すがすがしく、きよらかな気持ちになれるので、
松浦弥太郎さんの本を好んで読む。
先日、『40歳のためのこれから術』という本を手にした。
目次を見て
「オールドではなく、ヴィンテージになる」
「背伸びをせずに器を広げる」など
なるほど!と思うような文が並ぶ中、
「大喜びで税金を払う」というびっくりするようなトピックがあり、
大急ぎでそのページを読む。
読むと、松浦さんの知人には
「税金を払うのが嬉しくてしょうがない」という方が多いんだとか。
松浦さんも
「本当の成功は『社会のためになる』と大喜びで税金を払うような
人のところにやってきます」とある。
考えてみると、税金とは収入とセットになっているもので、
働いていた頃には納めていた税金も、納めなくなって2年が過ぎた
(わが家は代表して夫が納めているけれど)。
税金、というと「取られる」とか「奪われる」「根こそぎ持って行かれる」といったような
悪いイメージが付きまとう。
けれど、家庭でも区でも市、県、国家でも運営していくにはお金が必要不可欠。
その必要不可欠なお金を納める側に回ったということは、
考えようによっては、嬉しいことでもある。
以前、障害があるお子さんに
「この子には将来、納税者になってもらいたい」
という親御さんのお話を聞いたことがある。
当たり前のことはない、とよく聞くけれど、
当たり前、ともすれば「避けられるものなら避けたい」とさえ思うような納税も
出来ない人がいる。
私は納税が出来る環境にいて、こうしてよい本を読んだのだから、
これからは大喜びで税金を払おう、と思う。
まずは、税金を払えるように収入を得るところから始めないといけないけれど。
昨年8月に選挙権を得た。
今度は納税者になり、社会に対して、
自分の与えられた役割をきちんと果たしていきたい、と思う。
40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために | |
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