川口一晃の“ペンタゴンチャート分析”

独自の分析手法「ペンタゴン」によるマーケット分析を書いていきます。

ペンタゴンチャート分析-日経平均株価「10月末の水準に注目」

2007年10月07日 14時00分04秒 | 日経平均
「次のペンタゴンはどこに付くのか」

p点q点と赤線で表示をした下値支持線に沿って戻ってきた。
そして、BDラインを越えて堅調な動きが続き、先週末には上値抵抗線ADラインに接近した。
次の注目日は10月11日前後と26日前後である。

今後のポイントは
ADラインを越えて右上に新しいペンタゴンが描き足されるのか否か
ということである。

D点が位置する時間帯が10月26日となっている。
D点通過時点でBDライン(約16800円)を上回っていれば次のペンタゴンは右上に描き足される。
逆にBDラインを下回っていれば真横に描き足されてしまう。
どちらにペンタゴンが描き足されるかによって、年末の水準がガラリと変わってくる。
今月末の水準には要注目である。

<第1シナリオ>
右上に新しいペンタゴンが描き足される。
なぜならば、大きな上値抵抗線になると考えられたBDライン(半値戻しの水準でもある)を上抜けてきたからである。
また、赤線で表示した下値支持線も維持していることからADラインを越えて右上に新しいペンタゴンが描き足される確率が高い。
この場合一つ前のペンタゴンと同じペンタゴンが描き足されることになる。
ということは、年末にかけて18,000円台から19000円台という水準も可能になってくる。

<第2シナリオ>
真横にペンタゴンは描き足される。
理由は2つある。一つは上値抵抗線ADラインが存在していること、そして中心p点の下方を通過しているからである。
ペンタゴンチャートには、中心点の下方を通過した場合には次のペンタゴンは真横か真下に付く確率が高い、という特徴がある。
よって、これらの理由から上値が重たくなっていくと考えられるのだ。
真横にペンタゴンが描き足されると今までのペンタゴンの水準が一段下がってしまいことになるので、
年末の水準も自ずと低くなってしまう。おそらく18,000円弱というところか。

ペンタゴンチャート分析-日経平均株価「どこまで下げるのか」

2007年08月16日 00時57分01秒 | 日経平均
「どこまで下げるのか」

8月6日から7日にかけてB点の上方を通過できるのか否か、という点に注目していた。
個人的にはB点の上方を通過し、その後は反発に転じると考えていた。
たしかに8月6日には株価は戻しB点の上方を通過することが出来たし、
BCラインに絡みながら予想通りの展開を見せていた。
しかし、その後に急落。下値支持線BDラインをも大きく割り込み、右下に新しいペンタゴンが描き足されてしまった。
次の注目日は8月21日前後、30日前後、9月5日前後である。

今後のポイントは
どこまで下げるのか
ということである。

<第1シナリオ>
そろそろ下げ止まるであろう。現在は下値支持線BFラインを割り込んでいるものの
この緩やかな角度の下値支持線が効いてくると考えられること、
またBGラインを割り込む下落は「時間の逆行」となってしまうからだ。
時間の逆行が成立する確率は低い(ペンタゴンチャートの特徴である)。
よって、ここからはBFラインに絡みながらもそろそろ下げ止まりから反発に転じていくであろう。
ただし、右下に新しいペンタゴンが描き足されたことから、上値はだいぶ重たくなってしまった。
まずはBDラインが目標だ。
<第2シナリオ>
下落はまだまだ続く。下値支持線BDラインを割り込み右下に新しいペンタゴンが描き足されたことに加え、
先週のポイントであるB点水準を割り込んだことから、
下落トレンドが鮮明になった。
F点水準から16,000円割れも視野に入れなくてはいけないであろう。



ペンタゴンチャート分析-日経平均株価「堅調な展開が続いてる」

2007年07月10日 11時17分49秒 | 日経平均
「堅調な展開が続いている」

前回のレポートでは、第1シナリオの中、個人的には高値更新が視野に入ってきた、と紹介した。
理由の一つして、一段高位にペンタゴンが描き足されたからだ。
確かに、日経平均株価は一進一退を繰り返しながらもその水準を上げてきた。
次の注目日は7月11日前後、23日前後、27日前後、そして8月6日前後である。

今後のポイントは
上昇は続くのか、それとも調整となるのか
ということである。

<第1シナリオ>
上値は重たいものの堅調な展開が続く。
現在、下値支持線ABラインに沿って推移していることはトレンドを考える上で高く評価できる。
また、ABラインを割り込んだとしても大きな下値支持線と考えられているACライン(約17800円)がすぐ真下に存在している。
よって、堅調な展開は期待できよう。まずは、B点(約18500円)を意識した動きになるのではなかろうか。
また、B点の上方を通過すれば、19000円も見えてくる。
<第2シナリオ>
調整になる。なぜならば、r点で上ヒゲの長いローソク足を示現していること、
q点r点で小さなダブルトップを形成していること、
そしてp点q点r点と節目が存在することなどを理由として挙げられる。
したがって、早晩ABラインを割り込むことはもちろん、ACラインをも割り込んで安値を探る展開もあり得る。
ただし、ADラインを割り込むと「時間の逆行」が生じてしまうので、そこまでの大きな急落はないと考えたい。


ペンタゴンチャート分析-日経平均株価「真上に新しいペンタゴンが付く」

2007年06月04日 21時54分16秒 | 日経平均
「真上に新しいペンタゴンが付く」

前回のレポートでは、上昇トレンドを維持できるのか否か、がポイントとなった。特にA点が位置する時間帯にA点を越えていれば右上に新しいペンタゴンが描き足され上昇トレンドが続いたのだが、A点の下方を通過したことから真横に新しいペンタゴンが足され、調整色が強くなった。しかし、B点、C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯に上値抵抗線ADラインを越えてきたことから、真上に新しいペンタゴンが描き足され高値を窺う動きが出てきた。
次の注目日は6月12日前後、18日前後、27日前後である。

今後のポイントは、このまま上昇が続くのか、それとも反落するのか、ということである。

<第1シナリオ>
堅調な動きが続くであろう。理由の一つは、ペンタゴンのど真ん中の時間帯で上値抵抗線ADラインを越えて新しいペンタゴンが真上に描き足されたことがある。株価水準が変わる可能性が大いにあるからだ。また、今後はADライン水準が下値支持線にもなる。そして、ここではBDラインを越えるのか否かが重要になってくる。個人的には、いよいよ高値更新が視野に入ってきたと期待している。
<第2シナリオ>
反落するであろう。B点に引き寄せられるもB点に到達することが出来なかったことから、トレンドは反転し調整することが考えられる。また、先週末のローソク足がほぼ同事線になっていることからトレンドが変わる可能性は十分にあろう。ここではCDラインを割り込むか否かが重要になってくる。

ペンタゴンチャート分析-日経平均株価「正念場を迎える」

2007年04月22日 22時48分15秒 | 日経平均
【日経平均株価】

先週のメルマガのレポートでは、上昇トレンドを維持できる、と紹介した。
その際に下値支持線BDラインを維持できるのか否かがポイントである、とも記している。
しかし、そのBDラインを先週の変化日である19日に割り込んでしまった。そして週末に株価は戻すもののBDラインを越えるまでは至っていない。
次の注目日は5月9日前後と18日前後である、

今後のポイントは
上昇トレンドを維持できるのか否か
である。

<第1シナリオ>
上昇トレンドを維持できる。
すなわち、BDラインに絡みながらD点水準を目指す、と考えられる。
なぜならば、変化日(19日)に大きく下落したものの下ヒゲを出している点、
そしてその翌日は上昇していることなどから、
早晩BDラインを越えることが出来るのであれば上昇トレンドを維持できると考えている。
また、17400円という水準は暴落前の高値と暴落後に安値の半値戻しの水準である。この水準を何とか維持できた、というのも大きい。
この上昇トレンドラインに沿って上昇し、ADラインを越えてくることが出来たのであれば、
次のペンタゴンも右上に描き足され、高値を窺う動きへとなってこよう。

<第2シナリオ>
調整となる。やはり、BDラインを割り込んだことから、上昇トレンドは終焉し調整になろう。
しかも、BDラインを割り込んだのが変化日であることからもトレンドが変わる可能性が高い。