ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

ワン・モア/桜木紫乃

2016-11-08 | 読書
安楽死事件を起こして離島にとばされてきた女医の美和と、
オリンピック予選の大舞台から転落した元競泳選手の昴。
月明かりの晩、よるべなさだけを持ち寄って躰を重ねる男と女は、
まるで夜の海に漂うくらげ―。
同じ頃、美和の同級生の鈴音は余命宣告を受けていて…
どうしようもない淋しさにひりつく心。
人肌のぬくもりにいっときの慰めを求め、切実に生きようともがく人々に
温かなまなざしを投げかける、再生の物語。
(「BOOK」データベースより)

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良かったす。。

連作短編って、一編ごとに登場人物たちの視点が切り替わるし、
大きなストーリーでありながら、細々とした側面や色々な人の感情が
丁寧に伝わってくるのが良い。
そして最後、全てが繋がっていく感じも好き。

本作も良かったなぁ〜。
個人的には暗い話も好きだけど、これは希望が見える終わり方で
ホっとするタイプの物語かな。
読後感は爽快です

主役は美和ってことになるのかもしれないけど、脇を固める人達に
しっかり味があって、それぞれの短編が切なく苦しい。

強がって生きている人達、自分を表現するのが不器用な人達への
応援歌なのだ!
桜木さん、よろしぃです


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