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国連における米中両大使の「口」合戦

2017-08-03 14:58:01 | 時事問題 政治
北朝鮮は、7月28日、弾道ミサイル1発を発射し、2回目のICBMの発射実験に成功したと発表した。

これに対して、アメリカの国連大使ヘイリーは、30日、何の成果もないのならば緊急会合をする意味がないとして、国連の安全保障理事会に緊急会合の開催を要請する考えがないことを明らかにし、さらに中国に、話し合いの時は終わった。中国は重大な措置を取りたいのかどうか決めなければならないとして北朝鮮への圧力を強めるように中国に迫った。

これを受けて、中国の国連大使劉結一は、北朝鮮のさらなる発射実験に反対するとして、別の国が「すべての選択肢がテーブルにある」という緊張を高めるような言葉を使い、戦略的なシステムを配備しようとしていると述べ、北朝鮮だけでなくアメリカも朝鮮半島の緊張を高めていると批判し、さらに、中国にいくら能力があったとしても成果は上がらない、なぜならアメリカと北朝鮮が事態を正しい方向に動かす主要な責任を負っているからだと述べた。中国には責任がなく、必要なのは制裁の強化ではなく、対話に戻るべきだという中国の立場を強調した。

確かに、北朝鮮の核化とミサイル実験は、北朝鮮がアメリカの歓心を買うために行っているといわれれば、そうであって、今や北朝鮮とアメリカの問題になった。ただ、国際世論として、国連では、北朝鮮の核化とミサイル実験を拡大しないように、北朝鮮に経済的圧力をかけようという決議がされた。アメリカは中国の制裁が足りないといい、中国はやっているよといっているわけだ。国連大使間の言い合いはここまでで、次の進展はないだろう。

さらに直近のロイター通信の報道から、
8月1日に共和党上院議員リンゼー・グラムが、米大統領トランプと話した結果としてNBC]テレビに話したことには、米国を標的とする核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイル開発を阻止するため、トランプ大統領が北朝鮮との「戦争」も辞さない、戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側で死ぬと語ったという。大統領報道官サンダースは、1日の記者会見で、大統領は北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止する必要性を明確に語ってきたと説明し、軍事力行使を含む「全ての選択肢」が使えると強調した。一方、米国務長官ティラーソンは1日、国務省での記者会見で、米国は、政権交代を目指さず、政権崩壊も求めない、米国は北朝鮮の敵ではない、しかし、北朝鮮は米国を容認できない脅威にさらしており、米国は対応せざるを得ない、米国が対話を望んでいるということを北朝鮮がいつか理解することを望むと語ったという。

北朝鮮対応について、米大統領トランプとトランプ政権内とでは、少し温度差があるというか、まだどうするか決めるところまで行っていないようである。北朝鮮のミサイル技術開発は着々と進んでいるが、まだ完成に至っていないようなので、米中とも、当面ウオッチイングと言い合いしか手はないだろう。
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