ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

スクラップ・アンド・ビルド/羽田圭介

2017-05-03 | 読書
「早う死にたか」毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、
ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。
日々の筋トレ、転職活動。
肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して…。
閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!第153回芥川賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)

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なかなか羽田くんに行き着かなくて… 今更ですがようやく読了。

ただ、彼のメディアへの露出がすごすぎて、先に彼の人となりがインプット
されているので、ちょっと内容の邪魔をしたかなぁ。。

そして初めての羽田くんということで文体に慣れるまでも少々手間取りましたが
老人介護、高齢化社会問題という大きなテーマでありながら、
全く暗い話ではなく、そこからの発想の転換っぷりは面白かったし、
読んでいてすごく納得できる部分もあった。

あんまり書くとネタバレっぽくなるけど、じいちゃんの為、ボケないように
何でも自分のことは出来るように、なるべく手を貸さないというのは
優しさなのか、厳しさなのか、あるいは冷たい仕打ちなのか…。

私は、物心ついた頃にはもう祖父母は全員他界していたので
じぃちゃん・ばぁちゃんという存在を実体験したことがなく、
どうも距離感とか関係性がいまひとつピンとこないんだけど、
健斗とじぃちゃんのラストの穏やかな雰囲気にはホッと安心できました。

答えはないが家族というものは本当に不思議で温かい感じのするもの


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