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前原番長はなぜ混乱を招くことをしたのか

2017-09-30 16:54:53 | 時事問題 政治
民進党代表前原は、選挙での共産党との共闘に否定的であったが、今回の衆議院議員選挙では共闘路線をとることにした。その前後で、都知事小池と電話か何かで小池新党について話し合ったのだろう、自分の考えが小池新党に近い、民進党はこのままでは選挙に勝てない、という思いを強くしたのだろう、小池が新党の代表になった途端、民進党を小池新党、希望の党に預ける決心をした。民進党を小池新党、希望の党に預けるのに、小池が新党の代表になることが、条件だったのか、前原には重要なことだったのか、は知らないが、とにかく、25日、26日、27日の流れは、前原が希望の党に希望をもった日であったろう。28日の民進党両院議員総会では、もちろんいくつかの質問やら疑念が出たのであろうが、結局は全会一致で、衆議院議員選挙では民進党から候補を出さず、民進党席で希望の党から出馬するという前原提案を支持し、前原に従う、前原一任としたようだ。その後、前原は、民進党出馬予定者全員を希望の党に入れてほしいと言い、小池は前原が出した民主党議員のリストから希望の党で受け入れる人を選別すると明言した。希望の党から出馬できない人が出ることになり、その人たちは無所属で出馬するのかどうか、という混乱が生じている。

小池は自民党でも右派であったから、そして今でも安全保障問題では自民党と同じ考えであるから、民進党の右派以外とは水が合わない。小池は自分と水の合わない人は排除するという表現をした。多くの人は当然だろうと納得する。希望の党が、民進党の希望の党から出馬したいという希望者は全員受け入れる、というのは、初めから虫のよい話であるという議論がなかったのかと訝しく思う。前原は、希望の党に希望する人たちは、それなりの信条が希望の党に合致すると考えた人たちであろう、と思ったのかもしれない。であれば、前原は、初めから民進党左派は切り捨てるつもりだったのか、ということになる。前原番長は、情が強いから、切り捨てという思いはまったくなかったろう。前原は、希望の党は候補者人数が欲しいだろうから、少々の信条の違いでも受け入れると甘く思ったのだろう。民進党では右から左まで幅広くいるが、小池がその幅に違和感を感ずるのを、前原はよく理解していなかったとはいえよう。

前原が、とにかく首相安倍を倒すことを目標にする、共産党以外の党として希望の党と民進党は合致する、という思いで、事を進めたことなのであろう。民進党衆議院議員は、希望の党との合流と解釈したのであろう。

今や、どうすればよいか。元の鞘に納めることがまだできるから、元の鞘に納めることだ。民進党はそのままで、離党者は拒まず、選挙だけの野党共闘でいくしかない。民進党の比例票はそれなりに期待できるから、無所属で立候補するよりは、民主党の看板がある方が、当選の確率はまだ大きい。民進党左派だけで新しい政党を作る手は残っているだろうが、それは社民党と同じになってしまう。前原は、混乱を収拾しなければならない。

選挙は、[自民]対「アンチ安倍保守」対[保守でない野党共闘]の戦いになる。国政自民党は、都議会自民党ほど嫌われていないので、小池新党に負けるまではいかないだろう。都知事と国政の二足の草鞋の小池のスタンスを有権者がどれだけ容認するかと、無党派層が小池新党に興味を示すかが選挙戦の大きな要素になる。無党派層が共産党に流れると希望の党は伸び悩むことになる。選挙戦如何で勝敗が決まる選挙になる。
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