母はいつもモンブラン149を使っていました。
中学生だった私に母は、作家が使う万年筆だと教えてくれました。
もちろん万年筆の専門的な知識などなく149が女性には大きすぎるのではないかという疑問を持つこともありませんでした。
万年筆はそういうものだと思いましたし、母は特に可笑しくなく葉書や手紙を書くのに普通に使っていました。
ただ父に貸すのは非常に嫌がっていて、書き方が違うから変な癖がつくと言っていたのをこれを書きながら思い出しました。
そういえばインクは純正を使っていた。
話を戻すと、149という大きな万年筆は女性の手には大きすぎるのではないかと思いがちですが、自分の若い頃の記憶からそれはあまり気にしなくてもいいのではないかと思っています。
確かに149は男っぽい印象の万年筆かもしれませんが、そういうものを女性が使うことは別に変でも何でもない。
ただ149は私たち市井の店の者からすると世の中から消えたに等しい存在ですが・・・。
149をそのサイズからカテゴリー分けするとオーバーサイズということになります。
オーバーサイズの万年筆はそれほど多くはありませんが、ペリカンのM1000という大変書き味の良い万年筆が149と並ぶ代表的なものだと思います。
男性が使われていることが多い、M1000ですが女性にも使っていただきたいと思います。
M1000をシルバーの金具にして、透明ボディにしたM1005デモンストレーターが出て、女性が使う大きな万年筆について想いを巡らせました。












ありがとうございます。
そうですね。男性だけでなく、女性にもぜひ使っていただきたい書き味のある万年筆ですね。
M1000は代わる物のない万年筆のひとつです。
その149は、母から123様のお母さんに遺品として伝わり、それをまた123様が遺品として伝えられている。
その149は私の母の149ではなく、私たちの母達の149なので、123様が持っていて、良いに決まっています。
母も、伯母ちゃんも喜んでくれていると思います。ずっと持っていてな。