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新潟県知事選における自民党候補の敗因

2016-10-17 16:41:11 | 時事問題 政治
幹事長二階の第一戦は敗退であった。自民党候補森が負けたというよりも、前知事泉田の後継として原発再稼動に慎重であるとした候補米山が勝ったといってよい。米山はバックが共産党だから勝ったのでなく、どの政党であっても、あるいは政党の支援がなくとも、前知事泉田の後継ということで、勝負でき、勝利したと言える。共産党推薦でも勝ったくらいなのだ。

自民党候補には組織票があった。自民党組織のみならず、連合の組織も森を支援した。民進党は、連合と離れ、というよりは連合の方が節操ないと見られるが、自主投票にした。それでいて民主党も節操なく、代表の蓮舫が、選挙戦の最終日に米山の応援演説に出てきた。米山の接戦での勝ちが読めそうになったからだろう。狡賢い蓮舫のことである、まあ蓮舫でなくとも勝ち馬に乗らんとするが。

自民党候補は、選挙序盤戦では有利といわれていた。組織の動員で見通しがあったのだろう。というより、序盤戦では選挙自体がまだ一般にまで浸透していなかったのだろう。今回の選挙結果の分析はこれからであろうが、あるいは一部ではすでにデータが出ているのかもしれないが、投票率が53%であったから、いわゆる無党派層も結構投票したのであろう。その影響が、原発再稼働に慎重であるという票につながったと推測する。

無党派層を味方にする政策は、雇用の安定である。自民党候補は原発再稼動問題に引きずられることなく、この点を強調すればよかったのであろうと思われるが、実際はどうであったのか。国会議員の選挙と違って範囲が全県で広いから、どぶ板は難しいが、基本は小さな集会でも多く開いて、一方向の演説だけにしないで対話も行う作戦をとるのが良いはずであろうが、どこまでできたろうか。

自民党の選挙対策委員長は、茂木から古屋に代わった。でも河村建夫ほど場をこなしていない分、力不足であったと見てとれる。

前知事泉田の影響が非常に強かった選挙であったととってよいだろうが、新潟県民の原発に対する疑念がこれほど強いとは思わなかったという人も結構いるだろう。福島の事故の解析が十分でないという点が、原発は危ないといわれると、反論はできなくなる大きな障害になっている。原発再稼動で生活の糧を期待していた人には落胆であったろう。この選挙結果の影響は大きい。

県行政は従来の泉田路線と変わらないであろうが、政府と東電にとっては、従来の対応とは違う作戦、とにかく話し合いを充実させるしかない。
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