日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

秋の日々に札幌へ

2016-10-23 12:38:44 | 日々・音楽・BOOK
陽が短くなり、風も冷たくなり秋が来たのだと想う。
とは言え「秋の雲」、うろこ雲がすっきりと味わえるようになったとは言えず、清冽な秋空を望めない日々が続く。やっと木々が色づいて来た気配、例年の秋、そうだったかとついつい首をかしげる。

ボブディランが、うんともすんとも言わないと伝えられているが、僕は`MILES DAVISのカインド・オブ・ブルー`を聴きながらこの一文を起稿する。秋の朝のJAZZ、という感じが漂ってくる。ことにフラメンコ・スケッチのビル・エバンスのソロの一部に`天`を見るのだ。
とは言え深夜に聴くと、深い闇のこの世に瞑目するということにもなるのだけど・・・

この月末、29日の土曜日の早朝から札幌を訪れて3泊、天気予報によるとこの北の国、寒そうだ。

今年は遠出をせずに、札幌と郊外の建築を建築家(でもあり教師でもある)MOROさんと共に観て歩いた後、札幌市大で羽深教授の院生への講義。ちょっとした思惑があって、嘗て故鈴木博之教授と鎌倉の近美で、東京を中心としたモダンムーブネントに即する建築を語り合ったDVDを見てもらった後、僕の撮った北海道の建築の姿を放映し、建築とはなんぞや!という命題を語り合おうという魂胆である。

ところでMOROさん, 小樽の「プレス・カフェ」へはいつ行くのかな!ターマス、元気かな?

さてマイルスが終わり、悩ましき女人、ジャニス・ジョプリンのライブに切り替える。
大友博氏の書いた解説書の冒頭に、思わずドキリとした。
「生前のジャニス・ジョプリンを知る人は・・・」とスタートするのだ。そしてこう続く。・・・余りにも破滅的な性格や生活に比較して彼女のステージがどれほど素晴らしいものであったか、ステージ上の彼女がどれほど輝いた存在であったかを・・・」。・・・最後までドラックやアルコールと縁を切ることが出来ず・・・

<写真:小樽のプレス・カフェ・・2014年撮影>


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