ピアノ連弾 2台ピアノの世界

世界中のピアノ連弾、2台ピアノ作品を演奏しています!

ヴラスチミル・レイセクとヴェーラ・レイスコーヴァご夫妻

2010-04-30 02:57:25 | 日記
レイセク氏(享年83歳)の訃報に他のことが手につきません。

コンサート開催を決めて、チェコの音楽機関に問い合わせを出したこと。
チェコの皆さんのご尽力で数日中にレイセクご夫妻と連絡が取れたこと。
奥様のヴェーラさんとの連弾「スラブ舞曲集」を何度も聴いた日のこと。
ミヨーの作品「2台のピアノの為の協奏曲」のライブ演奏に感激したこと。
私たちの演奏をブルノに送り、感想を送っていただいたこと。

ヤナーチェク音楽院やチェコ大使館の方々とのレイセクご夫妻に関するやりとりのことなども思い出します。

これらは去年の秋から今年の1月のコンサート本番と、その後のほんの数週間の短い間の出来事です。

お亡くなりになられた3月12日はまだ何も知らずに27日の「春の祭によせて~ルーセルの午後」の準備をしていました。ルーセルはチェコの作曲家マルチヌーの先生です。「ルーセルの録音もレイセクご夫妻に送りましょう」と決めて、バンコクでのコンサートのDVDとCD-Rも併せてお届けする準備をしていたころです。

4月に入って、ワーグナー・レーガーの楽譜販売を新刊案内などで楽しみに待ちながら、上記の物をチェコはブルノのレイセクご夫妻宛に発送したのでした。

ポストに届いたチェコからの封書を開いたときの驚きと悲しみは大きいです。
チェコの国民の皆さんも悲しみにくれていることと思います。

ピアノの前にご夫妻で


2010年1月16日(土)
「ヴラスチミル・レイセクの世界」

後援 
駐日チェコ共和国大使館  
社団法人 全日本ピアノ指導者協会
会場:月島ピアノアートサロン

ヴラスチミル・レイセク作曲
ブラジリアン・ダンス
インベンス
小さな組曲
ソナタ
トッカータ
ディヴェルティメント
リプニーク組曲


レイセク氏死去

2010-04-28 13:40:30 | 日記
今日チェコのブルノのヴェーラ・レイスコーヴァさんからのお手紙が届きました。

3月12日にヴラスチミール・レイセク氏がお亡くなりになったことが悲しみの言葉で書かれていました。

“my husband Vlastimil Lejsek is dead, and I am half of Duo..."



歴史に残るピアニスト、作曲家でなによりも最高峰のピアノデュオでした。

私たちの演奏会をお知らせしたときは、お元気そうだったので言葉もありません。

偉大な音楽家のご冥福を心からお祈りいたします。


2台ピアノ タンスマン「大都会」

2010-04-28 03:09:41 | 日記
私たちの演奏会をライブ録音して販売をしております。
海外からも「ライブCDを送って欲しい」と問い合わせが来ることもあります。

著作権の問題などもあり、必ず日本音楽著作権協会には質問をしながら販売をしています。ごくごく当たり前の常識に沿って活動を続けたいと思っています。もちろん、世の中は常識では図れないことを思いつく方もいるので頭を悩ます出来事にはいつもぶつかります。そのたびに著作権協会や輸入代理店、時には弁護士にまで相談をしています。

CD-rにはコンサート当日のプログラムもつけてお送りしています。楽譜を販売するようにもなり、先日バンコクで直接日本人ではない方々に楽譜をお渡しする機会を持ちました。せっかくの解説も日本語だけの表記は申し訳なく感じました。せめて十分な英語を併記できるように前向きに取り組みたいものです。

タンスマンのライブ盤は私たちのロングセラーです。タンスマンのご令嬢のミレイユさんもマリアンヌさんもこのライブ盤をとても喜んで聴いてくださいました。
今週「北海道ポーランド文化協会の6月の演奏会で“大都会”を演奏します」というピアニストからご注文をいただきました。パリとルッカにお住まいのタンスマン姉妹にも作品が演奏されることをお伝えしたいと思います。また私たちのタンスマン作品への取り組みを北海道ポーランド文化協会の方々にもお知らせしたいと思います。
タンスマンのライブCD-r
http://6814.teacup.com/pccpiano/shop/01_01_03/0017/

プロコフィエフとタンスマン


こうしてあちこちで2台ピアノ作品を演奏される方のお話しを伺うことで、私たちもあらためて気を引き締める次第です。

ピアノ連弾 2台ピアノのライブの世界
http://6814.teacup.com/pccpiano/shop

過去のコンサートの記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ ストラヴィンスキー

2010-04-27 04:16:01 | 日記
バレエ音楽「火の鳥」「ペトルーシェカ」「春の祭典」の作曲家として20世紀を代表するストラヴィンスキー。この3作品の名前が絶大な威力を発揮するため他の作品を語られる機会が少ないのですが、もちろん他の多数の作品群もいずれも優れた音楽です。



ここでは音楽評論本ではないストラヴィンスキーに関連した本を紹介します。

まずは「存在の耐えられない軽さ」が飛びぬけて有名なミラン・クンデラの「裏切られた遺言」。チェコのブルノ出身で父親がヤナーチェク音楽院長で本人もピアノの勉強をしていたクンデラのストラヴィンスキー論が著作の大半を占めています。


もう1冊はキューバの作家、アレホ・カルペンティエールの手によるタイトルもそのものずばり「春の祭典」。小説ですがあらゆる分野の著名人と作曲家の名前が数多く登場します。1937年からキューバ革命までの時代を「春の祭典」のキューバ人によるパリ公演を目指す登場人物たちを通して描きます。



そして、ストラヴィンスキーも当然のように連弾ピアノ、2台ピアノ作品を残しています。
私たちのコンサートで取り上げた作品です。

2007年10月27日(土)
ネオクラシック・アンソロジー<NEOCLASSICAL ANTHOLOGY>

イゴール・ストラヴィンスキー 
2台のピアノのためのソナタ
ロシア風スケルツォ(作曲者による2台ピアノ用編曲)
七重奏曲(作曲者による2台ピアノ用編曲)

アレクサンドル・タンスマン 
セレナーデ第3番(作曲者による2台ピアノ用編曲)

ジェルメーヌ・タイユフェール 
間奏曲

ヴィットリオ・リエティ 
三枚折り絵(シルヴィア・マーロウの思い出に)

2003年9月7日
<アレクサンドル・タンスマンの世界II><ALXANDRE TANSMAN ET NOUS>

ラヴェル(テデスコ編)
亡き王女の為のパバーヌ

ストラヴィンスキー
タンゴ

ジャン・クラ
子供の魂(6手)

カサド
愛の言葉

以下全てタンスマン作品
ピアノを弾く若者第3巻(連弾)
間奏曲集より(独奏)
マズルカ(ピアノ独奏版)
大都会(2台)
ポーランド狂詩曲(2台)
アンコール/日光の嘆き



バレエ音楽の2台ピアノ版はファジル・サイなどの人気ピアニストが録音しているので話題にも上りますが、他の作品ももっと弾かれてしかるべき優れたものばかりです。
日本では2台ピアノ作品を「あまり重要ではない」と記述している方も見受けられるのでとても残念なことだと思います。



ストラヴィンスキー やさしい小品集(連弾)

全音楽譜出版社

このアイテムの詳細を見る


私たちの過去の演奏記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ エディノ・クリーゲル

2010-04-25 14:15:36 | 日記
今週はyoutubeからのメッセージが集中して届きました。
コメントも様々で自分の映像の宣伝だったり、「この曲をアップしてくれてありがとう」とのお礼のメッセージだったり、「どうやって楽譜を入手したのですか?」とのいつもの質問だったりします。残念ながら日本語のメッセージはほとんどなく世界各国から各地の言葉で届きます。外国人が日本語でコメントをつけてくださったこともあります。

この見知らぬ外国の方々の言葉が私たちの演奏活動をずいぶん助けてくれました。
海外からは「どうしてこんなマイナーな曲を取り上げるのですか?」と日本人からはよく聞かれる言葉が一切届かないのです。日本と海外の作品への取り組み方の違いがわかります。先週はアンリエット・ルニエの「シャルランヌの松」にもアメリカ人男性ハーピストから「この曲がレコーディングされたものを初めて聴きました!」との喜びのメッセージが届きました。

やはり先週届いたメッセージに2004年の12月に開催した「ブラジル音楽紀行」で取り上げたEDINO KREIGEL氏の「4手の為のソナタ」へブラジル人からコメントが付きました。
この曲は「ブラジル音楽紀行」を開催するにあたってご協力いただいた大勢の方々の一人、作曲者のEDINO KREIGEL氏ご本人から「是非演奏して下さい」と送ってくださった楽譜で演奏しました。
コンサート終了後に録音をお届けしたのですが演奏を誉めていただけてほっとしたものです。



ブラジル人のコメント
i don't know the other performances of this duo, but i do not like this one. krieger's sonata for piano 4 hands sounds like russian, not brazilian music. i'd recommend you to look for celina szrvinsk and miguel rosselini's performance, the best one in my opinion.

「ロシア人のようだ」とのことです。シュニトケの「ゴーゴリ組曲」の感想で「ロシアの曲の割には重苦しくない」との感想もあったので、一体どう弾けばいいんだ!!という感じですが、この方のお勧めのピアノデュオを調べてみました。
Calimerio Soares CORRERIA, played by Celina Szrvinsk & Miguel Rosselini
映像を埋め込めないのでこちらをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=eaN4IdQHtR8

世界中にはこのようにたくさんのピアノデュオがいて、弛まず新作を発表しているので、日々情報収集は欠かせません。

「ブラジル音楽紀行」の会場にいらした方の感想では「初めて聴いたけどクリーゲルが良かったです」との声が多かったです。





amazonで購入できます。








こどものピアノシリーズ ミニョーネ こどもの組曲 (こどものピアノシリーズ)
フランシスコ ミニョーネ
音楽之友社

このアイテムの詳細を見る


過去の演奏会の記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ) 読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ タイユフェール

2010-04-24 03:40:02 | 日記
私たちのyoutube作品300本目にはタイユフェールのfandangoを選びました。



ミヨーと同じく六人組の一人ジェルメーヌ・タイユフェールの音楽は独特で、美しく、無機質のようでいるけれども情緒にあふれています。聴きこめば聴きこむほど音符の織りなす不思議な宇宙空間へと私たちをいざないます。



“fandango”以前にもさまざまな作品を取り上げました。

2006年3月21日「エレガンス・パリ」で取り上げた「コラール変奏曲」はフランスのmusic fbrik社より「世界初演です」とお知らせをもらいました。
music fabrikのHPより。
http://www.classicalmusicnow.com/concerts.htm
タイユフェールのmuisc fabrik社刊行作品の演奏記録、今年2月バンコクにて演奏した前田炎(もゆる)さんの「桜の木の追憶」の演奏記録も掲載されています。



2007年10月27日の「ネオクラシック・アンソロジー」で演奏した「間奏曲」をyoutubeで公開したところイタリアのハーピストより次のようなコメントをいただきました。
“Hi! Really thank you for interesting and enjoy Tailleferre's music!
I am an harpist wich wrote a thesis of this fantastic women and composer, and i will play soon her Concertino for harp and orchestra in Spain and Italy also in order to let know her music such as possible.
Good luck and enjoy her music!”



フランスの批評家ロラン・バルトのIncidents (1987年) <『偶景』沢崎浩平,萩原芳子共訳 みすず書房>の中にも「ラジオでタイユフェールが語っているのを聞いた。彼女の話し方が好きだ」との記述があります。フランス人が日常的にタイユフェールの音楽も人物も愛していたことがこの一文からもわかります。

タイユフェールを取り上げたコンサート


2008年2月16日(土)「モダンバレエによせて」L'ECO du BALLET MODERNE

タイユフェール
<新しい愛の島>

タンスマン  
<夜行列車>

P-M. デュボア
<大道芸人の情景 -別稿->


2007年10月27日(土)ネオクラシック・アンソロジー<NEOCLASSICAL ANTHOLOGY>

イゴール・ストラヴィンスキー 
2台のピアノのためのソナタ
ロシア風スケルツォ(作曲者による2台ピアノ用編曲)
七重奏曲(作曲者による2台ピアノ用編曲)

アレクサンドル・タンスマン 
セレナーデ第3番(作曲者による2台ピアノ用編曲)

ジェルメーヌ・タイユフェール 
間奏曲

ヴィットリオ・リエティ 
三枚折り絵(シルヴィア・マーロウの思い出に)


2007年4月7日 <現代フランスの音楽><MODERN FRENCH MUSIC ON TWO PIANOS>
ポール・モーリス
「コスモラーマ」

ジェルメーヌ・タイユフェール
「2台のピアノのためのソナタ」

ピエール=マックス・デュボア
「2台のピアノのためのディベルティメント」

2006年3月21日 <エレガンス・パリ> <THE TASTE OF PARISIAN ELEGANCE>
ペトリーニ
二重奏曲第2番作品30

アダン(ボクサ編曲)
「ロンジュモーの御者」名曲集

ラバール:オーベールの「王冠のダイヤモンド」による二重奏曲

P.M.デュボワ
大道芸人の情景

G.ムニエ
Dark Dreaming Blues, Poeme pour l’aimee

タイユフェール
コラール変奏曲(世界初演)

2004年8月14日 <フランス音楽アラカルト>
{A La Carte of The French Music for Two Pianos}
カサドシュ
パリ解放の歌

トゥルニエ
4つの前奏曲

トーメ
無言歌集(飾らぬ告白/ウクライナの伝説/幻/月の光)

ボエルマン
対話的幻想曲

ルニエ
シャルランヌの松

シャミナード
3つの小品(アンダンテ/小スケルツォ/朝)

タイユフェール
「小舟が一艘ありました」

メル・ボニ
変奏曲


ちょっと辛口―タイユフェール回想録
ジェルメーヌ タイユフェール; フレデリック ロベール
春秋社

このアイテムの詳細を見る


私たちの過去の演奏会の記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ ダリウス・ミヨー

2010-04-23 02:34:36 | 日記
ブルーベックの師で六人組の一人ダリウス・ミヨー。
ピアノデュオ作品に取り組む方は「スカラムーシュ」を避けて通ることはできません。
しかし、それ以外にも2台ピアノ作品はたくさんあります。チェコのレイセク夫妻が演奏した「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲」は作品も演奏そのものも素晴らしいものです。

ダリウスとマドレーヌのミヨー夫妻


夫妻で連弾


私たちが取り上げたミヨー作品。

2004年9月4日
<欧州音楽紀行・晩夏に贈る名曲の花束>
<European Musical Promenade, Late Summer Concert> 
アレンスキー:カノン形式の組曲(第5組曲)
マルチヌー:チェコ舞曲第2番
カステルヌオーヴォ=テデスコ「デュオ・ピアニズム」
インファンテ:スペインの音楽,
ゴドフスキー:懐かしいウィーン
プーランク:エレジー
ミヨー:組曲「夢」
ローリー:組曲
トリンブル:序奏とエアー

2007年9月29日(土)
君が代は海を越えて
<NATIONAL ANTHEMS AND PATRIOTIC TUNES>
R.N.C.ボクサ 
アレクサンドル皇帝行進曲
カミーユ・サン=サーンス 英雄行進曲 作品34
ダリウス・ミヨー フランス組曲 作品248
アレクサンドル・グラズノフ 
第一次世界大戦の連合国の国歌によるパラフレーズ 作品96(ロシア、セルビア、モンテネグロ、フランス、イギリス、ベルギー、日本の国歌を含む)



ブラジルに滞在経験のあるミヨーはその作品にブラジル音楽の影響が色濃く出ています。
私たちの「ブラジル音楽紀行」のCD-rを聴いた方が「ミヨーの音楽を感じます」と感想をくださったこともあるほどです。また、吹奏楽をやってる方は2台ピアノ版の「フランス組曲」を聴いて「この曲知ってるよ」と一緒に口ずさんでいました。
作品数も多く、優れた弟子もたくさん輩出しました。

ダリウスを支えた賢妻として有名な夫人のマドレーヌさんは2008年1月にお亡くなりになりました。105歳の長寿を全うされました。その数年前、パリのタンスマン協会に私たちの友人が訪れたとき「マドレーヌ・ミヨーさんが近くにお住まいになっていて、今103歳だけど、お元気で昔のことをたくさん覚えていらっしゃるし、是非お会いになって」とミレイユ・タンスマン嬢に勧められたのですが予定が合わずお目にかかることはかないませんでした。お話を伺えなかったことが残念です。


スカラムーシュ~フランス近代ピアノ・デュオ作品集2【SHM-CD仕様】
ロバン=ボノー(ジャクリーヌ) ジョワ(ジュヌビエーブ)
ワーナーミュージック・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


私たちの過去の演奏会の記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ) 読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ youtube 300本 ルーセルとタイユフェール

2010-04-22 03:16:34 | 日記
今現在ブログを「2台ピアノ」で検索されて訪れた方にはこのページはあまり喜ばれない状況です。

常に変わらぬ姿勢で2台ピアノ、連弾ピアノに関わって行きたいと思います。

私たちの演奏会の音源をもとに映像を作りyoutubeにアップしています。
ようやく300本までたどり着きました。
ここまで作品を公開してもまだまだほんの一部でしかありません。
それだけ世界中には数え切れないほどの2台ピアノ作品が存在するのです。
1曲でも多く、たくさんの人に弾かれるようになって欲しいです。
http://www.youtube.com/pccpianoduo

ルーセルの映像を作りながらインドに行きたくなりました。
ご覧になられた方々も同じように感じてくだされば嬉しいです。
「喚起」は50分を超える作品です。間もなくライブCD-Rも販売します。
そちらでもお楽しみください。

アルベール・ルーセル
喚起 作品15 I : 洞窟に隠れた神々


アルベール・ルーセル
喚起 作品15 II : 薔薇色の街


アルベール・ルーセル
喚起 作品15 III : 聖なる河のほとりで


アルベール・ルーセル
春の祭によせて 作品22


300本目はタイユフェールの愛すべきこの作品を選びました。

ジェルメーヌ・タイユフェール
ファンダンゴ


何年も前にアップしている作品にも世界中の言葉でコメントがついたり、メッセージが途切れずに届きます。幸せな時代ですね。



タイユフェール:ピアノ作品集、室内楽作品集(2枚組)

Brilliant Classics

このアイテムの詳細を見る


過去の演奏会の記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ) 読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ ライネッケの午後

2010-04-21 13:46:33 | 日記
5月のコンサートが決まりました!

5月15日(土)
第119回 2台のピアノの午後 「ライネッケの午後~没後百年によせて~」

会場:月島ピアノアートサロン
地図:http://www.piano-art-salon.co.jp/map.html
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

ピアニスト 
益子 徹・西原 昌樹

ライネッケの午後
―没後百年によせて―

2010年は、カール・ライネッケの没後百年の記念年です。
ライネッケは、ドイツ音楽のよき伝統を継承しながら、重苦しさのない、
爽やかなロマンティシズムにあふれる名曲を数多く書き残しました。

私たちは、数年来、折にふれてライネッケの2台ピアノ作品を演奏してきました。
没後百年の記念年に開催する今回はライネッケの中期・後期作品に取り組むことと致しました。
名匠らしい円熟した筆致の光る、暖かく心なごむ音楽をお届け致します。

カール・ライネッケ
(1824-1910)

第一部

祝典序曲 作品148
クラインの劇「ゼノビア」の為の序曲 作品193
盛式序曲 作品223
(以上、全て作曲者による2台ピアノ版)

第二部

二重奏曲 変ロ長調 作品216a
2台のピアノの為の4つの小品 作品241

詳細はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

2台ピアノ デイブ・ブルーベック

2010-04-21 02:35:18 | 日記
アルゼンチンの音楽を紹介した記事に「早く紹介してくれ」と如く名前が出ていたデイブ・ブルーベック。「テイクファイブ」が世界中でヒットしてその名をとどろかせました。
クラシック一辺倒の方は「ジャズの人では?」と思われるかもしれませんがミリス・カレッジでダリウス・ミヨーに学んだ経歴の持ち主です。



「スカラムーシュ」他2台ピアノ作品を多数手掛けたミヨーに兄弟揃って学んだことでブルーベックも2台ピアノ作品を多数残しています。

私たちの演奏したブルーベック作品です。

2006年11月23日
アメリカン・クラシックス on two pianos
デイブ・ブルーベック フォー・バイ・フォー

2006年12月29日
TASTES OF JAZZ
デイブ・ブルーベック
POINTS ON JAZZ 2台ピアノ版
(ブルーベックのHPでこの曲のトルコ風ブルーロンドのカルテットでの演奏が聴けます)
http://www.davebrubeck.com/live/



2008年9月13日
クロス・オーバー・クラシックス
デイブ・ブルーベック
They all sang yankee doodle


どの曲も隠されたフレーズが突然姿をあらわしたりする工夫があちこちに仕掛けられています。あまりにも有名な大ヒット曲の持ち主の常ですが他の優れた作品群が話題に上らないのは師のミヨーと同様心中穏やかならぬものを抱えていたと思います。

ベスト・オブ・デイヴ・ブルーベック
デイブ・ブルーベック
ソニーレコード

このアイテムの詳細を見る


私たちの過去の演奏会の記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ ワーグナーの楽譜

2010-04-20 13:51:11 | 日記
出版社から4月22日発売の楽譜が届きました。



ワーグナー オペラ名曲集[2台ピアノ版]

ヤマハミュージックメディア

このアイテムの詳細を見る


楽譜解説の為に実際に演奏もしましたし、楽語解説も付いています。
書店・楽譜屋さんで見かけたら、是非手にとってご覧ください。
また、実際に演奏していただけると嬉しいです。

これで、4冊目の楽譜出版です。
国内・海外の音楽仲間も自分のことのように喜んでくれています。

過去の演奏会の記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ アルゼンチン

2010-04-19 01:46:12 | 日記
南北アメリカ大陸は2台ピアノ作品の宝庫です。
有名なピアノデュオも数多く存在します。現在でも有名無名、クラシックやジャズのジャンルを超えて日々さまざまな作曲家の手による新しい作品が生み出されているのです。
私たちの元にも「私の作品を演奏してほしい」とメールがアメリカだけではありませんが、時折舞い込みます。

私たちも受け身にならないよう日常的に可能な限りネットで検索をして、目と耳と心を澄ませて新しい情報を逃さないようにしています。

今日はアルゼンチンの作品をご紹介。

アルゼンチンはアルゲリッチと言う当代一有名な女性ピアニストを生んだ国です。私たちも彼女が来日して開催した2台ピアノと連弾作品のコンサートにはもちろん足を運んで来ました。アルゲリッチが舞台に現れたときの、まるでアイドル歌手を迎えるような観客の熱狂ぶりが忘れられません。彼女も母国アルゼンチンではちゃんとグアスタビーノの2台ピアノ作品を演奏しています。

そして、アルゼンチンと言えばタンゴ。かのボルヘスも「ブエノスアイレスの夕暮れと夜がなかったらタンゴは生れないだろうし、その空にはタンゴのプラトン的なイデアが、その普遍的形体が我々アルゼンチン人を待ち受けている」(『エバリスト・カリエゴ』岸本静江訳)と書きました。そして、そのボルヘスの詩に曲を書いたのがピアソラ。説明は不要でしょう。

ピアソラの作品を2台ピアノに編曲した作曲家・ピアニストにピアソラ楽団の一員パブロ・シーグレルがいます。



2008年9月13日
2台のピアノの午後
「クロス・オーバー・クラシック」

ローラント・バティック
バガテル
ファンタジー

ジョージ&アイラ・ガーシュウイン(トーマス・オボー・リー編曲)
“HE LOVES AND SHE LOVES”

デイブ・ブルーベック
“THEY ALL SANG YANKEE DOODLE”

アストル・ピアソラ(パブロ・シーグレル編曲)
べラノ・ポルテーニョ(ブエノスアイレスの夏)
フーガと神秘
天使のミロンガ

ホセ・ブラガード
グアラニアとガローパ・パラグアージャ
ミンビ・レチア・エ
パラグアイ--ヤシ・レタ

ライブCDはこちらで購入できます。
http://6814.teacup.com/pccpiano/shop/01_01_07/0064/

イタリア移民のブラガート






2006年12月29日
TATSTES OF JAZZ ON TWO PIANOS

デイブ・ブルーベック
ポインツ・オン・ジャズ
プレリュード~スケルツォ~ブルース~フーガ~ラグ~コラール~ワルツ~トルコ風ブルーロンド

ヴァーノン・デューク
パリの四月

フランク・レッサー
外は寒いよ

アーヴィング・バーリン
プレイ・ア・シンプル・メロディ
ジャック・エリオット
サムズ・ソング

アーヴィング・バーリン
ユア・ジャスト・イン・ラブ

パブロ・シーグレル
エレガンテ・カニェンギート
サンドゥンガ
マリア・シティ
ミロンゲータ

ライブCDはこちらで購入できます。
http://6814.teacup.com/pccpiano/shop/01_01_03/0024/



カルロス・ロペス=ブチャルド、ヒナステラ、フェデリコ・ロンガスなどの作曲家も有名です。


アストル・ピアソラ作品集
パブロ・シーグレル
ソニーレコード

このアイテムの詳細を見る


過去の演奏会の記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)の読み物連載ページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ メンデルスゾーン ソナタの午後 

2010-04-18 17:24:49 | 日記
第118回 2台ピアノの午後
メンデルスゾーン ソナタの午後
無事、終了いたしました。





<プログラム>より

     第 一 部

1. フェリックス・メンデルスゾーン
FELIX MENDELSSOHN BARTHOLDY [1809-47]

6つのオルガン・ソナタ 作品65
(イシドール・フィリップ編曲 2台ピアノ版)

SIX ORGAN SONATAS OP. 65
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY ISIDOR PHILIPP)

オルガン・ソナタ 第1番 ヘ短調  
ORGAN SONATA NO.1 IN F MINOR

I. ALLEGRO MODERATO E SERIOSO
II. ADAGIO
III. ANDANTE RECITATIVO – ALLEGRO ASSAI VIVACE

オルガン・ソナタ 第2番 ハ短調
ORGAN SONATA NO.2 IN C MINOR

I. GRAVE – ADAGIO
II. ALLEGRO MAESTOSO E VIVACE
III. FUGA : ALLEGRO MODERATO

オルガン・ソナタ 第3番 イ長調
ORGAN SONATA NO.3 IN A MAJOR

I. CON MOTO MAESTOSO
II. ANDANTE TRANQUILLO

このコンサートでは,メンデルスゾーン晩年の名作「6つのオルガン・ソナタ」全曲を,2台ピアノ版にてお届け致します.ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(大バッハの長男)の高弟であった大叔母や,バッハの音楽に通暁した師匠カール・フリードリヒ・ツェルターらの影響のもと,メンデルスゾーンは少年時代からバッハの音楽に親しみました.1829年には,バッハの死後,演奏の途絶えていたマタイ受難曲の復活上演を実現させ,以降のバッハ復興,再評価の先駆となりました.1840年代にイギリスの出版社によるバッハ作品の出版の監修を引き受けた折,メンデルスゾーン自身のオルガン作品も出版されることとなり,1844年に3つのソナタを,翌45年にさらに3つのソナタを作曲,「6つのオルガン・ソナタ」(作品65)として発表されました.作曲者自身,6曲を分離して扱われることを好まず,一連のソナタ集として扱われるよう望んだということです.第1,3,6番で,バッハの好んだルター派のコラールが引用されているほか,高度に洗練されたフーガが随所に盛り込まれるなど,メンデルスゾーンのバッハへの敬愛の念が見事に結実し,バッハ作品に匹敵する高潔な美しさを湛えています.



       第 二 部

2. フェリックス・メンデルスゾーン
FELIX MENDELSSOHN BARTHOLDY

6つのオルガン・ソナタ 作品65
(イシドール・フィリップ編曲 2台ピアノ版)

SIX ORGAN SONATAS OP. 65
(ARRANGED FOR TWO PIANOS BY ISIDOR PHILIPP)

オルガン・ソナタ 第4番 変ロ長調
ORGAN SONATA NO.4 IN B FLAT MAJOR

I. ALLEGRO CON BRIO
II. ANDANTE RELIGIOSO
III. ALLEGRETTO
IV. ALLEGRO MAESTOSO E VIVACE

オルガン・ソナタ 第5番 ニ長調  
ORGAN SONATA NO.5 IN D MAJOR

I. ANDANTE
II. ANDANTE CON MOTO
III. ALLEGRO MAESTOSO

オルガン・ソナタ 第6番 ニ短調
ORGAN SONATA NO.6 IN D MINOR

I. CHORALE AND VARIATIONS
II. FUGA
III. FINALE : ANDANTE

充実した内容を具えたソナタ全6曲を卓越した手腕で2台ピアノ用に編曲したのは,フランスのピアニスト,作曲家,教育者,楽譜校訂者として活躍したイシドール・フィリップです.フィリップは,ハンガリーの首都ブダペストに生まれ,少年時代にパリに移住,パリ音楽院でショパンの弟子ジョルジュ・マティアスに師事したほか,サン=サーンス,スティーヴン・ヘラー,テオドール・リテールといった当時の名匠にも学びました.サン=サーンス,フォーレ,ヴィドールらと懇意であったフィリップは,音楽院の同窓であったドビュッシーとも親しく,ピアノ曲の記譜法についてドビュッシーから助言を求められることもたびたびであったということです.パリ音楽院ピアノ科教授に就任したフィリップは,長きにわたり後進の育成に尽力しました.フィリップのクラスは同校でも歴代屈指の名門の一つに数えられ,幾多の逸材を輩出しました.門下生には,シュヴァイツァー,コープランド,チェレプニン,ジャン・フランセ,モンポウ,ジャンヌ=マリー・ダルレ,ニキタ・マガロフ,アンリエット・ピュイグ=ロジェらが名を連ねています.フィリップは90歳を過ぎても第一線で活発な演奏活動を続けました.ピアノデュオに寄せる愛着は特に深く,多くの作編曲を手がけ,友人や弟子たちと組んで頻繁に2台ピアノの演奏を行いました.


過去のコンサートの記録はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/

2台ピアノ メンデルスゾーン ソナタの午後

2010-04-17 01:52:08 | 日記
春の雪です。寒いですね。

18日の日曜日のコンサートの詳細です。
ご都合のよい方は是非足をお運びください。

4月18日(日)
第118回 2台のピアノの午後 
メンデルスゾーン ソナタの午後

会場:月島ピアノアートサロン
開場 14:15 開演 14:30
入場料 大人 2000円 小学生以下 500円

ピアニスト 
益子 徹・西原 昌樹

メンデルスゾーン ソナタの午後について

メンデルスゾーンのオルガン・ソナタは、大バッハへの敬愛を込めて書かれた晩年の名作として知られています。
高潔なロマンティシズムに彩られた全6曲を2台ピアノ版でお届け致します。

編曲者のイシドール・フィリップは、ピアニスト、作曲家、教育者、楽譜校訂者として活躍した人で,サン=サーンスやドビュッシーとも親交がありました。
フィリップの門下からは、シュバイツァー、コープランド、チェレプニン、ジャン・フランセ、アンリエット・ピュイグ=ロジェなどの逸材が輩出しました。  

メンデルスゾーン
6つのオルガン・ソナタ 作品65
2台ピアノ版 (全曲編曲 イシドール・フィリップ)

詳細はHPをご覧ください。
http://www16.ocn.ne.jp/~pccpiano/

社団法人 全日本ピアノ指導者協会 読み物連載のページ
http://www.piano.or.jp/report/01cmp/pcc_duo/ 

ワーグナーの楽譜 オペラ名曲集 2台ピアノ版

2010-04-16 03:32:53 | 日記
4月22日にヤマハミュージックメディアさんからワーグナーの作品をマックス・レーガーが2台ピアノに編曲したオペラ名曲集の楽譜が発売されます。(発行 プリズム社)

ピアニストによる解説執筆のために実際に全作品を演奏しましたが、オペラの魅力を損なわない素晴らしい編曲です。
店頭で是非手にとってご覧ください。

ヤマハミュージックメディアさんのページ
http://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GXS01085548

ワーグナー オペラ名曲集[2台ピアノ版]

ヤマハミュージックメディア

このアイテムの詳細を見る