ぺぺろんブログ

日々の脳内の記録。

「移動時間が好きだ」

2017-06-28 21:59:39 | 本・読書
「いや、てかこれ俺だろ?」と本を読みながら思った。
昨日記事に書いた「持たない幸福論」の作者Pha氏。
日本一有名なニートの名で知られているらしい。

現在私が読みかけている本は腐るほどあるのだが、今日は仕事上がりにすっかり疲れ切っていて、
どうも歯ごたえのある本を読もうという気力がなかった。そこで気持ちよく読めるゆるい感じの本がないかな
と思ってアマゾンを漁っていて、結局同じ作者(Pha氏)の「移動時間が好きだ」という本を今日は買ってもう読み終えた。

本に書いている事にほぼ100%共感できると思った。
というか自分の事を書かれているようで嬉しいような気持ち悪いような感覚になった。

この本は筆者が移動方法について書いたブログか何かをの記事を一冊の本にまとめたものだ。
1冊500円にも満たなかったのでバス停でバスを待っている時間に何となく買ってみた。
また目次を下記の通り示すことでこの本に書かれている内容をおおよそにでも想像してもらえればと思う。

1 ぼーっとしたいときは高速バスに乗る
2 青春18きっぷでだらだら旅をするのが好きだ
3 小笠原諸島で何もしなかった
4 野宿未満
5 こうやって歩く(世界・町内・体内)


正直この本の一章一章がそのまま私のこれまでの人生にダイレクトに繋がる。
5日間にわけてこのブログの記事を書いても、まだ書き足りないくらい、
私のこれまでの生き方や価値観に響く本だった。

何より読んでいて楽しかった。
私の普段の記事は眉間にしわが寄るような雰囲気のものが多いと自負している。
読んでいる本も眉間にしわな本が多いように思えるが、この本はまるで仲の良い友人と会話をするような、
久々に旧友にでも再会したような、忘れていた自分の大切な物を思い出させてくれる、そんな居心地の良い本だった。

一部好きなフレーズを下記に紹介したい。

・高速バスには何かちょっと切ない感じがある。
・バスターミナルという空間の持つ、ちょっと不安げな雰囲気も好きだ。
・なぜかサービスエリアには良い印象しかない。
・同じような好印象は空港にも感じる。
・でも僕は旅の中で移動中が一番楽しいというか、目的地に早く着いちゃうともったいないような感じがあって、移動が長いのはあまり苦にならない。
・フェリーというはだらだら系の乗り物の中でも最高峰のものだと思う。
・僕はただ「何もしない」をしたくて小笠原まで来たのだ。
・自分が旅というものに求めているのは、普段と違う環境に身を置くことによって自分の普段の暮らしを相対化して見てみたいということ
・「これでどこにでも住めるぞ」28歳のときに会社を辞めてまず思ったことがそれだった。
・生活に必要なものを全部カバン一つに収めて、気分次第でどこにでもふらっと行けるような暮らしに憧れていたのだ。
・(バイクの運転について)路上では1秒間意識を飛ばすだけで余裕で死ねる。
・暇だと特に理由もなく1時間くらい歩く。多分歩くのが好きなんだろう。
・「新しいものを見たいとしても別に遠くに行く必要なない」
・逆に、細かい場所に面白さや新しさを見いだせる視点さえあれば、家の近所を散歩しているだけでも毎日新たな発見がある。
・町内まで行かなくても自分の体内でも知らない場所はたくさんある


自分で後で見返す事を想定して書いたら、大量になってしまった。
でも上に挙げた15のフレーズについて、15の記事が書けるんじゃないかと思えるくらい、
私にはすごく共感できたフレーズなのだ。

会社帰りのバスの中、私はこの本を読みながら考えていた。
もし今会社を辞めたら自分は何がしたいのだろう?

答えはすぐに出た。
「旅がしたい」

海外でも日本でもどちらでもいい。
一人でいろいろな所を周ってみたい。

よく自分は結局何がしたいのだろうと思うことがある。
そういう時なかなか答えは出てこない。

でもそれは例えば「どんな仕事をしたいのだろう?」といった、
働き続けることを前提として思考している事が多かったりして、結局答えは出なかったりする。
そしてそれは自分の行動量や知識が足りないから、まだやりたいことに出会えていないのだと自分に言い聞かせて、
考えを終わらせることが多い。

私が今日妄想したことをそのまま素直にここに書いてみたいと思う。

私が今の仕事を辞められたら。すぐに今の東京をでる準備をしよう。すぐに不動産屋に連絡しよう。
とりあえずの家具などは要らないものは捨て、あるいは実家の倉庫にでも放り込ませてもらおう。
そして身軽になろう。リュックとスニーカーくらいの軽装でいい。

そうしたら、旅に出よう。場所はどこでもいい。ブログを書きながら旅をするのもいいかもしれない。
携帯性の良いノートパソコンは新調しようかな。やはり文章をかくにはキーボードが便利だ。
私の周りには旅行や旅好きが多いから、定期的に更新して、周りから反応をもらいつつ、
見る人も私の旅をみて、少しでも日常を忘れて、新鮮な気持ちになって楽しんでくれたら嬉しい。

北海道にはいきたい。北海道は大好きだ。何度行っても飽きない。
あるいは離島もいいかもしれない。島でどこかの民家に一か月くらい住まわせてもらって、
家の農業だとか漁業の手伝いでもして過ごすのもいいかもしれない。

たまには都会もいいかもしれない。大阪だとか広島などの地方都市にはあまり行ったことがないから、
そういうところで足りなくなったお金を稼ぎながらの数週間滞在するものいいかもしれない。
朝にせかせかと出勤するサラリーマンを眺めながら「自分も昔はああだったな」なんて物思いにふけるのもいいかもしれない。


こんなことを妄想した。私が本当にしたいことはこんな事なのだと思う。
そんな本当にありたい自分をこの「移動時間が好きだ」は思い出させてくれた。
書き出すと本当に止まらなくなってしまうので、今日はこれくらいしようと思う。

社会の問題点を考えるにもいいけど、
やはり好きな事を考えながら書いていた方が楽しい。
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