夢の途中

シングルになって夢を実現させるために日々奮闘中。。。かな♪

卒業。。。(父親からの手紙)

2011年03月02日 16時19分08秒 | Weblog
3月になっても、冷たい雨が続く。

「え!?
 卒業式って明後日じゃなかったの?」
夜10時過ぎ、バイトから帰ってきた次男と話しているところだった。
「明日だよ。
 前に言ったじゃん。」
「今月のシフト組む時に、卒業式の日を聞いたよね?
 ママ、その段取りで休みを入れちゃったんだよ。
 明日なんて聞いてないし。」
「絶対に言ったよ!
 卒業式なんて、別に来なくていいんだし。
 無かったことにして、仕事に行っちゃえよ。」
「いやいやいや・・・
 一生に一度の次男の高校の卒業式なんだよ。
 ママが勝手に行きたいの。」
「公立高校の卒業式なんて、たいしたことないぜ。
 卒業証書もらうんだってクラス代表だけだし、歌だって俺歌わねーし。」
「いいの。
 とにかくフロアリーダーに連絡してみるぅ~~ (@_@;)」

どうして男の子ってのは、肝心な連絡をきちんと親にしないかね?
卒業式の日程を間違うなんて、長女だったら絶対にあり得ないし。
仮に間違えたにしても、こんな前日の夜10時過ぎよりもっと前に発覚するでしょ。
こんな直前にバタバタするなんて、ほんとみっともない~~~★

結局、同僚が休みを変わってくれたおかげで、無事に次男の卒業式に参加できる運びとなった。
次男が高校入学を決めたすぐ後に離婚をしたから、高校生活3年間は、次男にとってもいろいろな心境の変化があったのではないかと思う。
卒業アルバムに写る<青春>を見ながら、経済的に何かと我慢させてしまった想いがこみあげてしまった。
それでも次男は友達も多く、明るく素直に育っているし、部活の他に生徒会活動もしていたし、多少おバカでも楽しい高校生ライフを過ごしてこれたのかもしれない。
同級生にも浪人友達がいたらしく
「浪人生活も悪くないかもな。」
なんて、始まってもいないうちにそんな調子になっているオメデタイ奴だったりする。
これから・・・だよね。

しかし。。。
イマドキの高校生って、ほんとキャバ嬢そのものの女の子が何人もいるんだと驚いた。
あんなにフケ顔で良いのかな?
逆に男の子は、どんなイケメンでも可愛さがあるって感じで。
お行儀の悪さは否めないが、とにかく明るい。
潮騒が聞こえてくる自然に囲まれたこの学び舎で、みんなのびのびと楽しかったに違いない。
卒業して、みんなそれぞれ不況の社会に飛び込んでいくわけだけど、その明るさで乗り切ってほしいと思う。
私も次男の高校生活を見届け、「さぁ次の課題に取り組んでいこう!」と心を新たにする。。。

そんな折り、先週に出した元夫への手紙の返事が届いた。
わざと旧姓で出したので、元夫は、私が実家に戻ったと思っている。
しかし、その筆跡は・・・私がかつて見慣れた元夫の字とは、かけ離れて変わっていた。
小さく弱々しい。
最初宛名を見て、誰か別人が書いたのではないかと疑い、まさか再婚して妻に書かせたのか?なんて勘ぐったりもしたが、文面は間違いなく元夫の言葉だった。
真偽のほどはわからないが、その内容によれば、元夫は倒産から2年も経つのに自己破産申請をしておらず、鬱を発症し、無職無収入で老母に扶養してもらっているとか。
今は県の補助で、介護福祉士資格を取得するための訓練校に通っているらしい。
もし家裁に養育費の申し立てをしても、元夫がこんな有様では、不調に終わるだろうと書いてきた。
できれば訓練校を卒業して就職する来春まで、そっとしておいてくれと。
「養育費の手紙をもらったせいで、鬱がひどくなってきた」と、まるで私を加害者扱いだ。

離婚した男性の寿命が、女性よりずっと短いっていうのもわかる気がした。
この3年間で、私たちはとっくに新しい生活を始め、気持ちを切り替えているのに、元夫は未だに離婚を引きずっている。
倒産したことにも切り替えられず、まだ負債の整理がつけられていないなんて。
そんな弱い気持ちでは、敗戦処理なんてできるわけない。
元夫の文面を信じるなら、なんて情けない有様。。。 (*_*;

何度も手紙を読み返し・・・
最初に帰ってきた長女に、徐に声をかけた。
「パパから手紙来てるよ。
 読みたい?」
長女は即答で、読みたいと答えた。
「読んでショック受けるかもしれないよ?」
「・・いいよ。
 どうせそんな父親って感じしてなかったし。」
そして手紙を一読して・・
「お父さんて、こんな字を書いてたんだ。
 まるでドラッグ中毒って感じだね。
 ヤバイんじゃね?」
それ以上、長女は何も言わなかった。

次に帰ってきた次男にも、私は同じように声をかけた。
長女と同じく次男も、即答で読みたいと言った。
そして内容を読み
「なんて書いてあるかわかんねーよ。」
と解読を求めながら、一読すると
「無収入じゃ親父のとこ行っても名物ごちそうしてもらえないじゃん。」
とボヤいた。
「子供はいなかったと思いこんで鬱を治そうとしたってあるけど、俺たちだって親父はいないって思ってるよな。」
「まぁまぁ・・とにかく今はいっぱいいっぱいらしいから、来春まで待ってほしいって話だよ。」
「来春かよ~~
 終わってるじゃん★」
父親をアテにはできないとわかって、次男はもうそれ以上、何も言わなかった。
ふたりとも、私の予想どおりの反応でホッとする。
しかし、長男には・・・

私は父親から手紙が来たことすら、伝えられなかった。
父親の悲惨な現状を教えていいものかどうか。
年齢的にもいちばん考え込んでしまうのではないかと思い、しばらく話さないでおくことに決めた。

やはり子供たちには、どこで何をしていようと、父親は父親なんだ。
その消息は知りたいに決まってる。
鬱状態の元夫は、自分から閉じこもって回りが見えないでいるけど、でもこうして子供たちは父親の手紙を読みたがった。
それにしても・・
元商社マンで不動産業の元夫が、来春52歳で畑違いの介護職に就職できるとは、とうてい思えない。
私が介護職4年になろうとしてるので、余計にそう思ったりする。
どのみち養育費は無理か。。。 (=_=)

「俺、美月が田舎に引っ越して間もなくの時、ほんとに子供がほしくて、内緒で不妊治療してたんだよ。」
「うちに週に2日来てた時?」
「うん、半年くらい精子の数を増やす注射をしてもらってたの。
 フクロがパンパンに大きくなっちゃってさ、いつか美月に気が付かれちゃうんじゃないかってドキドキしてた。」
「ぜ~~んぜん、わかんなかった・・てか、あの時はJと一緒に住めなくてそれどころじゃなかったし。
 けど不妊治療って、絶対Jのせいじゃないよ。
 年齢的に私が治療するんじゃない?」
「ふたりで来るのは結婚してからって言われた。
 だから俺が治療して、自然にできたら美月びっくりするかと思って。」
そんな話を今さら聞かされる方がびっくりだし☆
もっと私が若ければ、Jと私のDNAを持った子供も有りだったかもしれないけど、もうこの年じゃね。
Jには、母との愚痴も聞いてもらって、食費も助けてもらって・・と先週末も至れり尽くせりしてもらった。
気が強くてわがままな私には、ほんとに有難い存在だ。

さぁ 春から心機一転 頑張るぞ 
 





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