ぺぺろんブログ

日々の脳内の記録。

あなたの時間を買っているのは誰か

2017-05-18 22:39:33 | 日記
年度が変わって私の所属する部の大きく変わった。
私のいる部署はその過半数のメンバーが変わり、
私の上司(課長レベル)も新しい人になった。

新しい上司になって一番変わったのは、職場の雰囲気であり、
これまでの上司がいつもピリピリしていて、部下は相談も満足にできなかったのに対して、
新しい上司はいつも柔和な雰囲気を持っているため、気軽に相談もでき、部署の風通しもよくなった。
所属員の表情も穏やかに優しくなった。

そんな中でその上司の方針の一つとして「極力残業しないで早く帰る」というのがある。
どこの会社の管理職も同じことを言っているとは思うが、
これまでの上司は口ではそういいながらも、現実的に残らざるを得ない状況がそこにあったのに対し、
新しい上司はきちんと早く帰れるように取り計らってくれる点が異なる。

その恩恵で最近はあまり残業をせずに毎日帰宅できている。
私は早く上がれた日は大体帰り際にコーヒーチェーンに寄って読書をすることが多い。
あまり早く帰っても電車が混んでいて不快だという理由もあるのだが、
そうするようになって思うのは、残業などして時間を消費するよりも、読書をしていた方がよっぽど有意義だという事だ。

私が今回書いていることはあまりにも月並みな内容であり、
今これを書きながら、読む人の気持ちを考えると申し訳ない気持ちにもなるのだが、
実感をもってそう思うのだ。

確かに残業をすればその分の残業代、つまりお金をもらうことができるだろう。

事実私のデスクの近くの部署では「残業時間は多いけど残業代もらえるから」というような主旨の会話をしているのを度々耳にする。
その部署にいる人たちは基本的に地頭が良いような人材が多いのだが、業務上、各営業の後工程にあるため、
前工程の影響を受けやすく、残業が発生しやすいという事情はある。

しかし、最近その部署に入ってきた新入社員に対して上記ような発言をしているのを聞いていて、私は大いに疑問を抱いた。確かに新入社員のうちはお金もそんなにないだろうから、数時間多めに残業をして、結果例えば1万円多くの給料を残業代として貰うことは魅力的かもしれない。

私は自分の時間の使い方を考えるとき、
自分のその時間の消費が成長に繋がるか(時間対成長効果?)という点で考えるようにしている。

そして私の経験上、残業時間の中で、残業したからこそ、
その残業時間内で自分が成長できたという記憶は思いつく限り無い。
疲れ切った頭と体でいやいやと業務をこなしているイメージが思い浮かぶ。

一方、早く会社を上がれば、残業するに比べれば貰えるお金は相対的に少なくなる。
まして、もともとその残業ができたはずの時間で、本でも買ってカフェにでも行こうものなら、
お金はさらに消費されることになり、残業をするのはキャッシュインになるのに対して自由時間での消費はキャッシュアウトになる。

しかし、新しいことを教えてくれる本を1時間読むとき、残業をしている1時間に比べ、
自分の見識の広がり方、すなわち自分の成長は比較にならない。
読書でなくても人と会うでも何かの活動に参加するでも何でもいい。

会社の仕事というエリアはいつも自分がいるエリアであり、
その範囲は程度の差こそあれ、基本的には開拓ができるいるはずである(深く掘って水を出すには時間がかかるかもしれないが)
しかし、それ以外の自由時間で行う活動においては、自分自身がそのエリアを選ぶことができ、
未開拓のエリアを選んでいけば、自分の中の地図をどんどん広げていくことができる。

今改めて思う。残業代は1円も要らない。給料は少なくていいし、貯金もできなくていい。だから早く上がろうと。
目先のお金はいい。最低限の文化的な生活ができればいいのだ。価値ある時間の使い方をしたい。



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