は

2017年02月19日 08時22分52秒 | Weblog
 きょうはいいお天気、こんな日にはいつも母と会っていた。
病で苦しい思いをしていたのに、仕事で疲れたというわたしにいつも会いに来てくれてた。
病があるとわかっていたら、わたしのほうから会いに行ったのに、母に甘えてた。お母さんのほうが何倍も体がしんどかったはずだ。
 もう亡くなって4カ月半たつがまだ、今会えないだけでいてくれると思いこみたい自分がいる。お母さんに会いたい。何度も通ったあのお母さんのお部屋がもうないとは思いたくない。思い出の家具、食器、さまざまなものすべて死後数日で妹が処分してしまった。遺品とゆっくりお別れすることさえできないまま。あとで、あれは残しておくべきだったというものがあっても、取り返しがつかない。その点での、妹への恨みは消えない。睡眠不足になるとストレスで妹が許せなくなる。

 でも、姉妹が仲良くというのが母の妹への遺言だったので、妹と縁は切れない。
 そして、今正気を保っていられるのは投薬治療を受けているからだ。
 母のいない週末はぽっかり穴があいたような感じになるのが嫌で、ずーっと海外ドラマを見続けて気を紛らわしている。読書したいけど、集中力が続かない。昨日は1時に寝て4時に目が覚めた。こんなときは精神状態がおかしいからちょっと眠ろうと思う。

 あと、テレビ以外のストレス解消が、お菓子のレシピ本を眺めることだ。小嶋ルミさん、原亜樹子さん、砂古玉緒さんの本が癒やしだ。母の病気が判明する前に材料を買って、時々作っていた。今は作る気がしない。

 明日から仕事だから、体調を崩さないよう睡眠が大事だ。日々のストレスを癒やしてくれた優しいお母さんはもういない。自分のことばかりで、母の体調を気遣えなかった。あのとき、無理矢理でも病院に連れていっていたら、あの時なら助かったはずと思うと自分がお母さんを死に追いやったような気がする。

 いつももてなし、励ましてくれたお母さん、わたしは何もお返ししてない。唯一の親孝行は、お母さんより先に死ななかったことだ。母はわたしが大好きでいてくれたから、わたしが先に死んだら悲しんでいただろうと思う。それは避けられた。

 ドラマとかでは死の直前まで会話できてるが、あれはフィクションだとわかった。亡くなる前日お昼ごろまでは、意思を伝えることができたが、もうその後はしゃべることもできず、いつの間にか意識が亡くなってずっと眠っているような状態だった。

 今も仕事中に、時々母の呼吸が止まった瞬間を思い出す。自分の心を守るために、現実感を持って、受け止めることができなかったが。徐々に受け入れようとして、思い出すのだろうか。

 お母さんとあと10年は一緒と思っていた。無理ばかりしてきて、お母さんの魂の器である肉体はぼろぼろだったんだろう。かわいそうな母だと思う。

 わたしが一番そばにいたのに。後悔が募る。

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