日々・from an architect

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「芸術は森からはじまる」:愛知県立芸大建築環境専門部会で!

2016-09-19 14:50:42 | 建築・風景

今年の2月に行われた「愛知県立芸術大学」の第5回の委員会(施設整備委員会建築環境評価専門部会)に続く、先週9月16日の午後2時からの、今年度第1回(通算第7回)の委員会に出席した。

校舎群のある長久手の森は、まだ紅葉の姿を見ることができなかったとは言え、秋の気配が深まってきて、耐震改修がなされた建築群が僕たち委員を待ち受けてくれたような気がしないでもない。言い方が悪いかもしれないが`喜びと照れ、ささやかな困惑`。

キャンパスでは「芸術は森からはじまる」と題した大学創設50周年記念展示が様々な`場所`でなされていて、このキャンパス建築群の設計者吉村順三と実務を担った奥村昭雄の名前が記されたキャンパスの大きな模型が「芸術資料館」に展示されていた。

そして帰宅したものの、何時までも僕の頭の何処かに残っているのは、誰しも眼を向けるこのキャンパスの要、「講義棟」の東側に設置されていて、異様な(失礼!)若者群(男女)が声を発している寺井尚行(1979年卒)の`50sVoices`である。そのコメント……開学以来、多くの若者が、人生でもっとも多感なとき、様々な悩む事が出来る時を、自然に包まれたキャンパスで送ってきた。そして、今も、これからも、脈々と……
そしてふと、この講義棟に刻まれている「直指天」を見遣る。上野直昭初代学長の想い、`己の心を見極める`という意とのことだ。

委員会では、状況報告と芸術学部新校舎(新デザイン棟)新設の検討をした後の小一時間、委員と共に改修された校舎群を見た後会議室に戻って、その成果などをやり取りした。予算が厳しい中でそれなりの成果を得たのではないか!というのが一致した僕たちの評価だったが、長期間に渡り、この委員会(部会)で関わった8棟、担当する設計者、施工業者も変わって、委員として関わった愛知芸大の先生方の現地での苦労も察しできる。

終会後、委員長を担った水津教授と共に、ここも手を入れたかったものだね!などとのやり取りをしながら改めてキャンパス巡りをした。

<写真・耐震補強をした鉄骨面の一部に「芸術は森からはじまる」と記した大きな布がさりげなく掛けられた。講義棟の左脇に設置された白い作品が`50sVoices`>  :文中敬称略
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2 コメント

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お疲れ様でした。 (m)
2016-09-19 15:37:58
私がこのキャンパスにお邪魔してもう3年目かしら。
既存建築の価値を残しながらの耐震改修はご苦労が多かったことと思います。
でもこれでこの先数十年、保存しただけで無く、これらの名建築が活きて学生に使われるのですから何よよりです。
penkouさまお疲れ様でした。
アリガト! (penkou)
2016-09-19 21:33:02
mさんのこのキャンパス訪問、3年前になりますか!
四国、愛媛県鬼北町の町役場、委員会構築して保存改修に取り組んで成果を挙げましたが、副町長からのメッセージは、次は50年後の世代に託す、という心打たれるものでした。愛知芸大、そう言い切りたいものです。

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