一期一会 ~万年筆店店主のブログ~

哲学、想いを発信している、Pen and message.店主吉宗史博のブログです。

札幌でのイベント 6月24日(土)25日(日)

2017-04-16 | お店からのお知らせ

北海道は憧れの土地で、ぜひそこで仕事をしてみたいと思っていました。

大学生の時、冬の北海道を3週間か1か月か忘れてしまったけれど、のんびりとさすらったことがあります。

まだトンネルが通っていなくて、日本海で青森までいって、激しく上下に揺れる青函連絡船に乗って函館に入り朝市に行きました。

訪れた函館、札幌、小樽は冬でもとても美しい街で、大学生の一人旅にはもったいないようなところでした。映画のロケにも出会いました。

札幌から夜行で着いた稚内の朝は日本最北端を感じさせる寒さと暗さだったし、流氷を見に行った紋別では地吹雪で町中で遭難しそうになった。

網走、釧路、根室など、旅程の半分以上は道東のどこかを歩いていて、鉄道沿いにあるささやかな人工物と大陸を感じさせる大自然を見ながら、一人旅を楽しみました。もう30年も前のことなのにとてもよく覚えている。

その後10数年前に家族で行った夏の北海道、富良野、夕張などは、気候も良くて、自然も美しい天国のような場所に思えました。

また必ず来たいと思っていました。

今回札幌しか訪れることができないけれど、イベントを札幌で開催することができるようになったのは、当店のネットショップを利用して下さったり、神戸に来られた時に来店して下さったお客様方と、会場を貸してもいいとお申し出下さった北晋商事の金さんおかげですが、自分自身がまたここに帰ってきたいと強く思っていたことが大きく作用していたように思っています。

札幌でイベントをすると公表してから、それならこの万年筆を持って来て欲しいと、リクエストして下さるお客様が何人もおられて、歓迎して下さっていることが分かり、とても有り難く思っています。

どうせ行くなら、なるべく多くの人の顔を見たい。そんな想いで、私単身での開催ですがなるべく普段通りの当店を札幌でお見せしたいと思っています。


6月24日(土)25日(日) 10時~19時 ギャルリ ノワール・ブラン 札幌市中央区南2条西6-5-3住友狸小路プラザハウス2F

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お知らせ

2017-04-10 | お店からのお知らせ


イベント

・聞香会 4月29日(土)15時~17時

当店スタッフ森脇直樹による聞香会を開催いたします。
本格的なお香を気軽な雰囲気の中で楽しむことができる会になります。ぜひご参加下さい。

聞香会も現在定員に達しており、飛び入りのご参加ができない状況です。空きが出た場合、ご連絡させていただきますので、ご参加希望の方はメール(penandmessage@goo.jp)あるいは電話・FAX(078-360-1933)でお申し込み下さい。

・FridayWorkshop「万年筆で美しい文字を書こう」15 5月12日(金) 19時~21時 

堀谷龍玄先生をお迎えして、万年筆で美しい文字を書けるよう練習し、添削してもらいます。
今回から6月16日(金)~7月14日(金)に予定しています展示のお稽古をします。
展示のタイトルは「万年筆メーカーの説明文を書く」です。
ツバメ原稿罫ノート(C167)と黒インクを入れた細字の万年筆を持ちください。ノートも当店で販売しています。

ペン習字教室は現在定員に達しており、飛び入りのご参加ができない状況です。空きが出た場合、ご連絡させていただきますので、ご参加希望の方はメール(penandmessage@goo.jp)あるいは電話・FAX(078-360-1933)でお申し込み下さい。



 お問い合わせ、参加のご希望など、当店(078-360-1933)までお願いいたします。

 

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出張販売

2017-04-09 | お店からのお知らせ

・札幌 6月24日(土)25日(日)10時~19時 ギャルリノワールブラン(札幌市中央区南2条西6-5-3住友狸小路プラザハウス2F)

・福岡(工房楔との共同イベント) 7月8日(土)9日(日)11時~18時(9日は16時まで) ギャラリートミナガ(福岡市中央区大名2-10-1シャンボール大名A-103)


今年は当店10周年ということもあり、昨年とは違う年にしたいと思っていました。

オリジナル商品を積極的に作ることもしたいけれど、それでは今までしてきたこととそれほど変わりがない。

今の自分にとって、無理しないといけないけれど、それを繰り返すうちに無理だと思っていたことが嘘のようにスムーズにできるようになるような、成長につながることを始めたいと思いました。

この10年、ずっと店の中でお客様をお待ちして、それで当店の仕事は成り立っていましたが、外に出て行って仕事してみるのはどうだろうと思い始めていました。

昨年1月の代官山蔦屋書店でのイベントはそれを実験するのに、とても良い機会でした。

慣れていなかったのでとても大変でしたが、ある程度やれるのではないかと思いました。

まずそれぞれの地域の中心となる都市、札幌と福岡で短期出店をして、それらを毎年恒例にしながら、少しずつ増やしていきたいと思っています。

札幌はローラーアンドクライナー、ダイヤミン、KWZインクなどの輸入代理店の北晋商事さんのギャラリーをお借りして、当店オリジナル商品、や特別調整万年筆、革製品を中心に品ぞろえしようと思っています。

イベントのための温存している特別仕様の商品もありますので、ぜひご来場下さい。


福岡は工房楔の永田さんと共同開催です。

当店は札幌での品揃えを福岡用にも用意しています。永田さんもこのイベントのためにがんばって木製品を製作してくれています。

暑い季節が始まる頃ですが、どうぞご来場下さい。

 

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イタリア色のインク?

2017-04-04 | 実生活

1年の表(3~9)と裏(10~2)ではモノの好みが違うのでそろそろインクの色を変えたいと思うようになりました。

冬は黒っぽい色がやはり日本の文字に合ってると思って気に入って使っていましたが、3月頃に春の予感がし出すとブルーブラックに、4月には何か新しい色をと、思い始めました。

涼しくなり始めた時、あれほど嬉しそうに履いていた革靴がとても暑苦しく、実際にも暑く感じて、もっと自然で軽いものに履き替えたいと思うようになり、好みは季節に非常に左右されます。

最近イタリアづいています。

イタリアに関する本を立て続けに読んでいる時に、イタリア絡みの出会いがあったり、昨年末からアウロラが限定万年筆を連続して発売したりと、今年は当店にとってのイタリア年になるかもしれないと思っています。

イタリア人のあくせくしない、自分の分をわきまえた考え方が好きで、自分がもともと持っていた考えと共通する部分が多く共感します。

そういったことをインクの色に込められないかと思っている。

イタリアだからといって、緑とか赤にするつもりはない。


エルバンのインクはそれぞれの色にストーリーやシーンがあり、私のとても好きな商品展開をしています。

それぞれの色に必ずイメージやいわれがあると思いますが、それをおしゃれなイラストと美しいネーミングで表現している。

イタリア年のインクの色を何にしたのか、またご報告できる機会があればお話ししたいと思います。

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2017-04-02 | 実生活

角の桜がやっと咲きました。

この辺りではこの桜が一番早いけれど、今年は遅かったような気がする。

暑さ寒さも彼岸までに今年も当てはまらず、寒い3月でしたね。

長い間屋内でのみ仕事をしてきましたので桜を見た思い出は休みの日に限定されてしまいます。

休みの日と桜の良い時が合えば桜を見に行けるけれど、週1回の休みに雨が降るとその年の花見は流れてしまいます。

以前に花見をした場所を思い出すために妻が、キャノンオートボーイとか写ルンですで撮った写真が収まったアルバムを引っ張り出してきて見ていた。

自分が撮った写真を見ながら、人はなぜこんなにも桜を撮りたがるのだろうと思う。

そして桜を見るとなぜ、私のようにテンションの低めの人間でも気持ちが盛り上がるのだろうか。

きっとやっと寒い冬が終わって、明るい暖かな日々が始まるからと思いますが、桜が咲くと何もかも新しくなったようなリフレッシュされたような気持ちになるからかもしれません。

賛否両論あって、世界的には不便で仕方ないけれど、やはり日本の新学期は4月からだと思う。
そこは歩み寄るところではない。

当店も新しい年を迎えたつもりで新しい気持ちで、今月からいたいと思っている。

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工房楔イベント 3月25日(土)26日(日)

2017-03-19 | 仕事の考え

工房楔のイベントがいよいよ次の週末になりました。

今回のイベントの目玉は、こしらえの種類の多さと、新型2mm芯ホルダー、そして永田さんが秘蔵していた黒柿だと思っています。

ぜひイベントにご来店いただきたいと思っています。

 

 

私の周りにそんな人はいないけれど、自分の仕事がどれだけすごいか、どれだけ難しいことをしたかと喧伝する口数の多い職人は大したことのない人だと思っている。

それは自分がペン先調整という、職人の真似事をしているからよく分かります。

自分の仕事には自信があるけれど、向上心を持っていて、もっと良くしたい、もっと美しくしたいと美意識を持って仕事をしている人は多くは語らないと思っています。

工房楔の永田さんは、自分が手に入れた木については多弁になって私たちを楽しませてくれるけれど、自分の仕事についてはあまり語りません。

銘木の中でも複雑な模様が美しく出る杢の部分は、硬さなどがほかの部分と違うため、加工が難しいけれど永田さんは何でもないことのように美しいラインを持たせて仕上げてきます。

それが私が永田さんを信じている理由のひとつです。

他の木工家の人が使わないような、様々な銘木も見て欲しいけれど、永田さんの技術力も見て欲しいといつも思っています。

例えばパトリオットボールペンの中央付近のふくらみを残しながら、両エンドを絶妙なバランスで先細りにしてシャープに仕上げるのは、微妙な違いで大きくその姿は変わってくると思っています。そんなところにも職人としての力量とともに、センスも感じることができる。

木工家はただ木を扱っていればいいわけではなく、良い素材の良い部分を見抜いて使わなければならない。そしてそれを美しく仕上げなければならない。

その違いが我々には分かりにくくても、それを追究する生き方が木工家なのだと永田さんを見ていて思うようになりました。

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文集「雑記から3」原稿募集のお知らせ(3月末まで)

2017-03-14 | お店からのお知らせ

当店のメモリアルイヤーにはいつもお客様から原稿を募集して、文集を作っています。

10周年を迎える今年も作る予定で、3月末まで「記念の万年筆」についての1200文字程度の原稿を募集しています。

何かの記念に手に入れた万年筆にまつわる話、個人的な想いなどをお寄せ下さい。

メール(penandmessage@goo.jp)でお送りいただくと、有り難く思います。

当店は万年筆店なので、お客様方になるべく万年筆で書いていただきたいと思っています。

書くことを楽しんで、それを日々の生活の張り合いのように感じていただきたいと思っています。

もしかしたら、当店にとって万年筆というのは二義的なもので、この店の第一の目的は書くことを楽しんでもらうようにすることにあるのかもしれません。

書くことを楽しむために万年筆が最も適している。だから当店は万年筆店なのかもしれません。

万年筆で特別なものを書いていただきたいとはいつも思っていなくて、手帳を書いたり、日記を書いたり、メモを書いたり、日々皆様が書かれているものを万年筆で書くことによって、それが楽しいと思っていただけたら素晴らしいと思う。

毎日の暮らしの中に書くことが溶け込んでいて、その生活にさらに潤いを感じる人が増えたらいい。それが当店の役割だ思っています。

もしかしたら非日常的な晴れの日の記念に手元に来た万年筆もあるかもしれなくて、それについて書いていただいても大いに結構ですが、それぞれの方の生活とともにある万年筆の何でもない話も書いていただきたいと思っています。

「記念の万年筆」というテーマでそれは難しいかもしれないけれど、様々な記念があると思います。

私もありふれた平凡な記念の万年筆にまつわることを書きたいと思っています。

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仕込み

2017-03-12 | 実生活

私にも毎週、毎月やってくるいくつかの締め切りがあります。

人に決められたことなら逃れる言い訳もあるかもしれませんが、どれも自分で決めたことなので誰のせいにもできず、守るしかなく、確か一度も遅れたことはないと思います。

何かを無理やりに書こうとすると本当に苦しく、こんな面白くないものを誰が読んでくれるのだろうかと、自分で書いていて思うこともあります。

私の書くもの(ブログ、ホームページなど)が面白くない時に楽しんでいただく方法は、今回は相当苦しそうだなと私の状況を推察することだと思っていただきたい。

文章の中に、他人のものではない、自分独自の考えを展開できたり、自分の経験から何か述べることができたら、その時は自分なりに充実感を感じています。

以前はいざ書こうと、あるいは書かなければいけないと、頭が空っぽなのにペンを持って紙に向かっていたけれど、私の場合はそこから何も生まれないことが分かりました。

どんな小さな芽でもいいから頭の中に仕込んでおいて、それを繰り返し考えてはじめて短い文章になる。

繰り返し考えることで、自分の考えなども生まれて、文章に盛り込むことができる。

手で書くということはもちろんしていて、大切な作業だけど、その前に頭に仕込んで考えるという締め切りのない作業がとても大切でした。

でも、それはいろんなことに言えることかもしれない。

10年後、3年後、今年、今月、明日、どんなふうな仕事をするかということを頭に仕込んで考えておかないと、いざその時に考えようとしても、何も残せない時間を送ることになります。それを自分ができているとは言えないけれど、イメージは持っておきたい。

学校の勉強で予習が大切でとても有益だということを仕事をするようになってから実感していて、何にでも仕込みということは必要なのだと思っています。

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街への愛情

2017-03-05 | 実生活

あまり意識していなかったけれど、私も地元への愛情があるのだと思います。

特に神戸でないととか、神戸にこだわっているわけではないけれど、神戸で神戸の情報を発信している媒体が好きで、その手の本はつい手にとってしまうし、とっている新聞も神戸新聞です。

新聞雑誌の役割はインターネットに取って代わられたという時代だけど、ネットニュースにも載らない情報、ニュースなどがあって、これは地元誌でしか読むことができません。

そういう意味でもまだまだ紙媒体の存在意義はあると思っています。

地元への愛情があると思うようになったのは店を始めてからです。元町駅北側の商業地域と生活圏の間のような雰囲気を歩くようになって、これが私にとっての神戸だと思ってる。

ただ美しいとは違う、趣きを持った街の風景に惹かれ、いいなあといつも思います。

 

神戸の情報を神戸やその周辺地域に発信しているAMラジオ局 ラジオ関西というものが神戸にはあって、私が若い頃は須磨にありました。神戸の人で知らない人はいないと思います。

今はハーバーランドの神戸新聞のビルの中にあります。

ラジオ関西の番組に出てもらえないかと言われた時、話すことが苦手だと自分で分かっているのに2つ返事で承諾してしまいました。

神戸のメディアと聞いて反射的に好感を抱くのと、声を掛けてくれた人の役に立ちたいという気持ちと、自分の苦手なことに立ち向かいたいという気持ちもありました。

放送はやはり緊張して、あまり上手く話せなかったけれど、でもラジオの世界で働く人の仕事振りを間近で見ることができました。

進行役の林真一郎氏のその場の空気を作り、進行をぐいぐい引っ張って行きながら、それぞれに的確なパスを出してコメントを引き出す手腕には感動しました。

でも、終わって数日経つけれど、次はもっと上手く出来ると思ってしまっているので、バカだと思っている。

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ラジオ

2017-02-28 | お店からのお知らせ

神戸のAMラジオ局ラジオ関西の「時間です。林編集長」という番組に、3月2日(木)15時15分~30分に出ることになりました。

放送が終わってからブログで書いたり、お客様にお話ししようかと思いましたが、「前もって言ってくれたらよかったのに」と言われることもあるかと思い、告知しました。

けっして聞いて欲しいというわけではありません。

人前で話すことが苦手ですが、それが公共の電波に乗って拡散するラジオのマイクに向かって話すとなると、今から緊張して足がすくむ想いです。

きっと聞いておられる方にもそれが伝わり、緊張感のある放送になるのではないかと思います。

もう7年くらい前になると思いますが、当店の前に中継車が来て店から放送をしたことがあったこともありました。

話すことが苦手で、そんなに緊張するのに何で出るのかということですが、私にラジオに出てもらおうと思ってくれた人の気持ちに応えたいということが理由です。

それに一人でも多くの人に店のことを知ってもらうことは当店としても損ではない。実際に前の放送で当店のことを知って来て下さるようになった方もおられました。

3月2日14時~17時くらいの間、私は不在にしておりますのでペン先調整は承ることはできません。よろしくお願いいたします。

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