同時に、住友の関係(住田頭取を中心とする関西人脈ー西川)を持つ熊取谷が動いたとあり
名前を出した意味を考えたからだ・・・
小沢の幹事長就任は、一つは健康面で自信があるのと党内の沈静化と新人を抑えるために
早めに首脳人事を打ち出す必要があったからだろう
今後民主党の新人候補は全て小沢に面接されて、その政治手法に一切異論を唱えない事を
条件に立候補となるだろう
だから文字通り選挙態勢の延長であり、80年代末期の自民党と同じ事になる
ただ今回は赤松という労組やや総連に強い人物がいるから、より裏工作を徹底して
やれる事になる・・・組織とと総連が組んだのでは、特に大阪や兵庫ではやりたい放題だ
公明党の人事で山口那津男の名前が挙がっている
山口は平沢とかつては激しい選挙戦を展開した人物であり、当然自民離れを
志向するだろう
菅直人を毛嫌いしていた冬柴が去った事もあり、徐々に民主寄りになっていくと
思われるし、小沢は創価学会も巻き込んで自民の壊滅作戦を展開するだろうね
森ー安倍のラインだけはお目こぼしするんだろう・・・ピエロ役として
混乱を起こさせる人物を送り込むのが一番だ・・・その人物役に森は最適だな
なんせ、頭の悪さは天下一品で放っといても問題を起こす
現に、古賀と会った時にも勝手に党再建論を打ち上げて結局は安倍晋三君を
いずれは総理にしなければならないと熱弁を振るったそうで、それだけでも
充分に自民党を壊す要因になる
しかも、利権漁りにはしつこいから目腐れ金を渡して自由に暴れさせれば
小沢が何をしなくても自滅していく
第一次の鳩山内閣は手堅い布陣となるだろう
それほどサプライズは無いと思われる・・・その布陣で、恐らく来年の
参院選まで持っていって、そこで情勢を見極めて衆参同日選を仕掛けるか・・・
サプライズは田中康夫の環境相や田中真紀子の特命行革担当大臣とか
その程度だろうね
輿石の文科相はいきなりやるかねえと言う声もある
やれば、それは文教行政の大転換を短時間で行うだろうが、例えば
教科書や補助教材は今からやっても来年間に合うかどうかだ
実際に文教行政が変わってくるのは、来年春以降だろうと見ている
小沢の本当の怖さを知っているメディア関係者が減ったと言う事だね
同時に、プロの政治記者がいなくなった
ちょっと政治家と渡りが付けば、立候補して政界にと言う悪しき前例が出来てしまった
これは小沢にとっては非常にやりやすい環境と言える
つまり、自分にとって都合の良い記事を書く記者だけを育てられるし、情報も
選んで流す事が出来る
小沢のやり方というのは、身内でさえ意図的に違う情報を流して混乱させ、不安感を募らせて
双方の力を殺いで上から押さえつける手法だ
また、組織で上に立つには人間に絶望していなければと前に書いたが、小沢も一緒で
佐川事件などで組織に土下座する政治家を見ていて、所詮暴力だろうと政治だろうと
金と数しかないんだと悟った・・・だから、名前なんて要らないと骨身にしみている
権力さえ握っていればそれが全てという徹底した考えが小沢の真骨頂だね