おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

緊張のきっかけ

2017年02月09日 | 緊張について
緊張すると手が震える話を以前書きました。
今もそれは変わりませんが、人前で演奏する時にはある薬を飲んでいるので震えは起こりません。

あまりに震えないので、もしかしたらもうその症状は起きないようになったのかと思うこともありました。

しかし、生徒の発表会前のレッスンで「先生の演奏を録音させて下さい」(生徒が演奏する曲の)と突然言われると、断るわけに行かずロシア人の先生方を思い出しつつ全力で演奏し、なんとか震えず行けそうでも最後の方で結局震えが起きます。

震えは治っていないのです。

今はこんな私ですが、昔はかしこまった場所で演奏する時しか震えませんでした。

高校生の時、少し大きな発表会に出演させていただいたことがあります。
地元の先生方で作られた会で、年に1度ご自分の生徒さんから1~2名選びその会の発表会に出演させるというものでした。
発表会前にその先生方の前で演奏したのですが、私は全く緊張せず、手も震えずでした。

ところが1人の先生に「緊張した?」ときかれました。
同じ門下からもう1人参加しており、その人は「すごく緊張しました!」と言っておりました。

私はこういう時は緊張しなければいけないものなのかと思い、緊張なぞしておりませんでしたが
「緊張しました」と答えました。



舞台袖で最後に掛けられる言葉は大事です。

以前、ジョイントコンサートでステージに出ていこうとドアに近付いた時に、
主催者の方に「大丈夫ですか?」と言われたことがあります。
さあ、行こう!と決意して向かったのに聞きたくない言葉でした。

逆に、ステージに出ていく時に、袖にいらした調律師さんに満面の笑顔で
「いってらっしゃい!」と拍手されて送り出されたことがあります。
ものすごい勇気が湧いてきて「よーし!」とステージに出ていけました。


ちょっとしたことがトラウマになります。

発表会の生徒さんへの声掛けには気を付けましょう。
コメント
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