クールな生活

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イベント会場の火事における無知のアート

2016-11-08 08:48:40 | 時事問題 社会
悲劇が起こった。まさかと誰しもが思ったことだろう。

6日日曜の夕方、明治神宮外苑のイベント会場で、ジャングルジムの形の展示物が焼ける火事が発生し、展示物の中で遊んでいた5歳の男の子が死亡し、助けようとした父親と男性の2人がやけどを負うという事故になった。展示物は、日本工業大学の学生グループが制作したもので、木枠のジャングルジム形状のものの中に木くず、チップであろう、が取りつけられていた。

火災の原因は、警察庁の当初の見方では、木くずが照明のLEDライトに照らされて発火に至ったとしていたので、冷熱の発光源であるLEDでも至近距離で照明すると直進性の光が集光して発熱することがあるのかと思っていたが、そうでなく、白熱ランプを使用したためという見解が出された。

テレビで見ると、白熱ランプとはいえ、いわゆるレフレクターランプというもので、それも工事現場で使うような500Wもあるような大きなものであった。 レフレクターランプは、フィラメントの後ろのガラス部分に反射膜を有して前方に進む光を多くする構成で、光も熱もかなりの量を放射する。

アート作品は、LEDで照明するという構成のコンセプトであったようで、レフレクターランプは周りの照明用に持ってきたものと察する。それを間違えて使用したか、LEDでは光量が不足して暗かったので、強い光を求めたのかは今後の捜査を待つことになるが、現在の捜査では、アート作品にレフレクターランプを使用したのは現場で初めてであるということである。

火は使用後30分で見えたという。10分から15分くらいで焦げ臭さを感じなかったのだろうか。見張りはいなかったのか。木くずのそばに発熱体を持ってきたという無知といい、子供が中に入るのを見守る見張りを十分していなかったことといい、大学生として、きわめて不注意であった。

日本工業大学の成田健一学長は、本学の学生が制作・出展したアート作品で、このような事故が起きましたことを、大学として、深くおわび申し上げます。大変申し訳ありませんでした、と謝罪した。死亡事故の発生で、謝罪で済むか、である。

警察は、業務上過失を視野に入れているという。故意あるいは未必の故意でなくとも、過失にはなるだろう。立件すべきであろう。刑事事件にならなくとも、子供が亡くなった遺族側の立場で、裁判のことを考えると、民事では訴えることが出来るだろう。そうしても子供は戻らない。やりきれない思いがする。
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