When I Dream

~気侭な戯言日記~

levie母の4度目の美容院

2017-10-29 16:16:16 | 医療/介護/病院ネタ

つい先日の木曜日、たまたまlevie妹が有休をもぎ取れて休みに出来た事もあって、…二人でlevie母を府中に連れ出してみようか…って事になったんだけど、電車に乗る事を頑なに渋るlevie母だった(爆)どうやら、車椅子である事の遠慮や、好奇な目で見られるだろう事が嫌だったらしい…。それでも…100円ショップに行ってみたいって言ってたじゃん…とか、…新しいビルがオープンして随分変わったし…とか、…大國魂神社にお参りに行こう…とか、…今日は晴れてて暖かいからいい機会だしね…っと言うと、なんとかその気にさせる事はできたものの~、半ば強引に外へ連れ出したようなモノだった(苦笑)そして、いざ地元の駅の改札口まで来てみると再び渋りだして、…府中には行かなくていいよ、それより髪を染めたいし、買い物なんてそこの丸正でいいし…っと、頑なに拒否するlevie母だった(爆)普段は家の中に閉じこもり状態だし、この半年余りはデイサービスやクリニック、美容院にしか行ってないから、それ以外での外出は五感を刺激したり大きな気分転換になると思ったんだけどなぁ…(苦笑)やっぱ車椅子を押してもらわないと何処にも行けない、引け目の気持ちが想像以上に大きいのかなぁ…??どこかの店に入っても、好きに動き回れないし、商品を目にして手にするのも限界はあるし。それと、滅多には会わない人とばったり出くわすのも気が退けるっぽい…。

車椅子で今だにちゃんと歩けない事も劣等感意識みたいなモノがあるし、近所に住んでいる知ってる人に出くわす事で…噂の的…にされる事も嫌らしい。たいていは、裏では勝手な事を言われて尾ひれがついたりもするモノだし…。←頑張ってって言われる事すら嫌うしなぁ…
要介護って聞いただけで…えっ!?そうなんだ…ってなるもんねぇ。きっと、介護療養生活を送っている人は誰でも1度は、短期間の間だとしても、そういう思いをしてんだろうなぁって思った。自分自身で車椅子を操作できる人でも、また、毎日介護をしている家族の人も、外出を面倒に思ったり、他人の目が気になったりするモノだろうし…。

そんなわけで、府中行きは断念して、仕方なく行きつけの美容院へ行った木曜日だったんだけど、levie母がやって欲しいのは…毛染め…で、薬を髪に塗って染め上げた後には髪を洗ってもらわねばならず、車椅子からシャンプー台へ移乗しなければならない事がネックだった。
およそ2ヶ月前に髪を切ってもらった際にも、入店した第一声は…髪がこんなだから染めたいんだけどねぇ…だった。けど、…ん~、1度立ってシャンプー台に座らなきゃダメだし、まだ無理じゃない??…って言って断念させたんだけど、リハビリテーション病院で2月頭頃だったかなぁ??髪を染めてもらったのって…。そこでは介助にも慣れた人が丁寧に誘導してくれて洗髪もしてもらえたから、美容院でも簡単にやってもらえるモノと思ってて、夏頃からほぼ真っ白になった頭を気にしては~…次に行く時は染めてもらわなくちゃ…と言ってたlevie母だった。
自宅での…車椅子↔ベッド or ポータブルトイレ…の移動とは全然違う環境だし、手摺がない上に車椅子から降りて立つと、床から10㎝程高いシャンプー台の足場に上がらねばならないから、立ってバランスを取りながら足を1歩踏み出せるか…なんだけど、サイドから支えるにしてもよろけて転倒する恐怖心もあるし、リハビリ訓練では段差の昇降はまだ1度もやった事すらないから、そのリスクは大きなモノだった。←膝の調子の良し悪しでも左右される

腰や右手の平で重心をとるバランス感覚をしっかりと体感して解るようになれば…、大きく前進する所なんだけどねぇ。そしたら股関節や腿ももっと軽やかに動かせるようになると思うんだけど、立った時にはまだまだ足腰の弱さがねぇ。←なんとも微妙な部分→なので、木曜もちょっと諦めムードだったんだけど、その日はlevie妹もいたからlevie母がちょっと頑張って動いてくれれば、両サイドから支えられるし乗り移りが出来そうに思えてスタイリストとも相談した結果、念願だった…カラーリング…をしてもらえる事になった。

美容院の待合でずっと待つのもナンだから、カラーを入れてる間は近くのモスでlevie妹と時間を潰して、頃合いを見計らって美容院に戻るとちょうどいいタイミングで、いよいよ車椅子からシャンプー台への一か八かの乗り移り~っと言うのは大袈裟だけど、levie母は少し緊張しているような顔だったな~(微笑)レンタルしてる車椅子の足台は外に開閉するタイプで、足台を上げてサイドに押し開くと、…車椅子をシャンプー台にギリギリまで近づければシャンプー台の足場にそのまま立てそうですね…っとスタイリストが…。えっ!?そのまま立って大丈夫なの!?←知らなかった(恥)→な~んだ、そうならそうと早くいってくれればいいのに(バカ)てっきり、一旦は床に両足を降ろして立って、それから歩みを進めて1段上がらないとダメだろうと思ってたら…、なぁんだぁ、これだったらなんとかなるじゃん(苦笑)
言われた通りに車椅子をシャンプー台足場の真横ギリギリまで近づけて、levie妹がlevie母の左やや斜め前、levieがlevie母の右やや斜め後方に立ち、levie母はシャンプー台の足場に足を置き、levie妹がlevie母の左腕をとって右手を背面から右脇腹をがっちり押さえ、シャンプー台の右の弧を描く肘掛けにlevie母が右手を伸ばして掴んで、levieはlevie母のズボンの後ろを左手でがっつり掴んで、前のめりを防ぐ為に車椅子の左肘掛けに右手を添えて…、levie母の立ち上がるタイミングを待った。

…1、2、1、2、1、2の3、よっ…、おぉ~立てた、まぁまぁのバランスかな…(微笑)
シャンプー台の足場は奥行きが20cmあるかないかで立ちにくそうだったけど、しっかり支える中でゆっくりと90度、levie母は身体の向きを変える事が出来た。環境が違う中で、普段は手にしないモノにも掴まる事も出来て、いつもと似てはいても違う足場での動作が出来た事は大きな1歩で成果なんだけど、levie母にはその意義は解らなかったようで…(苦笑)←それが小脳出血の後遺症→けど、慣れない動きには少し疲れたようで、シャンプー台の座面に座ると背もたれが背後に倒れ、同時に足場が上がって寝ている状態になって、スタイリストさんの洗髪&シャンプーが始まるとすぐに寝息をたてたlevie母だった(微笑)

きっと、デイサービス施設の入浴時に頭を洗ってもらうのとは、…雲泥の丁寧差…なんだろうなって話をlevie妹としてた(微笑)←levie母から聞く話ではけっこう雑みたいだし→口調が丁寧で笑顔の接し方をしていても~、お世話/介助が粗雑で粗くて質が低い人もいるのは事実だからね~。…って話はいいとして…(汗)気持ちよくて心地のいいシャンプーが無事に終わると、再びシャンプー台から車椅子に戻る際には、さっきとは逆の動作になって、だいぶ力が戻ってきたとは言え、まだ弱さが残る左腕で少しは身体の動作のバランスをとらねばならなかったんだけど、意外にも、わりとすんなり危なげなく移乗出来てよかったぁ‼もう少し体重移動などのバランス感覚が向上して、腕に体重を乗せて身体を支えられるようになったら、環境に応じて自力で動作を考えて、移乗/移動や歩行器歩行が出来るようになるかなぁ…??

電車に乗って出かける事は拒否されて出来なかったけど、levie母は髪を染める事が出来て満足げだったからまぁいっか(微笑)…なんか凄い若返りましたね~…って言われてニンマリしてたし(微笑)けど次こそは、電車に乗せて外の環境に踏み出させたいな。


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