グスク入り口に立つ路標
グスク内にある拝所
グスク内にある按司墓?かノロ墓?
グスク頂部に続く階段
グスク頂部
頂部にある城壁を思わせる大岩
グスク頂部から瀬長島方面の眺望
組踊 「 未生の縁 」 ゆかりの地の碑
保栄茂グスクは、豊見城の渡橋名グスクや渡嘉敷グスクの近くにあり、
保栄茂集落の北の丘陵地に築かれたグスクで、保栄茂按司が治めていた。
組踊り 「 未生の縁 」 ゆかりの地の碑には、
よか人の義理や
たとひ盲目なて
をたむてやり
のがす見捨てる
道のまたあるひ
というような、保栄茂按司の娘「玉の乙鶴」の台詞が刻まれている。
組踊 「未生の縁」 (ミショウヌイン)は、
豊見城市の平良( たいら ) と保栄茂 ( びん ) を舞台にした組踊で、
平良グスクの若按司・鶴千代と、保栄茂按司の娘・玉の乙鶴が、
生まれる前から親同士が結んだ縁組をかたくなに守り、
降りかかる困難を二人の信じあう心で克服し、
最後には深い愛情で結ばれる物語である。
また、保栄茂グスクとは直接関係ないが、
束辺名地方の昔話に「保栄茂タルチー」という力持ちの話が残っている。
保栄茂を(びん)と読ませることから、
おそらく束辺名と保栄茂がどこかで繋がっているのではないかと考えられる。
保栄茂グスクへのアクセス
保栄茂グスクへは、県道7号線を豊見城運動公園の交差点を過ぎて三つ目の信号を右折し、
突き当たりの公民館を右に曲がってすぐの大城三線店から右に入り、
家が切れたところからさらに右に進んだところに路標がある。
駐車は、路標近くの空地に駐車できる。
( 沖縄県豊見城市 保栄茂 )