股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

マーシュランド

2016年01月17日 10時14分23秒 | 映画評論マ行
製作年:2014年
製作国:スペイン
日本公開:2015年10月17日
監督:アルベルト・ロドリゲス
出演:ラウール・アレバロ,ハビエル・グティエレス,アントニオ・デ・ラ・トレ,メルセデス・レオン

1980年、スペインのアンダルシア。湿地帯にある小さな町で、2人の少女の行方がわからなくなる。やがて彼女らは激しい拷問を加えられた果てに殺される。ベテラン刑事のフアンとマドリードから左遷されてきたペドロは、これまでにも似た事件が起きていたことを知る。調べを進めていくうちに、貧困、汚職、麻薬密売、小児性愛といった町と住人が抱える闇を目の当たりにするフアンたち。そんな中、新たな少女失踪事件が起きてしまう。
スペインの映画賞の最高峰であるゴヤ賞で、作品賞や監督賞などを受賞したミステリー。1980年のスペインを舞台に、少女強姦殺人事件を追い掛ける2人の刑事が事件の背後にあるさまざまな闇を目の当たりにする。メガホンを取るのは、『UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班』のアルベルト・ロドリゲス。『アイム・ソー・エキサイテッド!』などのラウール・アレバロとアントニオ・デ・ラ・トレらが結集する。緊張感に満ちあふれた物語とタッチに圧倒される。

第29回ゴヤ賞で作品賞など全10部門を受賞したミステリー映画。スペインのアンダルシアで少女の行方不明事件が発生する。2人の刑事は捜査を進めるが、徐々に町の住人たちが抱える問題や、新たな行方不明事件が発生する…。田舎町の閉鎖的な空間で繰り広げられる物語。捜査が進むにつれて謎や不気味さが増していきます。静かに展開されていくストーリーだけど、実は恐ろしいことが裏で起きている。結末を知った時は驚かされました。闇はどこまでも深く、真実は闇のままなのです…。じめとっした湿地帯のニオイがこちらまで伝わってきそうです。真犯人は誰だったのか…それは観客一人ひとりの推測に任せているのかもしれない。
知っている俳優が一人も出てこないので、名前を出されても「あれ?誰だっけ?」となってしまうのが残念。セバスチャンって結局誰だったっけ。全体を通してジメッとした雰囲気があり、最後までそれが続くので少し物足りなさもありました。でもスペイン映画も面白いかも!?

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)

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