一期一会 〜Pen and message.〜

哲学、想いを発信している、吉宗史博のブログです。

雑誌「BE-PAL」

2012-02-10 | Pen and message.

どなたかだいたい分かりますが、きっとどなたかが推薦して下さったのだと思います。

違うページにル・ボナーさんも出ていました。

本当にありがたいことで、万年筆とは畑違いのアウトドア雑誌BE-PAL3月号で当店が冒険道具の店135という特集で紹介されています。

BE-PALを初めて読みましたが、アウトドア〜冒険系の雑誌でなかなか面白いことを初めて知りました。

でも旅や冒険と万年筆とは、それほど離れていないような気がしています。

非日常の記録を記すノートは特別なものだと思いますし、それにはやはり万年筆が合っているような気がします。

旅の1日の終わりの宿やテントの中で手元を照らして、万年筆でノートに記して締めくくる。(ただし氷点下になるとインクは凍る可能性があるので、登山などでは使うことができないかもしれません)

机上の時間でなくてもこういった場面でも万年筆が使われるのは嬉しいことだと思いますし、私たちはどんどん万年筆を持ち出して外でも使いたいと思います。

日下

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カンダミサコ「大きいサイズのペンシース」受注締め切り迫る

2012-02-07 | Pen and message.

万年筆を1本と手帳だけ持って旅に出たいと思うことがあります。

そんな遠くへ行かなくてもいい、各駅停車のローカル線でのんびり座っているだけでいい。

兵庫県内にはまだローカル線が残っていて、加古川線や播但線、福知山線などで旅情は充分に味わえると思います。

車窓の風景や乗り合わせた人たちを見て、イメージを膨らませて、思い浮かんだことを手帳につらつらと書き留める。旅に出てそれだけできれば私は満足で、観光名所や豪華な食事はなくてもいい。

旅に出て心に残っているのは案外そういう風景や地元の人たちのこと、そして家族とのちょっとしたやり取りだったりします。

万年筆で書くために旅に出るような気持ちで、万年筆で何か書きたいと思えて、たくさん書くことができれば私は幸せだったります。

旅と手帳と万年筆をイメージした時に私はいつもモンブラン149を思い浮かべます。

太くて大きな149が旅の万年筆というのは何か不思議な感じがしますが、旅に1本だけもって行くのはなぜか149。

モンブランは数年前から専門のショップでのみの販売になっていて、どこの店でも買えるものではなくなっているので、万年筆の代名詞的な存在ではないと思っていますが・・・。

話を戻すと、そんなモンブラン149やペリカンM1000などのオーバーサイズの万年筆を1本だけコンパクトに収納することができるカンダミサコ大きなサイズのペンシースの受注が2月12日(日)で締め切りになります。

せっかくの機会ですので、ぜひご利用ください。

 

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お知らせ

2012-02-07 | Pen and message.

イベント

・2月25日(土) 15時〜17時 聞香会 
香道師森脇直樹さんをお迎えして、本格的な香をカジュアルな雰囲気で聞いていただけます。万年筆とメモ帳をご持参ください。

・3月2日(金) 19時〜21時 FridayWorkshop「万年筆で美しい文字を書こう2」 堀谷龍玄先生をお迎えして、万年筆で美しい文字を書けるようにします。黒インクを入れた細字の万年筆とA5サイズの方眼罫のノートをご持参ください。今回のテーマは「季節の葉書を書く」です。

お問い合わせ、参加のご希望など、当店(078-360-1933)までお願いいたします。
もちろん飛び入りの参加も、大歓迎です。


新入荷

・WRITING LAB.革封筒出来上がりました。https://www.p-n-m.net/contents/products/OG0059.html

・ペンレスト兼用万年筆ケース新色入荷しました。https://www.p-n-m.net/contents/products/OG0056.html
品切れしておりました黒も再入荷です。https://www.p-n-m.net/contents/products/OG0047.html

・趣味の文具箱vol.21入荷しました。

・大和出版印刷白い罫線ノートCIRO入荷しました。https://www.p-n-m.net/contents/products/LO0119.html

・オリジナルダイアリーカバークリスペルカーフダブル入荷いたしました。https://www.p-n-m.net/contents/products/OG0054.html

・ル・ボナー製オリジナルダイアリーカバー入荷しました。https://www.p-n-m.net/contents/products/category2-2.html

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揃えの美学

2012-02-06 | Pen and message.

アウロラが昨夏のマーレリグリアに続いて、マーレティレニアを3月か4月頃発売します。

イタリア半島を囲む4つの海をテーマにしたこのシリーズは、ライトブルーのリグリア、エメラルドグリーンのティレニアときたので、今後どのような色でシリーズ展開をしていくのかという憶測を呼び、皆さんの興味を惹いています。

ティレニアは当店にも当然入荷してきます。

85周年記念レッド、から続くこのシリーズは、ただの色違いだと思いながらも、やはり揃えたくなる魅力に満ち溢れています。

アウロラのこのシリーズでなくても万年筆には揃えることの魅力が仕掛けられているものがあります。

ペリカンスーベレーンのM400からM800はインクの色とボディカラーをコーディネートすることもできるし、年代ごとに微妙に違う仕様の違いを全く同じ緑縞ばかり揃えて楽しむこともできる。

ペン先の設定もたくさんありますので、揃える幅が広がります。

私の知っているある岐阜の木工家のように、オレンジのドルチェビータのシリーズを全て揃えたいと思う人もいるかもしれません。

他にもアウロラの大陸シリーズ、デルタ民族シリーズなど、少しずつ形と色を違えて発売される万年筆の楽しみは揃えの美学を刺激します。

工房楔のパトリオットボールペン、新しく作り始めたマンハッタンボールペン(https://www.p-n-m.net/contents/products/category2-13.html)も形は同じだけど、材料ごとに味わいが違い、まさに揃えの美学を満足させてくれるものになっています。

揃えの美学はそれを一同に見渡すことができるものの存在が不可欠で、万年筆やボールペンの場合ペンケースになります。

ペンケースはただペンを持ち運ぶためのものだと思っていた若かりし日の自分を恥ずかしく思うほどに、ペンケースの中身をコーディネートすることは、実用的には複数本持つ理由が見つけにくい万年筆を複数本持ち歩くエネルギーの源になります。

コンプロット10やコンプロット4ミニhttps://www.p-n-m.net/contents/products/category2-12.htmlはまさにこの揃えの美学のための箱なのだと改めて思うのでした。

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ペリカンM605 限定発売

2012-02-03 | Pen and message.

多くの人にとって良いのは分かっていて、いつかは欲しいと思いつつ、なかなか手に入れる機会がないのが、ペリカンM600というバランスシートにするときれいな6角形や8角形になる万年筆なのかもしれません。

M600は、現行万年筆で最も歴史のあるモデルM400とM800というペリカンだけでなく万年筆を代表する名モデルに挟まれて、少し影が薄い万年筆ですが、M800の握りやすさとM400の携帯性を併せ持った非常にバランスの良い万年筆だと思っています。

特に尻軸にキャップをつけたM800が重いと言われる女性の方は多く、女性の方にも使いやすい万年筆です。

M400やM800にはある銀色の金具のモデルやM400にはあるホワイトトータスモデルがM600でも限定入荷することになりました。

スーツやシャツの胸ポケットに差してメモをとるのに使ったり、机に向かって長時間筆記したり、要は何用と決めずに何にでも使いやすい万年筆には、筆記しやすさと携帯性が必要です。

筆記しやすさと携帯しやすさのバランスが最も良いと思っているのはアウロラオプティマとこのM600だと思っています。

何にでも使える万年筆として、M600をお勧めします。

M605(シルバー金具)黒、ブルー縞
M600ホワイトトータス 各800本 39900円。

2月下旬から3月はじめに店頭にも入荷する予定ですが、ご予約も承ります。

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WRITING LAB.の活動

2012-02-01 | Pen and message.

トロンコとボンクが思い入れのあるモノを紹介するWRITING LAB.のブログ「旅の扉」(http://writinglab.jp/)更新しました。

山科のインディアンジュエリー、ステーショナリーショップRIVER MAIL(http://www.river-mail.com/)と当店との共同企画ブランドWRITING LAB.ではオリジナル商品を少しでも多く作りたいと思って、毎週土曜日の夜関連する人たちで集まり打ち合わせをしています。

時には賑やかなに、時にはシリアスに様々ですが、毎週土曜日の会議は習慣のようになっていて、1週間をよりしまったものにしています。

31日は真っ暗なうちに家を出て、サマーオイルメモノート(https://www.p-n-m.net/contents/products/OG0057.html)や先日発売しました革封筒(https://www.p-n-m.net/contents/products/OG0059.html)を作って下さっているハシモト産業さんを駒村氏とともに訪ねて、新製品の素材を選びに行きました。

四天王寺にある、革問屋でもあるハシモト産業さんを訪ねるのは2回目です。

普通ならなかなか取引できるところではありませんが、既に厚い信頼関係が成り立っている駒村氏の顔で出入りすることができています。

たくさんの革見本の中から、元JリーガーのKさん、鞄職人でもあるO女史が相談に乗ってくれて素材を選んでいきます。

大きな裁断前の革を見るとそれが良く見えたり、選択肢が多く悩ましいですが、時間を忘れてしまうとても楽しいひと時です。

オリジナルの商品を作るにあたって、ハシモト産業さんは本当に強い味方で、この会社の存在なくして、メモノートや革封筒はできなかったと思います。

店の開店のため、私は駒村氏と今回の革選び担当のKを残して先に神戸に帰りました。

神戸に比べると大阪は大きな街。梅田やなんばのようなところもあれば、この四天王寺のようなところもあり、たくさんの人が行き来していて、たくさんの建物がある。

梅田を素通りして、神戸方面に向かう新快速に飛び乗りました。

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なぜ万年筆なのか

2012-01-29 | Pen and message.

たまになぜ万年筆を使うのかという問いを自分に投げかけることがあります。

たいていそういう時は、迷いがある時で、何かに悩んでいる時と決まっています。

調子の良い、波に乗れている時は自分の根源的なことに考え混んだりしないので、そういう時は何かの分かれ道に立っている時なのかもしれない。

一人の万年筆ユーザーとしてなら、私の場合とてもシンプルで、好きな「書く」ことがより楽しくなるからです。

でも万年筆がなくても書くことが好きなことに変わりなく、万年筆を使い始めるようになる前でも水性ボールペンなどで気分良く書いていた。

パイロットG−1なるゲルインクボールペンのはしりのようなボールペンを愛用して、こだわってるつもりでいました。

でも水性ボールペンよりも格段に書きやすい万年筆の存在を知ってから、今まで使っていた水性ボールペンがとてもつまらないものになってしまいました。

万年筆を使うのは、書き味が好きだったり、書いた文字が好きだったりすることが理由なのだといつも簡単に答えが出ます。

なぜ万年筆を使うのかを考えるのではなく、なぜ書くことが好きなのかを考えた方が良いのかもしれない。

私はなぜ書くことが好きなのか。

これは結構考えましたが、それは「考えたい」からだと思い当たりました。

書くという行為は「考える」をアウトプットする行為で、私は自分の仕事、生き方、家族、哲学などについて考えていたいのだ。

それは崇高なことでも何でもなくて、声を出して議論するよりもただそうすることが好きだから、考えたことを「書く」ことで表現しようとする。

好きで考えたことを整理するのが書くという行為で、それを楽しくしてくれる万年筆。

「書く」ということは、「考える」ということと同義ではなく、考えたことを整理するために万年筆を使うのだと思いました。

 

 

 

 

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5年目のお茶

2012-01-26 | Pen and message.

茶道教室の初釜がありました。

初釜はもう4回目で、お茶を習い始めて5年目になります。

今までお稽古日を間違えた1日以外は休まずに続けてきましたが、それほど熱心ではなく、何の気負いも、欲もなく自然体でやっきてしまったので、先生に申し訳ない気持ちになります。

茶道に興味を持始めたのは、実はデザインからでした。

オリジナル商品について考えることが多く、自分が良いと思うデザインの有りかた、ものの有りかたの「渋い」という概念は、千利休が確立した茶道においてはっきりと形になったと知り、今まで大河ドラマなどでちょっとクセのある人物として描かれていた千利休に興味を持ち、千利休に関連する本を読み漁りました。

良質な素材、良い作りのものを素材感をむき出しに、簡素に仕立てたもの。

ものの渋さはそれだけではないと思いますし、渋いという言葉はものだけを形容する言葉ではありませんが、そういう価値観は日本だけのもので、これを追求することが世界に通用するものを作ることなのだと思いました。

この考えは今も持っていますし、日本らしいものについて考えた時に同じように考える人は多いと思います。

話を戻すと、千利休の美学をもっと知りたいと思って、仕事の前に行くことができる茶道教室を探して通い始めましたが、利休の侘茶の精神をとても大切にしている先生に出会えたことは幸せだったと思います。

お手前はお粗末ですが、ものの姿形だけでなく、茶道の精神性、反射的な物事の対し方など、非常に影響を受けていて、それはお店をする人間にとって、活用できる考え方に溢れていることをこの4年間で知りました。

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作家の愛したホテル(伊集院静著日経BP社)

2012-01-20 | Pen and message.

男が自分の思った通り、気侭に暮しているかどうかは、旅に出ているかで測ることができるのではないかと思い始めています。

それで測ると私は全く思った通りに生きていないことになり、旅に出ていないことを後ろめたく思ったりします。

自分の思い通りに旅を決行する人は、人の意見やしがらみに縛られない心の強さを持っていて、旅に出てそれを自分の仕事の肥しにもしている。

 

私が最初から最後まで一通り読んだ後で、気に入っているところだけ読み返したり、パラパラめくって写真を見たりして何度も開くこの本は、世界中にある氏お気に入りのホテルを取り上げた旅のエッセイ集です。

私は伊集院静氏の小説を読んだことがないので熱心な読者ではありませんが、氏のエッセイが好きで何冊か読んでいます。

氏の偉ぶらない、時に強がり、時に自分をオチにする、そしてたまに真剣な仕事の話の文章を読んでいると年上の友達と話しているような楽しく心地よさを感じます。

自分の力で生きようとしている人には優しく、自分には厳しい。でも意志の弱さも隠さない。

男はこうありたいと思う時、何人かの人とともに伊集院静氏を思い浮かべます。

世界中にお気に入りのホテルがあって、そこで原稿を書き、それに疲れたら同じくお気に入りのホテルのバーで息抜きをする。

自分にはお気に入りのホテルが世界中にないし、ホテルのバーでお酒を飲む習慣もないけれど、いつかはそんなライフスタイルを手に入れたいと思わせる。

そんなひとつの男の夢を見させてくれる本だと思っています。

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神戸の夜 2012、冬

2012-01-17 | Pen and message.

ル・ボナーの松本さん、カンダさんと集まったのは本当に久し振りで、わずかな月日で様々な事情が少しずつ変わっていったことを思い知ります。

でも本当に、時の流れとともに人の心と状況は変わっていく。人間が関わることで永遠などは絶対にない。

ル・ボナーの松本さんから聞いたバー バランザックのマスター太田茂さんが昨年亡くなったことは、その想いをさらに強くしました。

でも松本さんと同い年の54歳での死はあまりにも早すぎる。

酒が飲めない私にとって、バーという場所は近寄りがたい怖い場所であったし、かっこいい憧れの大人の男(私のイメージ)の場所でした。

カウンターがあって、無口で渋いマスターがいる。さりげなく個性を主張する設えとセンスの良い音楽。

そのままの場所が太田さんのバランザックでした。

店を始めたばかりの頃から、今まで行ったことのないような良いお店に松本さんに連れて行ってもらったりしていましたが、締めくくりはいつもバランザックでした。

最初無口だった太田さんが少しずつ話してくれるようになって、当店に万年筆を買いに来て下さった時は本当に嬉しく思いました。

夢を実現させて神楽坂にバランザックをオープンさせてそれほど月日が経っていないけれど、早い死ではあったけれど太田さんは太く短く生きたのだと思いました。

松本さんが言うように、スマートでさりげなく、多くを語らない本当に神戸らしい人だと思いました。

まだまだ不安な毎日を送っている私に(今もそうだけど)、優雅な世界を見せてくれた松本さんのように、早く自分も仕事を成功させて安定させたいと、今もまだまだ手が届かないけれど目標のように思ったことは、バランザックの思い出とともに懐かしく思い出します。

 

新しい年を迎えて、今年もよろしくお願いしますという目的の食事会で、鉄板の上に大量に盛られたソース味の粉もんを食べながら、あっという間の4時間近く話していました。

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