ぺぺろんブログ

日々の脳内の記録。

良い飲み

2017-04-25 20:41:08 | 日常
先日ひさびさに前の会社の先輩とあった。
私の仕事に区切りがつき、その日はフレックスで早めに退社できたので、ダメもとで声をかけてみたところ、
当日の急な誘いにも関わらず応じてもらい、仕事終わりにサシで飲んでいた。

私の今の勤務先は、業務の繁忙期を避ければ有休などもとることができ、
前の勤務先に比べれば環境は良いのだが、一方で人間関係は希薄だ。
特に人間関係が悪くて何かが回らないだということはないのだが、
みんなひどく表面的に良い人であり、あまり他人の領域に立ち入らない。

それはそれでビジネスライクであり、特に問題もないのだが、
私の以前の勤務先は、非常に人間臭い職場であったので、今の職場に赴任した当初はその温度差に少し戸惑った。

久々に前の職場の人間臭い話がたくさん聞けて(毎日この話だと疲れてしまうほどの人間臭さだが)
たまに聞かせてもらう分には新鮮な気持ちで楽しく聞けるものだと思った。

その先輩には今小さい子供がいて最近は教育について考えているだとか、
最近新居を買ったばかりであったりだとか
実はバツイチで今の奥さんは2人目だったりしていて、
いろいろな意味で人生の先輩であるので、話を聞いていてタメになる事が多い。

結局その飲みでは全体を通して私が口を開いていたのは、相槌等のリアクション時間を除けば、
全体の1~2割という感じであったのだが、先輩の話は私にとって新鮮な情報ばかりであり
かつ話し方自体が面白いので、とても満足のできる時間であった。

飲みの場などで参加者を笑いに巻き込めるような「話し上手な人」に対しては、
いつも尊敬とうらやましさを感じている。私は飲みの場でああいった話し方はできない。

話の面白い人というのは、話すときの表情や雰囲気などの体感的に相手に感じさせる力もあるし、
ロジカルに会話の組み立て方が上手いと思う。前の職場は一般顧客と接する仕事ということもあり、
どの人もうざいほどに人間臭いが、持っている楽しいエピソードが多く、話の仕方も面白い。

結局8時過ぎから飲みはじめて、終電ギリギリで別れたのだが、
その時の居酒屋の会計はその先輩が実質すべて払ってくれた。
私が払ったのは端数の19円だけであった。

私としては、楽しい話を聞かせてもらい、新しい情報も貰い、なんだったら今後の人生のアドバイスまで貰ったうえで
お金まで先輩が払ってくれるという、市場原理に反するこの現象に、
有難さと申し訳なさを感じながら、帰りの電車に乗っていた。

飲み会を無駄な時間ととらえるような考え方が世間的にあると思う。私はこれを否定しない。
例えば、会話の内容に変化がないマンネリ化した飲み会、
ダラダラと時間を過ごして終電を逃して高いタクシー代を払って帰るような飲み会、
会社や上司の愚痴に終始するような飲み会などには、私は時間とお金を使いたくない。

しかし、今回のような飲み会はいつでも大歓迎だ。
正直今回のような会であれば、お金は私の方が多く払っても(なんだったら全部払っても)全然良いのだが、
この先輩に限らず、往々にしてそう思わせてくれる先輩というのは、下の人間にお金を払わせようとしない人が多い。
自身の経験等に基づく情報やエピソードを提供し、相手を楽しませたうえで、お金も自分が払う。与えて与えて与えるのだ。

与えられたこちらとしては、なんとかしてこの借りを先輩に返したいと思っている。
そういった心理変化まで見据えた先輩の行動なのかもしれないが、
私もそういった先輩たちのように与えられる人間になりたいものだと思うし、
前の職場の方々との人間関係は切らないようにしたいと改めて思った。
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