一期一会 〜Pen and message.〜

哲学、想いを発信している、吉宗史博のブログです。

カンダミサコ「大きいサイズのペンシース」受注締め切り迫る

2012-02-07 | Pen and message.

万年筆を1本と手帳だけ持って旅に出たいと思うことがあります。

そんな遠くへ行かなくてもいい、各駅停車のローカル線でのんびり座っているだけでいい。

兵庫県内にはまだローカル線が残っていて、加古川線や播但線、福知山線などで旅情は充分に味わえると思います。

車窓の風景や乗り合わせた人たちを見て、イメージを膨らませて、思い浮かんだことを手帳につらつらと書き留める。旅に出てそれだけできれば私は満足で、観光名所や豪華な食事はなくてもいい。

旅に出て心に残っているのは案外そういう風景や地元の人たちのこと、そして家族とのちょっとしたやり取りだったりします。

万年筆で書くために旅に出るような気持ちで、万年筆で何か書きたいと思えて、たくさん書くことができれば私は幸せだったります。

旅と手帳と万年筆をイメージした時に私はいつもモンブラン149を思い浮かべます。

太くて大きな149が旅の万年筆というのは何か不思議な感じがしますが、旅に1本だけもって行くのはなぜか149。

モンブランは数年前から専門のショップでのみの販売になっていて、どこの店でも買えるものではなくなっているので、万年筆の代名詞的な存在ではないと思っていますが・・・。

話を戻すと、そんなモンブラン149やペリカンM1000などのオーバーサイズの万年筆を1本だけコンパクトに収納することができるカンダミサコ大きなサイズのペンシースの受注が2月12日(日)で締め切りになります。

せっかくの機会ですので、ぜひご利用ください。

 

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カンダミサコ「大きいサイズのペンシース」期間受注のお知らせ

2012-01-13 | Pen and message.

独特の可愛らしい形状のペンシースがたくさんの万年筆を使う人から愛されているカンダミサコさん。

ペンシースは、ペリカンM800くらいのサイズまでは入りましたが、それ以上の太さには対応していませんでした。

多くのリクエストがあり、カンダミサコさんが通常サイズよりも大きな、モンブラン149、ペリカンM1000、セーラーキングプロフィットなどが入るサイズを期間限定で受注し、製作することになりました。

大きいサイズは、ベビーバッファロー革で製作します。ベビーバッファローは使い込むと当初のマットな質感から艶を出していきます。キメの細かい丈夫な革です。

受付は当店店頭のみになっていて、色を5色の中から選んでいただけるようになっています。

受注期間は2月12日までで、3月末頃お渡し予定となっております。価格は3,800円です。

ぜひよろしくお願いいたします。

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山野草

2011-07-08 | Pen and message.

いとこが初めてブログにコメントをくれました。

母の149について記述するたびに、いとこに居心地の悪い想いをさせていたと知って、気の毒に思いました。

その物自体よりも、その149にまつわる記憶があることが私には重要であって、その物が手元にないことはあまり問題ではありません。

それよりも母が使っていて、その後伯母に受け継がれた149が二人の男の心に少なからず影響を与えていることがすごいことだと思うのです。

母の実家でいとこの実家でもある川上村は、生まれ育った家のない私にとっても心の故郷と言える場所でした。

何か心が疲れている時、車で7時間も走ればいつでもその場所に帰ることができると思うだけで元気になれました。

それで実際に帰ったことはないけれど、そんな場所は心の中にあればいい。

149もそんな存在なのかもしれないと思ったりします。

山のにおい、風は気持ちいいのに強い日差し、薪ストーブ、埃っぽい道。

夏休みの終盤に畑のある山に上がると、早くも訪れた秋に咲く花の色。

オリジナルインク山野草はそんな少し寂しい、高原の秋の訪れを思い出させてくれる色で、心の中にある山村の色でもあります。

 

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女性にオーバーサイズの万年筆

2011-07-01 | Pen and message.

母はいつもモンブラン149を使っていました。

中学生だった私に母は、作家が使う万年筆だと教えてくれました。

もちろん万年筆の専門的な知識などなく149が女性には大きすぎるのではないかという疑問を持つこともありませんでした。

万年筆はそういうものだと思いましたし、母は特に可笑しくなく葉書や手紙を書くのに普通に使っていました。

ただ父に貸すのは非常に嫌がっていて、書き方が違うから変な癖がつくと言っていたのをこれを書きながら思い出しました。

そういえばインクは純正を使っていた。

話を戻すと、149という大きな万年筆は女性の手には大きすぎるのではないかと思いがちですが、自分の若い頃の記憶からそれはあまり気にしなくてもいいのではないかと思っています。

確かに149は男っぽい印象の万年筆かもしれませんが、そういうものを女性が使うことは別に変でも何でもない。

ただ149は私たち市井の店の者からすると世の中から消えたに等しい存在ですが・・・。

149をそのサイズからカテゴリー分けするとオーバーサイズということになります。

オーバーサイズの万年筆はそれほど多くはありませんが、ペリカンのM1000という大変書き味の良い万年筆が149と並ぶ代表的なものだと思います。

男性が使われていることが多い、M1000ですが女性にも使っていただきたいと思います。

M1000をシルバーの金具にして、透明ボディにしたM1005デモンストレーターが出て、女性が使う大きな万年筆について想いを巡らせました。

 

 

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ヨーロッパ旅日記 ベルリン2

2010-06-20 | Pen and message.

蚤の市の後、今回の旅の中で出会った中で1,2を争うしっかりしたお店Heinrich Kunnemanへ行きました。
ドイツ、チェコなどの他のお店でもそうでしたが、ファーバーカステルが目立つお店だとは思いましたが、手紙、紙製品、革製品、机上用品もちゃんと品揃えされていて、万年筆は座って試し書きできるようになっていました。お店の人も対応もとても良く、親切にしていただきました。
Uhlandstraβeという高級ブティックが並ぶセレブ通りで、表参道のような雰囲気の通り近くにあるということも関係があるのかもしれません。
Uhlandstraβeのような街が旧西ベルリン地区にあることは、何か歴史的な背景があるのか考えてしまいます。
言うまでもなく、ベルリンは21年前まで壁によって東西が分断されていました。市内の再開発がかなり進んでいて、旧東ベルリンだった地区にも商業施設などが積極的に作られているようで、旧東西差はないのでしょうが、中心の繁華街から外れる旧東ベルリン地区には荒れた感じの街が多く存在することに気付きます。
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旧東ベルリンの社会主義体制の元での人々の暮らしが貧しくて不幸だったとは思わないですが、物質的には旧西側の方がたくさんのものに囲まれていたかもしれません。
物が少なくても幸せな暮らしはあると思いますが、もしかしたら壁の崩壊で旧東ベルリンの人たちはたくさんの物を手に入れる自由を得た代わりに金銭的な貧しさを感じたのではないかと想像したりします。
いずれにしても、たった21年前まで、それを越えようとした人の命を奪うこともあった壁という馬鹿なものがあったことが信じられないことですが、その姿形が無くなっても、不自然に帯状に続く跡地や地面に埋められた BERLINER MAUER 1961-1989 というプレートによって、展示された壁や保存施設よりもリアルに壁があったことを思い知らされます。
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街中の賑やかさや、スラム地区での怖いくらいの静けさ。お店や露天で働くいろんな国から来た移民の人たち。そして壁の痕跡。ただ楽しいだけでなく、旅行者にも考えさせる暗いところもベルリンの魅力で、私はこの街がとても好きになりました。

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いとこの来神

2008-12-09 | Pen and message.
身内の話で恐縮ですが。
日曜日の開店直後、いとこ家族が来店しました。
整形外科医である彼は、大阪での学会の後、家族で六甲アイランドのホテルに泊まっていました。
前日にル・ボナーさんに現れたという情報は、I先生より寄せられていて、てっきりその後こちらに来ると思っていましたので、不思議に思っていたのでした。
今春先、伯母(いとこの母親)の葬儀で顔を合わしていましたが、それ以前は11年以上会っていませんでしたので、ゆっくり話したのは久し振りでした。
お互い交換したままになっていた緑のオプティマを返しました。
いとこも立派な大人になって、〜ちゃんと呼びかけるのは少しおかしな感じがしましたが、癖になっていて自然に呼んでしまいます。
お姉さんのお土産のモンテグラッパミクラの赤を選んで、一旦子供たちを遊ばせるために南京町に出掛けていきました。
彼の置いていったル・ボナーのペンケースの中には、自分で東京で買ったオプティマ、彼の合格祝いに私の父が送ったプロフィット、私の母が使っていて、母の死後伯母の元に行き、伯母が亡くなって彼のものになった70年代の149の3本が入っていました。
どのペンも使い込まれていて、彼の素朴な人柄が感じられましたし、磨り減ったイリジュウムには彼の努力が表れていました。
戻ってきて、自分の万年筆を選びましたが、前もってメールで打ち合わせしていた通り、M800デモンストレーターを選びました。
透明のボディと各パーツ名の表示が、清潔な医療機器のようで、医者が使う万年筆としてこれ以上ピッタリのものはないと思えました。
長野でも万年筆は買えるでしょうし、東京や名古屋の都会の方がずっと近いし、行く機会も多いと思いますが、わざわざ神戸の私の店で万年筆を買ってくれたことがとても嬉しく思いましたし、家族を気遣う立派になった彼の姿を誇らしく思いました。
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カランダッシュエクリドールコレクションアンモナイト

2008-09-19 | Pen and message.

筆記具の中には全く変わらない歴史のある、そして定番的な存在になっているものがあります。
それらにはそれを使っている人の主張や人柄を代弁してくれる、独特の雰囲気、存在感があり、良い筆記具にはそのようなものが備わっていると常々思っています。
万年筆で言えば、モンブラン149、146、ペリカンM800,M400,ラミー2000、アウロラオプティマなどがそうですが、ボールペン、ペンシルにおいてはそのような存在のものが少ないのかもしれません。
カランダッシュエクリドールシリーズは、モンブラン164、クロスセンチュリークラシックなどと並ぶボールペンの数少ない定番のひとつです。
この手のペンが太軸に少しずつ移行していく中にあって、これらのペンは細めの軸にこだわり、特にエクリドールは鉛筆という筆記具の基本サイズを忠実に守り続けている貴重な存在です。
エクリドール愛用者の多くがその特長として挙げるのがボールペン芯“ゴリアット”のフィーリングの良さです。
他社のものを凌ぐ滑らかさとインクの着きの良さを誇り、カランダッシュは特にこの芯の性能に自信を持っていて、販売員向けのマニュアルなどではこの芯の良さをアピールするように指示されていました。
そんなエクリドールコレクションで、廃版になっていたアンモナイトが数量限定で復刻されました。アンモナイトは、他のエクリドールがコーティング仕上げの銀張りになっているのに対して、コーティングされていないスターリングシルバーのボディを採用しています。
コーティングされていない純銀のボディは、放っておくと当然黒ずんできますが、使い込むと永遠の輝きを約束されたコーティング仕上げにはない味わいが出てきます。それは好みの分かれるところかもしれませんが、革のエイジングや、木軸の艶などと同じように、銀の使い込んだ風合いは愛着をさらに強くさせてくれる、使う喜びを満足させてくれるものだと思います。
そんなスターリングシルバーボディのアンモナイトの滑らかな書き味のボールペンと精度に定評のある0.7mm芯のペンシルが数量限定で復刻され、10月中旬に発売予定になっています。
ただいま予約受付中です。
アンモナイトボールペンhttps://www.p-n-m.net/contents/products/BP0043.html
アンモナイトペンシルhttps://www.p-n-m.net/contents/products/SP0005.html

 

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ル・ボナーのペンケース

2008-02-26 | Pen and message.
使っていて楽しいと思えるペンケースに出会ったのは初めてで、今まで長く使えるということをペンケースに感じたことがありませんでした。ル・ボナーのペンケースはさすが鞄職人の作だけあり、長く使えるだけの頑丈さと質感の良さ、ペンを保護して取り出すという実用性を十分に兼ね備えたものだと使い出して、3ヶ月ほど経ちますが感じています。使っているうちに革もこすれて光沢を持ち、これから更に使い込むとどんな表情になっていくのか楽しみです。私はペリカンM800、ファーバーカステル伯爵、アウロラオプティマを入れていますが、149やM1000も入ります。当店によく来てくださるお客様はすでにお持ちの方が多く皆様楽しんで使ってくださっています、まだお持ちでない方はぜひ使ってみてください。 https://www.p-n-m.net/contents/products/category5.html
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M1000考

2008-01-31 | Pen and message.
ペリカンのM1000はモンブラン149と並ぶオーバーサイズの万年筆の名作として、多くの人の憧れの万年筆だと思います。
実用性を突き詰めたM800に対して、M1000の余裕はただの万年筆という筆記具を超えた存在感と官能的な書き味を持っているところです。
それは実用ペンを定番ラインにしているペリカンの中にあって、とても異質な存在です。
M1000の最大の特長は大きなペン先による柔らかい書き味です。
その柔らかい書き味は、豊かなインク量にも助けられていますが、とても気持ちよく、このペンを使い出してしまうと、他のペンに持ち替えた時、そのフィーリングの乏しさに物足りなさを感じてしまうほどです。

ペリカンM1000で書くという嗜好。そんな感じがします。
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いつかは・・・。

2007-11-02 | In My Life
皆さんはご自分が何か目標を達成した時に買おうと思っている万年筆はありますか?
昭和の時代のある車の宣伝の「いつかはク○○ン」みたいで少し照れくさい話ですが、私にはあります。
あまり人には言ったことはありませんし、自分の立場を考えるとあまり口外しない方がいいのかと思っていました。
会社を辞めて自由に使えるお金は増えましたが、買えるお金があるから買うのではなく、目標を達成した時に静かにその万年筆を買おうと思っています。
それが149です。
意外に思う人もいるでしょうし、私の知っているお客様のほとんどがお持ちです。私も何度も書いたことがあり、家にあったこともありましたが、まだ自分のものとして所有したことがありません。
149が全ての万年筆より優れているとは思いませんし、自分にとって必要なものなのかも分かりません。皆さんにとってはそれほどの存在のペンではないのかもしれません。
しかし、万年筆を仕事にするようになった時、自分がそのペンを手にできるタイミングが来るまで、心の隅に置いておこうと思いました。
それまでに何本かのペンを自分のものにすると思いますが、私が149を手にできるのはまだ先のことのように思っています。
それまで149が今のままでいてくれたら、と思っています。
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