餅は餅屋

2013-07-29 21:54:58 | インポート

※ 四谷の関係者の皆様、今回は心から感謝いたします。

さて今日は朝から少し早起きをして、狭くて足の踏み場所もないような部屋でも最低限人様にお見せできる程度に片付けたりして、午後から足腰の不調の実態調査に来てくださる社会保険事務所の方を待っていた。とにかく実際を見ていただき、現状を話して判断していただかないと問題が先に進まない。しかし、どういう方がいらっしゃるのだろうかと多少心配でもあった。

なにしろお役所仕事のいい加減さにはさんざんな思いをしているから、面倒な人ではないことを願っていたわけだ。でも心配はただの杞憂だった。

見にきてくださった担当者は中年の女性だった。そしてどうやらこの仕事もかなりの経験のある方だったようで、福祉事務所の男性担当者のように外見だけで判断したりはなさらなかったので非常に助かった。

親から受け継いだ遺伝の恵みで60代半ばに近くなってきても白髪がそれほど出ていないし、太り気味なので顔の皺もそれほど目立たない。普通だったら外見が若く見えるのはありがたいのだけれど、足腰の不調で一部介護支援まで行かなくてもいいから、最低限必要な援助をお願いしようという時には、外見で判断されては困る。中身はちゃんと60代のおばはんなのだ。

しかし、担当者の方はちゃんとこちらの生活でどういうことが不自由なのかきちんと理解でき、判断できる方だったのには内心本当に感激したほどだ。一見若く見えようと足腰がだめになってきて、何が困るといってベッドではないから朝起きるときからして実は柱や手近なものにつかまらないと立ち上がれないのだ。粗大ごみの始末以前に立ち上がることさえできかねているのが現実だ。

ちゃんとここのところをわかっておいでだった担当者の方に本当に感謝したい。立ち上がるのに一苦労し、何かによりかかったり、つかまったりして体を支えないとズボンがはけないのもその方は、こちらが言う前に見抜いてくださった。中高年の女性特有の体の問題もわかっておいでだったので遠慮なく本音で話すことができた。尿漏れパッドほどにはいかなくても、あらゆる面で中高年は若いときのようにはいかないのだ。

ここ数年転びやすくなってきていて、何度も転んでめがねを壊し、頭を打って頭のCTスキャンを撮ったり、この間は転んで肋骨にヒビがはいったり、杖なしでは危なくて歩けない現実もちゃんとわかる担当者が来てくださって本当に助かった。介護保険関係はやはりこれらのような問題も目が行き届く方が間に入って現場を見て判断しないと難しいのだろうなあと、こちらも理解できた。

おかげで今日は、餅は餅屋ということばの意味がよくわかった気がした。とにかく何とかなりそうなので一安心しているところだ。


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