股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ハクソー・リッジ

2017年06月18日 11時25分47秒 | 映画評論ハ行
製作年:2016年
製作国:オーストラリア/アメリカ
日本公開:2017年6月24日
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド,サム・ワーシントン,テリーサ・パーマー
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第2次世界大戦中、デズモンドは、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻と父の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され…。
俳優として数々の話題作に出演し、監督としては『ブレイブハート』でオスカーも手にしたメル・ギブソンがメガホンを取って放つ感動作。第2次世界大戦中に銃を持たずに戦地入りし、多くの負傷した兵士を救った実在の人物をモデルに奇跡の逸話を描く。主人公を『沈黙 -サイレンス-』などのアンドリュー・ガーフィールドが熱演。自身の信念に基づき、勇気ある行動をとった兵士の物語が胸を打つ。

試写会にて鑑賞。時代は第二次世界大戦。日本国内で初めて地上戦が行われた沖縄の断崖“ハクソー・リッジ”で、たった一人で75人もの命を救ったデズモンド・ドスの物語。なぜドスは武器を持つことを拒んだのか。なぜ兵士たちを命がけで救い続けたのか。それは厳格なキリスト教を信仰していたから。しかしながら実在したデズモンドの勇気ある行動は本当に凄くて素晴らしい。それとは逆に沖縄戦がどれほど悲惨な戦いであったか、ここで負ければ本土決戦となることを覚悟で日本兵が突っ込んでいくシーン。日本人として、銃で撃たれて殺されていく多くの日本兵士たちの姿を見るのは何とも言えない複雑な気持ちになりました。
戦闘シーンがとにかくリアルです。死体や負傷した兵士の描写は目を覆いたくなるほど。しかしこれが“戦争”なのだろう。そんなグロいシーンが続く中で、崖の上にいる負傷者を助け続ける命がけの行動。銃を持つことを拒んだ彼は誰も見捨てることなく、もう一人…もう一人と…日本兵の監視の目を盗み、夜通し戦場を歩き続けて崖の下へと負傷者を運ぶ姿に感動しました。戦争の悲惨さ、そして仲間を助けたいという勇気ある行動力が伝わってきました。前半は人間ドラマ、そして後半のハクソーリッジでの凄惨なシーンが続きます。“臆病者”と言われたデズモンド。周りからどう思われても何を言われても、自分の信念を貫き通すこと大切さを教わった気がします。日本が負けていく場面は複雑な気持ちにはなりますが、自分たちの国を守りたい、仲間を守りたい、愛する人の元へ帰りたいと思う気持ちはアメリカ人も日本人も一緒だっただろう。そう考えると改めて戦争の無意味さを感じてしまいます。最後に日本兵が腹を切るシーンは必要あったのか疑問に感じます。事実ではあるけれど、そこまで日本を悪い弱いと描くのは、ちょっと腑に落ちないような。エンドロール前にデズモンド・ドスさん本人のインタビュー映像が出てきます。武器で人を傷つけたことがあるデズモンドだからこそ、人の痛みがわかる。本当に立派な人だったんですね。

※調べたら実際のハクソー・リッジ(前田高地)は映画ほどの大きな崖じゃなかった…

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
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