peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

自生のスカシユリ(透かし百合) 2008年7月20日

2008年07月23日 | Weblog
青森県尻屋崎灯台付近のスカシユリ
(透かし百合) 2008年7月20日




戦後砂浜が広がる尻屋崎海岸に松を植樹して、現在のような緑豊かな
海岸にしたことを記念した「砂防林記念碑」。現地の人たちは、飛砂
の防止に親子数代にわたって長年植樹を続けてきたとのこと。


太平洋を望む

尻屋崎灯台と郷土青森県の文学者・鳴海要吉の文学碑
石碑には「あきらめの旅ではあった 磯のさきの 白い燈台に
 日が晄して居た」と刻まれていました。





下記のWebサイトには、素晴らしい画像が掲載されています。
http://kenbun55.hp.infoseek.co.jp/
[尻屋崎灯台と「寒立馬」/「寒立馬」]
スカシユリ(透かし百合)ユリ科 ユリ属
Lilium maculatum
海岸の岩場や草地などに生える多年草。古くから栽培され、園芸
界では栽培品種を「スカシユリ」、野生種を「イワトユリ」と呼ん
で区別している。

江戸時代にイワトユリやエゾスカシユリなどの交配により作出さ
れたもの(Lilium elegans)の花色には、橙、黄、濃赤などがある。

また、野生種のなかでも太平洋側のものを「イワトユリ」、日本
海側のものを「イワユリ」と分けて呼ぶことがある。

高さは20~60cm。葉は多数互生し、長さ4~10cmの披針形で柄はない。
日本海側と太平洋側のものでは花期が異なり、日本海側では5~6月、
太平洋側では7~8月に花が咲くとのこと。花は上向きに咲き、直径10
cmほどで、橙赤色に赤褐色の斑点がある。

和名の由来は、花弁の基部が細く、花弁(花被片)と花弁(花被片)
の間が透けて見えることによる。

分布:本州(静岡県以北の太平洋岸、新潟県以北の日本海岸)

なお、東通村には、津軽海峡を越えて南下したとされる「エゾスカ
シユリ Lilium maculatum var.dauricum」も自生しているとのこと。

エゾスカシユリは、花柄やつぼみに白い綿毛が多いのが特徴。スカ
シユリよりやや大形で、高さが90㎝近いものもある。北海道の原生
花園を代表する花として知られる。花期は6~7月。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿