クールな生活

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コンパクト五輪から復興五輪への変容

2016-10-16 18:05:06 | 時事問題 社会
当初はコンパクト五輪といって、選手村と競技会場が8㎞以内とかの計画があった。競技会場を新設しなければならないのが多くなったので、コスト面で直にその言葉は消えた。海外のアスリート団体では、コンパクト五輪に賛同していて、こちらの財布の事情を知らずに、まだ、そうして欲しいという人がいるようだ。

復興五輪という言葉は、海外のアスリートにはなじみがないであろうが、説明すれば理解してくれるものと思われる。誘致当初は、復興五輪という言葉も出ていて、福島でも協議が出来ないかなどという話題があった。それがいつの間にか、すっ飛んでしまっていた。都知事小池が張り切っていて、宮城県の登米の人がテレビで五輪が来てくれることを大変喜んでいた姿を見ると、実現させてあげたいという気持ちが多くの人が持ったと思う。

五輪のコストを見ると、リオでは、およそ1兆2千億円で、内訳は、競技設備2千億円、組織委費用2千億万円、地下鉄建設を含む運輸関係等レガシー8千億円である。ロンドン大会や北京大会では、総額4兆円という数字が言われるが、リオの予算で十分やれたのであるから、リオを見倣ってよい。リオですら、当初予算の50%増の結果であったという。アスリートに聞くと、あれこれ理由をつけて、新しい設備が良いというわけだから、金を出さない人にいちいち聞く筋合いはないだろう。

これまでも、前都知事舛添のときでも、費用をかなり減らしたという実績があるが、全体の予算をある程度の精度ででも出さないから、収束点を読めていなかった。今でも、いくらにすべきか、というところまで行っていないが、少なくともリオくらいにしようとする動きがあってよかったろう。なぜ今頃になって、都知事小池がいろいろと振出しに戻った検討をしなければならない点が、部外者にはよくわからない。十分検討しないで、金を出してくれるだろうという思いからに過ぎないのだったろう。

森喜朗は小池のやり方に文句があるようだが、であれば、今出ている案がどのようにして決まったのかを説明して反論すればよい。小池の結果を見てコメントするという姿勢でなく、組織委も五輪開催の当事者であることを示し、検討していなかったことには協力するのが筋である。組織委はあれだけのメンバーを抱えていて、小池の委員会の案にきちんとした意見を言えないのは、いかに杜撰な組織であるかが分かるといえる。
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