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都知事小池はなぜ豊洲移転を決断できないのか

2017-04-19 17:47:27 | 時事問題 政治
百条委員会で、元都知事の作家石原が、現都知事小池を非難して、豊洲に市場を決めないのは不作為の行為であると意見を述べた。百条委員会は、石原の意見を言う場ではないはずであるが、議員の質問の仕方と内容にいまいち突っ込みが足りず、かえって質問した議員が答弁者にやり込められる場面もあり、議会傍聴者もテレビ視聴者もがっかりした向きが多いようである。その失望は、石原の前に行われた元副知事浜渦に対する百条委員会での印象でも同じである。石原の答弁に異論を持つ人々が多かったであろうが、石原の豊洲への市場移転の意見を是とする人は少なからずいたと推測する。なぜなら、つまらない理由であろうが、自分が賛成であるからである。もちろん反対の人がまだ少なくないという事実があるだろうが。

都知事小池の豊洲への市場移転に対する思惑は、事態が当初の予想と変わってきていて、どうしてよいか決めかねているのだろう。当初は安全確認データが完全にそろってから決めるということであったが、盛り土の問題が出てきて、都政の統治問題に発展し、次いで安全確認データにおいて安全でないデータが出てきたため、豊洲市場は、地下水はともかく建物における限りは、科学的には安全であるといえても、安心ができないという課題になってしまった。

さらに、都知事小池は、市場のあり方戦略本部を組織したり、市場問題プロジェクトチームに築地市場の建て替え案を見積もる作業まで加えている。市場のあり方戦略本部の本部長には、あろうことか、盛り土ガバナンスで話題になった元市場長で現副知事の中西充を当てている。

結局、小池は、石原に指摘されるまでもなく、決められない人になっているわけである。築地は移転が必要になっている。豊洲が安全でないというのであれば、豊洲を安全にする手当をすべきである。豊洲が安全でないというデータは出ていないのではないか。地下水の処理を適切に行うように手を打てばよいのではないか。また、安心がないというのであれば、安心できるメッセージを発信すればよいわけである。

小池の今の大きな関心は、都議会で過半数を得ることで、そのために小池組を増やすこと、都議選で小池組が多くの議員が誕生することであろう。そんなことに時を費やすよりも、石原、舛添で、たるんだ都政を都庁の役人のものから、都民ファーストにすることと、都議会議員の税金泥棒まがいをなくすることに注力してほしい。そうすることで、決められる都知事が生まれてくる。
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